「チョンウチ」チョン・ウチはどこ? ― Best or Worst

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ストーリー

みんなが何かを追っている。ヘリョン(ペク・ジンヒ)は傷跡がないチョン・ウチ(イ・チ:チャ・テヒョン)を実の兄ではないかと疑い裏調査を依頼し、宦官ソチル(イ・ジェヨン)一行は、巻き物とマ・スク(キム・ガプス)を探しながらもチョン・ウチが巻き物を盗んだ犯人ではないかと思いチョン・ウチの後を追う。マ・スクは病んでいるムヨン(AFTERSCHOOL ユイ)を利用して、ホン・ギルドンが隠した宝の位置を把握する。しかし、ガンニム(イ・ヒジュン)はそんなムヨンを守ることができなくて苦しむ。結局、ガンニムは死んだと思ったチョン・ウチにムヨンを奪われてしまう。

Best or Worst

Worst:「チョンウチ」の問題点は、遅い展開ではない。主人公の感情を表現できないまま70分余りを満たした中身こそ、ドラマをドロ沼に陥らせた原因だ。チョン・ウチは、マ・スクとガンニムが宝を、ソチルとソ・チャンフィ(ホン・ジョンヒョン)がマ・スクを探す間、初回から続けてきた単純な捜査だけを繰り返したり、時々道術を使って事件を探るだけだった。そして、すべての登場人物の行動を無理やり説明することに多くの時間を費やした。またチョン・ウチが反撃を試みた場面は「マ・スクが巻き物を盗んだのか?ドゥンゲ(シン・スンファン)はどこにいるのだ?」のように独り言をつぶやきながら推理する方式も過度に圧縮したシーンだった。ガンニムには除去対象であって、ソチルとソ・チャンフィにとって巻き物を盗んだ容疑者であるチョン・ウチは、すべての事件の中心にいる。だが、なかなか劇を引っ張って行くチャンスが回ってこない。この過程でチョン・ウチの欲望と感情がだんだん薄れていくのは当たり前のことだ。そんな理由で、再び出会ったムヨンのことを切なる思いで探していたチョン・ウチの声は何の波動もなく、ムヨンを脱出させる場面も爆発的な効果はなかった。一刻も早くチョン・ウチにマ・スクの黒い考えとソ・チャンフィの不安な目つきを見守ること以外に劇の主導権を取り、感情を吹き込む必要がある。

仲間たちとおしゃべりするポイント

― どう考えても一人できない時は(簡単ではないだろうが)呪文を覚えよう。オドイルグァンジ!!!
― 他の人の才能を奪いたい時は(鳥肌がたつけど)叫ぼう。ネハップアシン!!!
― 誰かを操りたいのなら(覚えにくいが)“ガプス翁”を真似してみよう。ヨクサチョンジョパチョンウンジジオクトジュ、ヨルサチョンジョパチョンウンジジオクトジュ、ヨルサチョンウンジジオクトジュ……

記者 : ハン・ヨウル、翻訳 : チェ・ユンジョン