活動を再開するB.A.P、傷ついた分だけ成長するか

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写真=TVレポート DB
グループB.A.Pがついに所属事務所に戻った。今日までの間に変わった音楽界と成長した他の歌手たち。B.A.Pの1年間の空白……音楽でそのもったいなさを慰めるときだ。

3日、TSエンターテインメント(TS)は「弊社は2014年11月26日、問題発生直後から当案件を最優先とし、B.A.Pが弊社に持っている誤解を解くために最善の努力を尽くしてきました。弊社の絶えない会話の試みと真心を込めた努力の末、お互いの信頼を取り戻し、B.A.Pは2015年8月1日に弊社に復帰致しました」と明かした。B.A.Pと所属事務所の紛争は昨年11月に始まった。B.A.Pは当時、所属事務所を相手に専属契約無効確認および精算金返還請求訴訟を申し立て、活動を暫定的に中断した。しかし、結局B.A.Pが所属事務所に復帰し、紛争はハプニングで一段落した。

B.A.Pが最後に活動したのは昨年10月だ。所属事務所側によるとB.A.Pは休みをとりたいという意思を明かし、その意思を尊重して南米ツアーと日本ツアーなどすべてのスケジュールをキャンセルし、メンバーに長期間の休暇を与えた。その後、B.A.Pは休みをとり、時々SNSを通してファンとコミュニケーションを取った。

2012年にデビューしたB.A.Pの存在感は、他のグループの間でも特別なものだった。ヒップホップから感性的な音楽まで、様々なジャンルをこなし、リーダーのバン・ヨングクは作曲の実力まで備え、音楽性を見せ付けた。また、B.A.Pは海外でも目覚しい活躍を見せた。1stアルバム「First Sensibility」のタイトル曲「1004(Angel)」で3月にドイツK-POPチャート(German's K-pop Charts)」ランクインと同時にトップとなり、2013年3月にチャートに1位で進入した「ONE SHOT」は4ヶ月連続1位を記録し、約1年間TOP3の座を守ったこともある。

B.A.Pが空白期間なく活動を続けていれば、きっとこれより良い成果を挙げ、自分たちの位置をしっかり固めたはずだ。しかし、B.A.Pは重要な時期、所属事務所との葛藤に時間を費やしてしまった。そして、その間に他のアイドルグループたちが精力的な活動でファンダム(特定ファンの集まり)を強化させ、成長した。特に、アイドルメンバーたちは各種バラエティ、ドラマ、映画など様々な分野で活躍し、それによってグループの認知度が上昇したりもした。

デビューのときから音楽性が認められたきたB.A.P、彼らが失った時間は確かにもったいなく感じられる。しかし、むしろメンバーにとって初心を取り戻すきっかけになったりもした。また、まだB.A.Pのことを応援し、待ってくれるファンが多い。危機が時としてチャンスになるとも言う。今まで待ってくれた所属事務所に帰ったB.A.P。今回の経験をターニングポイントとし、さらに成長した姿を見せてくれることを期待してみる。

記者 : キム・ガヨン