SHINee、力強いパフォーマンスで新たなイメージを確立!待望される日本への再上陸 ― Vol.3

Kstyle |

2月22日、SHINeeが7thアルバム『Don't Call Me』で、約2年半ぶりにファンのもとへ帰ってきた。それを前にし「グローバルオンラインインタビュー会」でアルバムへの想いを口にしたメンバーたち。まずは、アルバム・タイトルにもなっている表題曲からチェック!


ダーク&力強いパフォーマンスで新たなイメージを確立

タイトル曲「Don't Call Me」はこれまでにないほどヒップホップ度が高く、自分を裏切った元カノを突っぱねる言葉には荒々しさがほとばしる。パフォーマンスは痺れるほどに格好よく、テミンが「強烈でダーク」と表現するほど。「新しいものをしなきゃと思っていましたし、これぐらいの変化がなければ、大きな音楽的な変化が際立たない」(キー)という想いが今回の変化を後押しする。

3月2日、日本テレビ系「スッキリ」に出演した際には、「今迄のSHINeeとはちょっと違う、ヒステリックな歌詞が印象的なダンス曲。足のダンスがポイントなので、そこも楽しんで下さい」とアピールしていた。注目すべきは足のダンスだけにあらず。曲のすべてが緊迫感に満ち、終盤、ピアノの音色が流れると(時には、テミンがそれを演奏し、クールなパフォーマンスに気品をプラスする!)、それ以降は、ヒップにしてゴージャスという、中盤までにはなかったSHINeeが立ち現れ、「Sherlock」以上のハイブリッド感に襲われる。



こうして、イメージを更新し続けてきた彼らが「僕らを型にハマった目線で定義するな」との想いを込め、NEW SHINeeを提示することに成功。オンユ、ミンホ、キーの3人は入隊中にため込んだエネルギーを爆発させ、テミンはソロ活動で培ったものをぶつける。テミンが「過去最大級」と呼ぶ振付けには、Red Velvetの「Psycho」やテミンのソロ曲「IDEA:理想」にも係わっていた17歳の新鋭女性ダンサー、ベイリー・ソクが関与してフレッシュな風を吹かせ、彼らは熟練の技で演じたのだった。


そのカムバックをアーティスト仲間も絶賛!

今回、一際目立ったのは他アーティストからのリアクション映像だった。公開前のPVを他のアーティストたちに見てもらい、その反応を撮影する「リアクション」というこの映像。動画投稿サイトにはファン発のリアクション動画が多数存在するが、アーティスト発信のそれはそうない。今回の企画に登場するアーティストも“リアクション動画初体験”者が多く、その分、“素”の反応が期待された。

上げた片足をキックするように揺らすサビのダンスに魅了されたのは歌姫のIUだ。「こんな強烈なコンセプトは久しぶり」と声を上げ、「WOW」を連発しながら、PVにのめり込んでいく彼女。サビの脚ダンスはすぐに気に入った様子で、「これ、いい! 私も真似できるかも?」と自分でも足を揺らす。テミンが「ミンホさんはセクシーなカリスマという感じ」と話し、オンユと共に「(ミンホの)エネルギーが本当にすごい」と続けると、IUも「ミンホさんのダンスがさらに上手くなったみたい」とベタ褒め。見終えた後も、「本当に格好いい」と拍手し、ダブルサムズアップでSHINeeを絶賛した。

先輩としてコメントするのは東方神起のユンホ! ビデオが始まるや否や、ビートに体を預け、後輩が登場する度に、モニター越しに、その名を呼びかける。開始早々、後輩想いの気持ちに癒される。そして映像が進むにつれ、「振り付けのセンスがいい、よく出来ている。特にサビの部分はキャッチ―でいい」としながら、「でも、難しそう。皆、大変だったと思う」と労う。ファッション面では「既存のファッションとは違うが、魅力があって、本当に面白い。特にキーは、彼だから着こなせるファッションが多かった」と解説し、個人パートではオンユに注目。本を叩きながら「君は耐えられないだろう」と歌うシーンでは「あ、ここいいね!」と話し、雨の中、歌う場面も「オンユの声がいいね!」と着目する。また、ミンホのレッド・ヘアはPVの空気感にマッチしているとし、見終えた後は「これは魅力的だ」と賞賛。「SHINeeがSHINeeだった」と賛辞を贈った。

同じ先輩チームからは、SUPER JUNIORのウニョクとシンドンも参戦。シンドンはまずキーのスタイリングに注目し、「君の愛、もう僕じゃない。消して、僕の愛、忘れて~」のパートで「声がいいね」と絶賛。ウニョクは「メロディもいい」と続ける。また、二人は「振り付けがきつそう」との意見で一致し、鑑賞後には「パフォーマンスが期待以上!」(シンドン)、「さすがSHINee。SHINeeがSHINeeした」(ウニョク)と称えた。

キーやテヨン(少女時代)も出演するtvN系「驚きの土曜日」チームは、キーを交えながらのリアクション撮影。出演陣があまりにイジるものだから、キーは「だから『僕がいない時にやりたい』って言ったでしょ」と今にも泣きそう。ミンホが「もう本当に遅いんだって~~」とラップするシーンでは、テヨンが「(セットが『ハリー・ポッター』の)ホグワーツみたい」と話し、彼の表情に「かなり怒ってる!」とビックリ! 最後は彼女もダブルサムズアップで絶賛した。

女性4人組のaespaはファン目線でPVに見入る。ビートが強まり、テミンが「深まった夜~」と歌えば、4人が「オ~~、格好いい」と声を揃え、キーの「Don't think about calling」には、全員で「call~~ing」とハモりのレスポンス。サビでは「WOW」と身体を揺らし、テミンのソロ・パートでは口々に「テミン先輩、本当に格好いいです。(その格好良さを表現するのに)言葉が必要でしょうか?」とウルウル。終盤、ピアノの演奏に合わせて歌うシーンには「映画みたい!」と激賞し、見終えた後は「とても格好いいし、服、髪の色、PVのカラートーンなど、スタイリングがとてもきれい。それぞれの歌の個性も表現できていた」と、アーティストとしてしっかりコメントしていた。

テミンが参加するSuperMのメンバーは後輩もしくはチームメイトとして参戦し、ノンストップで「ウォ~~」と歓声を上げる。EXOのベクヒョンは「SHINeeが得意なのは、やっぱり、こうしたインパクトのある歌」と話し、「Hip hop, Man, Come on, Man, Hip hop, Yeah Yeah」とガヤ。騒がしいほどに場を盛り上げるが、鑑賞後は冷静に「個人的にはSHINeeの力の入った感じが好き」とコメント。同じくEXOのカイが「兵役の空白期が感じられず、むしろ、もっとよくなった気がする」と話すと、全員が「そう、そう」と頷く。さらに「メンバーそれぞれにコンセプトがあるのもいい。ミンホさんの最初の登場シーンも格好良かった。ずっと聴きやすい歌をやってきて、また、それが出てくると思いきや、こうした強いコンセプトで、そこが良かった」と絶賛の嵐。そんな仲間にテミンは「ありがとう」と感謝した。

さらには本人たちもリアクション企画に登場。“主演俳優演じる副音声付きドラマ”といった感じで、エピソード・トークが満載だ。ここでスタジオの床がスリッピーだったと明かされるのだが、そんな状況下でもこのダンス‼ 舞台裏を知ると、SHINeeのすごさがもっと分かる。

他にも、ある電話番号にかけると彼らのメッセージを聞けたり、ファンが自分のメッセージを残したり、というアナログだけど斬新なARSプロモーションも展開。結果、発売当日、SHINeeは見事、世界45ヶ国のiTunesアルバムチャートで1位をゲット。フィジカルでも結果を残し、「フォトブック・バージョン」の枚数だけでも初週12万超を売り上げた。

並行し、tvN系「ビッドル企画」を始め、数々の歌謡番組ではパフォーマンスを披露。2月28日のSBS「人気歌謡」では、この日でMCを卒業するNCTのジェヒョンと掛け合うようなトークを展開し、3月3日のMBC「ショー・チャンピオン」では、チャンピオン・ソングに。翌4日のMnet「Mカウントダウン」で一位の座に輝くと、受賞後のコメントで、キーが「最近とても会いたくて、恋しい人がいます。彼の空席をまだ大きく感じます。本当に、本当に愛していると伝えたいです」と天にいるジョンヒョンへのメッセージを伝え、ファンの胸を打つ。さらに5日の「ミュージック・バンク」のエンディングにはリハーサル時から用意していたコミカルな演技を取り入れ、お茶目な姿も! パフォーマンスを終えると同時に、こっそり誰かに電話するキー。カメラがそれを抜くと、彼は「ヤバッ」と言った表情で止め、手袋のせいで右手の電話ポーズがとれないテミンをからかい……ソリッドにしてキュート、この振り幅の広さもまたSHINeeの魅力! 6日のMBC「ショー!音楽中心」で再び1位となり、SHINee旋風を吹かせている。

<g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g>
この投稿をInstagramで見る

SHINee KEY(@bumkeyk)がシェアした投稿




待望される日本への再上陸

SHINeeが出演したのは韓国の番組だけではなかった。2018年7月以来となる日本テレビ系「スッキリ」登場でお茶の間を賑わせた彼らは、3月末で番組を卒業する近藤春菜と水卜麻美アナウンサーに「お疲れさまでした。いつかまた一緒にお仕事できたらいいですね」と挨拶。優しい心配りが温かかった。また、出演前後は、Twitterで彼らに関するハッシュタグがトレンドの1、2位にランクインし、反響の大きさを物語っていた。

アルバムの話に戻れば、「Don't Call Me」だけでなく、話題曲がズラリと揃う。ファンキーなサウンドが耳に心地よく、宮本亞門も太鼓判を押すダンサー、竹中夢生が振付に参加した「Heart Attack」はお洒落な指使いに注目したい。そして「Marry You」はコラムの第一話でお話ししたようにデビュー曲のPart3と呼べるもの。メンバーの成長ぶりが実感出来るR&Bチューンだ。さらにはこの夏にぴったりの、ウキウキするような軽快チューン「I Really Want You」、ファンキー&シックな「Kiss Kiss」、ロマンチック&ポップな「Attention」など、ラブソングがいっぱい! 真夏の夜の浜辺で恋人と聞きたくなるレゲエ・ソング「Body Rhythm」はライブ会場を横に揺らすこと必至なキラーチューンで、ここにも彼らの新たな貌を見る。

全員がメインボーカルでメインダンサー、そんなSHINeeは健在だった。しかも新曲はSHINee史上最大の興奮を呼び、後輩アイドルに大きな刺激を与えた。彼らはこれからもK-POPをリードし続けるだろう。と同時に、彼らはK-POPというカテゴライズを超越する。「Ring Ding Dong」など、SHINeeがK-POPの王道を行ったのはごくレアケースで、K-POPのメインストリームに左右されることなく、自分たちの道を切り開いてきたのだから。「SHINeeがSHINeeだった」(ユンホ)、「SHINeeがSHINeeをした」(ウニョク)、「SHINeeがすることがSHINee化すること」(キー)……いずれの言葉も、SHINeeがジャンルやカテゴライズに捕らわれず、SHINeeの存在そのものが一つのジャンルになっていることを表現している。これからもSHINeeだけがSHINeeを超えていくのだ。

3月19日、日本でもアルバム『Don't Call Me』が発売される。今後、きっと彼らは再び日本でも活動してくれるだろう。彼らの生ライブを見られる日を心待ちにしたい。そして、その暁には、近藤春菜直伝、「SHINeeです、支配人です、副支配人です、料理長です」の挨拶も是非!

SHINee、世界も認めた彼らが帰ってきた!鮮烈デビューと13年に及ぶファンへの愛 ― Vol.1

SHINeeが創り上げたアイデンティティ…走り続ける彼らの魅力を紐解く5曲 ― Vol.2

ライター:きむ・たく

■リリース情報
7th Full Album『Don't Call Me』
¥2,400+税

UNIVERSAL MUSIC STORE
https://store.universal-music.co.jp/artist/shinee/

【FAKE REALITY Ver.】
フォトブック(88p) FAKE REALITY Ver.
<付属品>
・折り畳みポスター:4種の中でランダム1種 封入(バージョン共通)
・折り畳み歌詞:バージョン別 1種(FAKE REALITY Ver.)
・ポストカード:2種の中でランダム1種 封入(FAKE REALITY Ver.)
・フォトカード:4種の中でランダム1種 封入(FAKE REALITY Ver.)
・バージョン別特典テレフォンカード(FAKE REALITY Ver.):5種の中でランダム1種 封入
+外付けポスター(FAKE REALITY Ver./ 920*610)

【REALITY Ver.】
フォトブック(88p) REALITY Ver.
<付属品>
・折り畳みポスター:4種の中でランダム1種 封入(バージョン共通)
・折り畳み歌詞:バージョン別 1種(REALITY Ver.)
・ポストカード:2種の中でランダム1種 封入(REALITY Ver.)
・フォトカード:4種の中でランダム1種 封入(REALITY Ver.)
・バージョン別特典フィルムトレイ(REALITY Ver.):5種の中でランダム1種 封入
+ 外付けポスター(REALITY Ver. / 920*610)

記者 : Kstyle編集部