馬の死亡事故による議論から約1ヶ月…ドラマ「太宗イ・バンウォン」の放送が2月26日より再開

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写真=KBS
馬の死亡事故で動物虐待の疑惑が提起されたKBS 1TVのドラマ「太宗イ・バンウォン」に関して、KBSが「動物安全保障ガイドラインを新たに設けた」と伝えた。

2月9日、KBSは「『太宗イ・バンウォン』の撮影過程で発生した事故にKBSは責任を痛感しており、国民と視聴者の皆様に改めてお詫び申し上げます」と伝えた。

続けて「KBSはドラマをはじめとする番組制作の全般で、二度とこのような事故が発生しないよう、生命倫理と動物福祉に対する認識を改善し、出演する動物の安全を保障するための制作ガイドラインを新たに作成しました」とし「制作ガイドラインでは、出演する動物を保護するための基本原則や、撮影前の準備段階と撮影段階で守らなければならない規則を明記しました。ドラマ撮影の時に、動物ごとに制作陣が留意すべき細かい注意事項も作成しました」と説明した。

さらに「KBSは本日発表する制作ガイドラインを制作現場で徹底して守り、政府および関連動物保護団体との協力を通じて映像産業の全般で動物福祉に対する認識改善を図り、動物を安全に撮影する制作環境が整うよう最善を尽くします」と強調し「国民の皆様の声援の中で5年ぶりに復活した大河ドラマ『太宗イ・バンウォン』は、出演俳優とスタッフ及び動物の安全な撮影を最優先にするよう制作システムを再整備しています。今回のことを機に視聴者の皆様により愛される出来の良い正統派時代劇をお見せできるよう努力します」と付け加えた。

また、26日からドラマの放送を再開することも発表された。KBSは「19日にこれまでの放送分をまとめたスペシャルを放送し、20日は冬季五輪の閉幕式の中継で放送はありません。26日より、13回から放送を正常に再開する予定です」と説明した。

これに先立って、動物自由連帯は最近、公式SNSを通じて「現在放送中のKBSの人気ドラマ『太宗イ・バンウォン』で、馬の安全を深刻に脅かすシーンが放送された」とし、「ドラマ撮影のために強制的に倒れる馬、彼らの安全と福祉が危ぶまれている」と題した声明書を発表した。

これと共に公開された映像の中には、ワイヤーに足が引っかかって地面に倒れ、頭部に激しい衝撃を受けたようになかなか起き上がれない馬の姿がそのまま収められている。馬に乗っていた俳優も、そのまま落馬する危険極まりない姿が撮られていた。また、その馬は撮影から数日後に死亡した。

これを受けて放送後、視聴者権益センターなどKBSの掲示板には、ドラマの廃止や関係者の懲戒を要求する視聴者の意見が掲載されるなど、非難が殺到した。

・馬の死亡事故で議論に…3週連続でドラマ「太宗イ・バンウォン」放送休止が決定

・ドラマ「太宗イ・バンウォン」動物虐待の議論うけ…KBSが再び謝罪“不幸な事故に責任を痛感”(全文)

記者 : ペ・ヒョジュ