「ファントム」ソ・ジソブ“ドラマを見たら悪質な書き込みはできなくなるだろう”

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SBS新水木ドラマ「ファントム」の制作発表会

ツイート約9万8千件、ブログ記事約1千500件、電子メール約1億6千600万件、YouTube動画アップロード約600件、グーグル検索約69万4千445件。

この全てが、サイバー世界で1分の間に起こることだ。ドラマ「ファントム」は、モニターの裏に存在する、現実とはまた違う世界についての物語である。ある女優がTwitterに遺書を掲載して自殺する事件からストーリーは始まる。

SBSドラマ「ファントム」(キム・ヒョンシク&パク・シンウ演出、キム・ウニ脚本)の制作発表会が開かれた22日午後、木洞(モクトン)のSBS社屋にキム・ヒョンシク監督とソ・ジソブ、イ・ヨニ、クァク・ドウォン、オム・ギジュン、ソン・ハユン、チェ・ダニエルなどの俳優が集まった。キム・ヒョンシク監督は「ネット空間では、IDでだけ存在しているので、モニターの裏の実体はもしかすると“幽霊”のような存在かも知れないという考え方から企画した」とし「サイバー世界を取り扱うと言うと難しいドラマだと思われがちだが、ネット上でだけ繰り広げられる物語ではない」と説明した。


「この作品を観て、SNSを良い方向で活用して欲しい」

「ファントム」について、俳優たちが打ち明けることが出来る部分は、あまりなかった。どんでん返しが隠されているためだ。特に、先に公開された映像では、ハッカーであることを隠す記者のパク・ギヨン(チェ・ダニエル)と、彼の友達で「ファントム」の主人公であるサイバー捜査隊1チーム長キム・ウヒョン(ソ・ジソブ)の間に、秘密が潜んでいるかのようにも見えた。友情出演するチェ・ダニエルは、第1話と第2話に集中的に出演する。

初めて刑事役に挑戦するソ・ジソブのアクションシーンも目にすることが出来た。サイバー捜査隊の警察ではあるが、ネット上でだけでなくリアルにまでつながる事件を解決しなければならないためだ。ドラマでキム・ウヒョンは、友達をいじめて自殺に追い込んだ加害者生徒たちの削除されたSMS記録や、妻を殺害した教授と不倫相手の電子メール記録を基に犯罪者を追う。

「個人的には、SNSをやらない」というソ・ジソブは、ネットとSNSに対して「明らかに長短があるので、良い方向で活用して欲しい」という立場を示した。ネット上のアクプル(悪質な書き込み)を見ても「特に傷つかず、おかしい気がする」という彼は「このドラマを観たら、簡単にアクプルは書き込めなくなるだろう」と笑った。

何よりも「『幽霊』が難しいドラマと思われることが心配」というソ・ジソブは「誰が観ても理解しやすいように作られている」と強調した。

「ファントム」はインターネット及びSNSの波及力に対する警告を盛り込んだサイバー刑事物で、昨年、国立科学捜査院を背景にしたドラマ「サイン」を書いたキム・ウニ脚本家が執筆した。30日(水)夜9時55分、韓国で初放送される。

記者 : イ・ジョンミン、イ・ヒョンジン