イ・ビョンホン、ソ・ジソブ…俳優たちはなぜ一人二役にチャレンジするのか?

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写真=MBC
一人二役にチャレンジする俳優が最近増えている。

4月から放送されるMBC新週末ドラマ「金よ出てこい☆コンコン」(仮題)に出演するハン・ジヘは、ジュエリーデザイナーを夢見る明るい性格のモンヒと、モンヒと同じ顔を持っている財閥の嫁ユナ役で一人二役にチャレンジする。

今年1月に放送されたKBS 2TVドラマスペシャル4部作「シリウス」のソ・ジュニョンは、殺人の前科を持つ双子の兄ト・ウンチャンと警察署の捜査課長である双子の弟ト・シヌを演じ、高い評価を受けた。

また、その子役を演じたZE:Aのヒョンシクも初めての正劇(シリアスで深みのある内容を扱った作品)演技にもかかわらず、一人二役で強い印象を残した。

昨年は、韓国で観客数1000万人を突破した映画「王になった男」で、イ・ビョンホンが光海とハソンの一人二役で抜群の演技力をアピールした。ドラマではSBS「ファントム」のソ・ジソブが、警察庁サイバー捜査1チーム長のキム・ウヒョンの仮面を被った希代のハッカーパク・ギヨン役を演じ、その年の演技大賞で最優秀演技賞を受賞した。

写真=KBS
一人二役は俳優にとって、演技力を迅速かつ確実に検証してもらうための手段の一つだと言われている。芸能界の関係者は「一人二役の演技は俳優に大きなプレッシャーを与えるが、その分得るものがある。演技をうまくすれば、視聴者や観客はもちろん、同僚俳優や関係者がその俳優を見る目が確実に変わる」と説明した。

しかし主人公が一人二役である作品の撮影は容易ではない。撮影も厳しく、普通の作品より長い時間がかかるためだ。また俳優がうまくこなせなかった場合は、作品と俳優に大きなマイナスになる。

この関係者は「違う風に演じたのに、人々が同じだと感じる場合は作品にマイナスになる。そのため、一人二役への挑戦はそれだけ慎重に行うべきだ」と指摘した。

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記者 : イ・ウイン