“セウォル号の犠牲者”女子高生の故キム・シヨンさん、日本でも話題を集めた生前の自作曲MVが公開
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写真=YouTube
旅客船セウォル号の沈没事故でこの世を去った檀園(タンウォン)高校2年3組の故キム・シヨンさんの歌のミュージックビデオが、ソチョンギャラリーのチャン・ヨンスン代表と作曲家ユン・イルサンの協力で制作され、注目を集めている。チャン・ヨンスン代表は26日、Twitterに「檀園高校の故キム・シヨンちゃんの歌『おい、この豚ちゃん』が、音源の発売開始から1時間で音楽配信ランキングで51位となった」と書き込んだ。
公開されたミュージックビデオは、故キム・シヨンさんの歌声だけを取り出し、そこに新しく編曲された伴奏を添えて制作された。
チャン・ヨンスン代表は同ミュージックビデオについて「空から降ってきたセウォル号事件の被害者の子供たちを代表する霊的存在が、この世の人々を慰め、友人との友情、懐かしい気持ちを表現する内容だ」と伝えた。
また「キム・シヨンさんのように才能があって生き生きとした若い子たちが元気に生きて、その夢を叶えることができたら、この社会はもっと良くなっていただろうと思うと、心が痛い」と付け加えた。
「おい、この豚ちゃん」を企画したチャン・ヨンスン代表は7月頃、故キム・シヨンさんが生前にスマートフォンで撮影した映像を見て、アルバムを出すことを決めたという。
「おい、この豚ちゃん」の音楽配信の収益全額は珍島(チンド)彭木(ペンモク)港にいるセウォル号事件の失踪者家族の後援に使われる予定だ。同曲は最近、日本のTV番組でも取り上げられるなど話題を集めた。
記者 : チョ・ジュニョン