今年の秋、演技派俳優たちの新旧組み合わせが注目を集めている。

まず、10月9日に韓国で公開される映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」(監督：チャン・ジュンファン、制作：ナウフィルム)は5人の犯罪者を父親として持つ少年ファイ(ヨ・ジング)と彼の人生を根こそぎ変えた犯罪集団のリーダーソクテ(キム・ユンソク)、彼らが破局へと向かっていく葛藤と復讐を描いた作品だ。

劇中で、犯罪者である父親ソクテと彼に育てられた息子ファイとして激しく対立するキム・ユンソクとヨ・ジングは、年の差を越えた熱烈な共演を予告している。

キム・ユンソクは、「ヨ・ジングと一緒に演技をするたびに鳥肌が立った。そのくらい圧倒された。一緒に演技をしながらヨ・ジングのエネルギーから刺激を受けたようだ」と明かし、期待感を高めた。

10月に公開を控えている映画「殺人の疑惑」(監督：クク・ドンソク、制作：サンシャインフィルム)も演技派俳優の新旧組み合わせで関心を集めている。「殺人の疑惑」は、韓国全土を衝撃に陥れた誘拐殺人事件の時効15日前に犯人の声を聞いて愛する父親を思い出したことで始まる娘ダウン(ソン・イェジン)の疑念を描いたスリラー作品だ。

7年前、SBSドラマ「恋愛時代」を通じて一度親子役で共演したことがあるソン・イェジンとキム・ガプスは、「殺人の疑惑」では父親が犯人だと疑う娘と、一生娘の為に己を犠牲にしてきた父親スンマン役で熾烈な演技対決を繰り広げる予定だ。

ソン・イェジンは、「普段からキム・ガプス先輩の演技が好きだったので、学ぶ姿勢で撮影に挑んだ。演技の技量はただでは作られないことを感じた」と明かした。キム・ガプスも「ソン・イェジンは7年前も演技が上手かったが、久しぶりに会って更に成長したことを感じた」と絶賛した。