「殺人の疑惑」を面白く観る秘訣は“ソン・イェジンの感情についていくこと”

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誘拐事件の時効期間満了を控え、父親を疑い始めた娘を描いた映画

娘が父親を疑い始めた。生涯優しくて温かい父親だと思っていた人が、実は児童誘拐犯の有力な容疑者だったらどんな気持ちになるのだろうか。

15日午後、CGV往十里(ワンシムニ)店で映画「殺人の疑惑」マスコミ向け試写会があった。封切りを控え、公式的に映画を公開する席に女優ソン・イェジン、キム・ガプス、クク・ドンソク監督が出席した。ソン・イェジンは記者を志望するダウン役を、キム・ガプスはそんなダウンを見守り、応援する父親チョン・スンマン役を演じた。

キム・ガプスは「これまで本当によい父親役だけを演じてイメージがとてもよかったが、今回もイメージは悪くないと思う」とし「映画のためもっと身を捧げることもできたのに、最後まで娘の攻撃を避けることがもどかしかった。どこか独りで行って叫びたい気持ちだった」とキャラクターを演じた感想を伝えた。

キム・ガプスは「殺人の疑惑」は、“ソン・イェジンの映画”であることを強調した。キム・ガプスは「『殺人の疑惑』は周りに犯罪者が生きていればどんな姿なのだろうかと想像することから始まる作品だ」とし、「ソン・イェジンの感情演技を見逃さないでついていくことが映画を楽しく観ることができる方法だ」と説明した。

続けてキム・ガプスは「1990年代にちょっとだけ映画に出演し、それ以降はあまり出演しなかった。ドラマに重点を置いて演技してきたが、久しぶりに良いシナリオ、良い監督、良い俳優に出会って満足している。今秋にいい映画として残ることを願っている」と付け加えた。

「殺人の疑惑」は記者を志望するダウンが時効期間満了を控えた誘拐事件の犯人が自身の父親だと疑うことで繰り広げられる事件を描いた作品である。今回の作品で商業映画に挑戦状を出したクク・ドンソク監督が演出を務め、ソン・イェジン、キム・ガプスがドラマ「恋愛時代」以来7年ぶりに親子関係になり、息を合わせた。同映画は、韓国で10月24日に公開される。

記者 : イ・ジョンミン、イ・ソンピル 写真 : イ・ジョンミン