MBLAQ イ・ジュン、演技からバラエティまで…イメージを打ち破り続けるアイドル

OSEN |

ボーイズグループMBLAQのメンバーで俳優としても活動中のイ・ジュン。彼はアイドル、あるいは“演技アイドル”として特別なキャリアを積んできた。最近では歌と演技を両立する歌手たちも多いが、その中でもイ・ジュンは作品(キャラクター)を選択する幅が非常に広い。さらに、バラエティでも躊躇することなく自身のイメージを打ち破り、笑いを誘う術を知っている。

イ・ジュンはかつて映画「ニンジャ・アサシン」でRAIN(ピ)の子役として名を馳せた。逞しい身体と鋭い眼差しを持つ坊主頭の少年は、MBLAQよりも先に思い浮かぶイメージだ。

イ・ジュンは「ニンジャ・アサシン」を皮切りに、歌手として活動しながら着実に演技に挑戦してきた。KBS 2TVドラマ「ジャングル・フィッシュ2」から「IRIS-アイリス2-」まで、助演あるいは特別出演もいとわなかった。そして、映画「俳優は俳優だ」とケーブルチャンネルtvN金土ドラマ「カプトンイ」で花を咲かせた。

「俳優は俳優だ」でイ・ジュンは単なる演技アイドルではなく、韓国の映画界が注目する本物の俳優になった。無名時代を経てトップスターになる過程と、再び低迷するストーリーの中で醜い内面を繊細な演技で表現したと評価された。また、イ・ジュンはこの映画で1日に開かれた自主映画祭「第1回野の花映画賞」で新人賞を受賞した。

イ・ジュンの活動が注目を浴びる理由は、10代の若者に愛されるアイドルスターとしてのイメージを大胆に打ち破ったからである。「俳優は俳優だ」で衝撃的なベッドシーンまでこなし、演技に対する自身の信念を守った。アイドルとしてのイメージを崩さないように髪型一つ変えようとしない人もいることを考えれば、イ・ジュンの選択は特別なものといえる。

その後選択した作品「カプトンイ」の役もアイドルであれば慎重にならざるを得ないサイコパスのリュ・テオ役だった。連続殺人事件に関する内容を扱っているだけに、刺激的で簡単には挑戦できない役であったが、イ・ジュンはたった2話の放送だけで良い評価を得ている。ドラマの中で彼は純真無垢な表情と不気味な笑みを行き来するキャラクターを自由自在に表現し、視聴者を震撼させており、今後見られるイ・ジュンの演技に、より一層期待が高まる。

俳優としてのイ・ジュンが破格的な活動を見せていることに対し、バラエティでは白紙のように純粋かつストレートなトークが際立つ。バラエティでのイ・ジュンのキャラクターは、白痴美(表情に乏しく、知性の感じられない美貌)あるいは“けち”である。KBS 2TV「ハッピートゥゲザー」の「ケチ特集」に出演するほど芸能界を代表する“けち”として挙げられている。また、時には少し無知に見える姿で白痴美を見せ、ある音楽専門サイトの調査で「芸能界白痴美王」に選ばれたこともある。

それと共に、自分に関することを暴露することもばからないほど率直なトークを見せており、そのよどみないトークの中には彼だけの信念が込められている。常に控えめに話し、礼儀正しい通常のアイドルスターたちとは異なり、イメージに打撃を与えかねないキャラクターを受け入れ、大胆に自身のイメージを打ち破るのがバラエティで見られるイ・ジュンの魅力だ。

歌手として、俳優として、そして時にはバラエティ番組など多方面で活躍しているイ・ジュンの今後の活動が楽しみである。

記者 : ソン・ミギョン