チャン・ジン監督がアクションに対するチャ・スンウォンの執念を見て「逃げたかった」と吐露した。

12日午前、ソウル広津(クァンジン)区ロッテシネマ建大入口(コンデイック)店でアクションノワール映画「ハイヒールの男」(監督：チャン・ジン、制作：チャンチャ)の制作報告会が開かれた。

チャン・ジン監督は「初めてアクションシーンを撮影した日、チャ・スンウォンの執念を見て逃げたかった」と告白した。

彼は「撮影に入る前にチャ・スンウォンと一緒に『あきれるほど撮ってみよう』と話したけど、本当にあきれる時まで繰り返した。酷かった」とし「雨の日、傘を差したジウクがアクションをするシーンだった。僕にはよかったけど、チャ・スンウォンはインパクトがないと言いながら気に食わない様子を見せた。チャ・スンウォンのアクションシーンは本人が70％以上満足できないと繰り返して撮影した」と説明した。

続いて「僕は一つの作品を30～40回にわたって撮影する監督なのに、『ハイヒールの男』は一つのシーンを4回撮影した。そんなことに慣れておらず、撮っている瞬間には『チャ・スンウォン、あの人との契約を破棄したらいけないのか？』と思うほどだった。ところが出来上がったものを見てその質感が異なると思った。本当に粘り強くアクションシーンを撮った」と付け加えた。

「ハイヒールの男」は誰にも言えなかった自分の本当の姿を見つけることを決心した瞬間、致命的な事件に巻き込まれるようになった捜査1課の刑事ジウクの取り返しのつかない運命を描いた映画だ。「ロマンチックヘブン」「クイズ王」「グッドモーニング・プレジデント」を手がけたチャン・ジン監督がメガホンを取った。韓国で6月に公開される予定だ。