BTS(防弾少年団)に迫る入隊の義務…兵役法の改正案は結局保留に

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写真=マイデイリー DB
韓国国会の国防委員会は25日、国益に大きく貢献した大衆文化芸術人の代替服務を認める兵役法改定案を審議したが、結論を下すことができなかった。

国防委員会の関係者は「与野党関係なく、賛否が分かれた」とし「今後、公聴会や懇談会などを開催する計画だ」と伝えた。

この日、会議で一部の委員は、BTS(防弾少年団)がもたらす膨大な経済的波及効果などに言及し、兵役特例の機会を与えるのが妥当だと主張した。しかし、兵役に敏感な国民世論を勘案して、さらなる議論が必要だという意見もあり、法案は棚上げ状態となった。

現行の兵役法では、韓国国内外の純粋芸術分野のコンテストと、五輪・アジア大会の上位入賞者などで規定した芸術・体育要員の編入対象に、大衆文化芸術人は含まれていない。

ただし、今年6月から施行された大衆文化芸術人の入隊延期制度に従って、文化勲章・褒章の受勲者は国益に大きく貢献した功労が認められ、文化体育観光部長官の推薦を受けると、30歳まで入隊を延期することができる。BTSの一番年上メンバーのジンは1992年生まれで入隊延期を申請することができるが、来年末までには入隊しなければならない状況だ。

国防部も事実上、反対意見を取った。国防部のプ・スンチャン報道官はこの日、定例会見で「芸術・体育要員の編入対象を拡大することは難しく、慎重になる必要がある」と述べた。

プ報道官は「人口急減など、状況の変数を勘案しないといけない。公平な兵役履行のため、社会的な合意も必要だ」と述べた。

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記者 : パク・ユンジン