「ファントム」最終回、ソ・ジソブ&オム・ギジュンが見せた衝撃の“ラスト5分”

OSEN |

※この記事にはドラマ「ファントム」の結末に関する内容が含まれています。
俳優のソ・ジソブとオム・ギジュンが出演したSBS水木ドラマ「ファントム」の最終話ラスト5分が、人々に背筋のゾクッとする戦慄を感じさせた。

韓国で9日午後に放送された「ファントム」の最終話では、チョ・ヒョンミン(オム・ギジュン)の悪行の全貌に気付いたパク・ギヨン(キム・ウヒョン:ソ・ジソブ)がチョ・ヒョンミンを訪ね、最後に事実を確認する内容が描かれた。

チョ・ヒョンミンの家に前もって隠れていたパク・ギヨンは平然とチョ・ヒョンミンを迎え、余裕のある表情で自身が思うシン・ヒョジョン(イ・ソム)の死と関連する仮説をじっくり話した。パク・ギヨンの推理は当たった。偶然にチョ・ヒョンミンの犯行現場を動画で撮ったシン・ヒョジョンが、動画を警察に渡す前に彼に自首を勧めたが、チョ・ヒョンミンは彼女を窓から突き落として殺害した後、自殺に見せかけたのだ。

だが、当時シン・ヒョジョンはチョ・ヒョンミンの子どもを妊娠していた。これを知らなかったチョ・ヒョンミンは、パク・ギヨンが渡したシン・ヒョジョンの携帯にある胎児の写真を見て混乱し、結局彼女と同様に窓から飛び降り、悲劇的な最後を迎えた。

二人が最後に対話するシーンを見ていた視聴者たちは息を凝らした。それぞれパク・ギヨンとチョ・ヒョンミンを演じたソ・ジソブとオム・ギジュンは、特別なアクションや過剰な感情表現なしに台詞や微妙な表情変化だけで息を飲ませる緊張感を作り出した。

オム・ギジュンは、殺した彼女が実は自分の子を妊娠していた事実を知ることになった“悪魔”チョ・ヒョンミンの悔恨を震える瞳一つで表現した。特に、このシーンにはありふれた涙や嗚咽などが登場せず、すぐに続いたオム・ギジュンの飛び降りはより大きなショックを与えた。

ソ・ジソブは、父の復讐のために怪物になってしまった一人の男を見ながら冷静ながらも複雑で微妙な感情になるパク・ギヨンの内面を察しがたい冷たい目つきでこなした。彼がチョ・ヒョンミンを見る視線には、憎しみと憐憫が共存していたが、彼の飛び降りを目撃したときは驚きと共に「もう全てが終わった」という安堵感もそこにあった。

放送直後に視聴者は各種のSNSで「対話しているだけなのに戦慄を感じだ」「二人は、ただ座っているだけで緊張感をかもし出す」「見ていながらずっと心臓が止まりそうだった」「チョ・ヒョンミンが自殺するとは思わなかった」「二人の目つきが頭から離れない」などの反応を見せながら熱狂した。

ソ・ジソブ、イ・ヨニ、クァク・ドウォン、オム・ギジュンらが出演した「ファントム」は、インターネットおよびSNSの波及への警告を内容とするサイバー捜査ドラマだ。2011年「サイン」で犯罪捜査ドラマブームを巻き起こしたキム・ウニ脚本家が執筆し、反転に反転を繰り返す展開で大きな話題を呼んだ。

「ファントム」の後続作品としては、高飛び金メダルリストのカン・テジュン(SHINee ミンホ)に会うために男子高校へと偽装転校した男装美少女ク・ジェヒ(f(x) ソルリ)の波乱万丈のストーリーを描いた恋愛ドラマの「花ざかりの君たちへ」が放送される。

記者 : キム・ナヨン