キム・イェリムにとって音楽とは?“夢を現実にする作業”
OSEN |
![](https://cdn.livedoor.jp/kstyle/kstyle_news/USER/20130909/l6/lmzs9mk25wvz6bo44426/103/500x631x9a3c2f224344d980f3dc30ed.jpg)
ソウル広壮洞(クァンジャンドン)のあるカフェでニューアルバムのインタビューのため向かい合ったキム・イェリムは3ヶ月前と同じく笑顔と無表情が妙に交差する顔で、そこに二十歳特有の魅力が滲み出ていた。挨拶の代わりにリリースしたばかりのアルバムを紹介した。
「『A Voice』『HER VOICE』。二十歳に出す2枚目のアルバムです。前回、様々な声をお聞かせしたとすれば、今回はもっと個性のあるボーカリストとしての姿をお見せするために努力しました。もともとこの2枚のアルバムはパート1、パート2だと思いました。聞いてみると、統一された穏やかさが感じられるはずです」
経験不足?これが二十歳の私の歌
![](https://cdn.livedoor.jp/kstyle/kstyle_news/USER/20130909/l6/lmzs9mk25wvz6bo44426/104/540x359x9a3c2f224344d980f3dc30ed.jpg)
「経験していないことが多いです。それは違うだけで、欠けているとは思いません。老練さを真似するよりは今の私の歳でお聞かせできる愛の話をすることが正しいと思います。それが自然です。経験がないとしても色々想像しながら歌うからこそ、私ならではの愛の歌が出来るんです。ユン・ジョンシン先輩が歌詞を書くときや曲をもらうときも出来る限りこんな私と合わせながら進めました」
作詞以外に他の作業には欲がないかという質問には、意外と素朴な返事が返ってきた。
「全部できるとは思いません。無理して全部私がする必要はありませんし。楽曲を書いたり、一味違った演出をしてみたり。そういうことに対し実力をつけたいという思いはありますが、何もかも一人でやらなければという気持ちはありません。上手な人もいますが、私が全てをこなそうとすることはいらぬ欲だと思います」
人々の反応がいつも気になる二十歳“今回は?”
![](https://cdn.livedoor.jp/kstyle/kstyle_news/USER/20130909/l6/lmzs9mk25wvz6bo44426/105/540x359x9a3c2f224344d980f3dc30ed.jpg)
「本当に思ったよりも沢山応援して頂いたと思います。一つずつ学んでいく過程ですね。最初より顔を知らせることが出来たからと言って、今回のカムバックに大きな変化はありません。依然として私のことを知らない方も多いですし、また違う感じの楽曲を持ってきたので、どういうふうに受け入れられるのかいつも気になります。新しい話、新しい意図が盛り込まれていますので」
前回のアルバム「A Voice」のタイトル曲「All Right」で活動したときのほとんどが同い年のペク・アヨンとキム・イェリムを比較し、ペク・アヨンを“二十歳の清純”、キム・イェリムを“二十歳のセクシーさ”とした。そして一つのイメージとして固定化された。
「もちろんセクシーだと思われる方もいらっしゃいますが、また別の見方をされた方もいらっしゃいました。発見ですね。誰もが自身について知っている部分もあるけれど、そうでない部分も確かにあります。それを人々が見つけ出してくれるんです。今回のアルバムのコンセプトを『清純』だけに絞っていない理由でもあります」
音楽の変化、自身を探しにいく旅
![](https://cdn.livedoor.jp/kstyle/kstyle_news/USER/20130909/l6/lmzs9mk25wvz6bo44426/106/540x359x9a3c2f224344d980f3dc30ed.jpg)
「『こんなことをしよう』というよりは『別のものをしてみよう』と話します。引き続き新しいもの、もっと強いものをしてみるのはどうかという話もしますし。でも、具体的なものはありません。私の音楽はもともとそうだと思います。私だけにできる音楽の中で私の音楽を探して行くこと。それと共に私自身も一緒に探して行くと思います」
2011年「SUPER STAR K3」を経て2013年6月、ついに歌手デビューを果たす。そして3ヶ月も経たないうちに再び活動を再開するキム・イェリムが描く写真は本当に清らかだ。
「やりたい音楽を引き続きやっていきます。変化があるかもしれないし、同じかもしれません。音楽というものは本当に面白く、ただ思っていた事がある瞬間、望む方向の歌へと作られ、想像が現実になるときのやりがいがあります。これから私は私の夢を現実のものにしていきたいです。それが私にとっての音楽です」
記者 : パク・ヒョンミン