「裸足の友達」から「芸・体・能」まで…マイナー種目にハマったバラエティ番組

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写真=SBS
最近、バラエティ番組がマイナー種目に対して続けざまに関心を見せ、歓迎を受けている。

まず、SBS「ニュー!日曜日は楽しい-裸足の友達」(以下「裸足の友達」)は、6週間分の放送をマイナー種目であるダイビングに割り当てた。出演者たちが水と高所への恐怖を乗り越えながらダイビングを成功させていく様子は大きな感動を与え、「裸足の友達」のレギュラーメンバーとアイドルグループによるダイビング対決は感動だけでなく、面白さと笑いさえも提供した。

ダイビング特集の最後の放送で「裸足の友達」メンバーたちはそれまでの厳しい訓練を終え、第1回「金泉(キムチョン)国際マスターズダイビング大会」に参加し、実力を披露した。マイナー種目であるダイビングの魅力を十分に生かし、マイナー種目と地域社会の連携の可能性も見い出した素晴らしい特集だった。

写真=KBS
7月14日に韓国で放送されたKBS 2TV「出発!ドリームチーム」では、芸能人とダイビング選手たちがそれぞれパートナーとなり、チーム対決でシンクロナイズド・ダイビングに挑んだ。

ダイビング直前のパフォーマンスに対する芸術性もスコアに含まれるこの対決では、出演陣たちが音楽に合わせて色んなダンスなどを披露し、笑いを誘った。特に、アイドルグループ100%のサンフンは、パートナーのイム・ジュヨン選手と共にTrouble Makerのパフォーマンスで、パートナーを腕と背中に載せた状態で一緒に入水する高難度のダイビングを披露して視聴者を驚かせ、シンクロナイズド・ダイビングの醍醐味を遺憾なく見せつけた放送だった。

「出発!ドリームチーム」は、これまでにも卓球やアーチェリーなどのマイナー種目の特集を何度か組んで披露してきた。青少年が憧れるアイドルスターたちが額に汗しながら訓練し、健全な競争を繰り広げる姿を見せることで、アスリートの卵たちに夢を与えているのだ。

マイナー種目にスポットを当てているバラエティ番組がもう一つある。それは、KBS「ホドン&チャンミンの芸・体・能~めざせ!ご当地スポーツ王~芸体能」(以下「ホドン&チャンミンの芸・体・能」)だ。放送開始から、卓球、ボウリング、そして最近はバドミントン対決を繰り広げる姿が披露されている。

芸能人の出演者たちが、同好会チームと対決しながら生活・体育の伝道師としての役割を果たすだけでなく、視聴者と疎通し、また予想よりも遥かに興味をそそる対決の様子は、大いに面白くなっている。今後もさらなるマイナー種目への再発見が期待できる番組だ。

写真=KBS

バラエティによるマイナー種目の活性化への期待

バラエティ番組でマイナー種目を取り扱うのは、有意義なことだ。バラエティ番組としての面白さを提供するだけでなく、色んなスポーツのすそ野の拡大に大いに役立ち、苦労しながら訓練しているはずのマイナー種目の選手たちにもう一度光を当て、力を加えるものと思われる。

しかし、まださらなる関心と後援が必要だ。マイナー種目だったフィギュアスケートで、キム・ヨナ選手のような世界的スターが生まれてもフィギュア専用のリンク一つ立てられないのが現実だからだ。

ふと、2年前に放送されたMBC「無限に挑戦」の「ボート特集」が思い浮かぶ。放送当時、ボートの隠れたエンターテインメント要素を披露し、多くの興味と関心を集めたが、今はまた停滞しているようで残念な気持ちを拭えない。

このようなマイナー種目への関心が、単発性で終わるのではなく、続くことを期待したい。バラエティ番組が視聴者に及ぼす影響は、膨大なものだ。従って、バラエティ番組がマイナー種目の活性化と底辺の拡大に持続的に力を加えることを期待している。

記者 : ユン・ジョンノ