日本から来た“逆輸入アイドル”ATTACK、ミュージカルで会おう

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写真=エンターテインメント
ミュージカルの舞台に立つ数多くのアイドルの中でATTACKは逆発想のアイドルだ。ほとんどの韓流アイドルは、韓国で先にデビューしてから日本や海外に進出する。しかしATTACKは日本で活動したKINOとS.O.Sが手を組み活動してから、韓国でデビューするようになったいわゆる“逆輸入”アイドルだ。

ATTACKのリーダーソンファンとチャンウは、昨年「ロリポリ」のミュージカルに出演し、今年「ロリポリ~メモリーズ」で再びミュージカルの舞台に立つ。ジヨンとジョンフン、末っ子のAは今度「ハイファイブ」でミュージカルデビューする。日本で先に活動し韓国ミュージカルの舞台に立つグループATTACKを、日本ファンミーティングに先立ちインタビューした。

「知れば知るほど難しいミュージカル……戦慄を感じることも」

―日本に先に進出してから韓国デビューするのか?

ソンファン:ジョンフンと僕がKINOのメンバーで、ジヨンとチャンウがS.O.Sのメンバーだった。グループの末っ子Aは、オーディションを通じてグループに合流した。日本に進出したきっかけは、ジョンフンの場合全家族が日本に住んでいて、子供の頃からダンス踊るB-Boyとして活動していた。

ジヨンとジャンウは友達で、ジヨンは韓国でモデルとして活動した。KINOとS.O.Sという違うグループで活動するより、二つのグループで力を合わせる方がシナジー効果が大きいと思い(ATTACKに)合同した。日本進出の経験を土台に、より大きな夢を展開するために韓国市場をノックする。

―Aという芸名がつけられた理由は?

A:所属事務所がAエンターテインメントという点もあるし、ATTACKの頭文字のAという意味もある。A級のAという意味もあるので、複数の意味が込められた名前だ。

―日頃ミュージカルを夢見ていなかったら、ミュージカルの出演オファーが来ても受諾することが難しかったと思うが、ミュージカルに出演するようになった特別なきっかけがあるとすれば?

ジョンフン:兄さんたちが「ロリポリ」を練習する姿や舞台に立つ姿を見た。そこでミュージカルの舞台に立つ過程一つ一つが意味のあるものに見えた。一緒に練習し、舞台に上がりたい気持ちが湧き、ミュージカルに出演するチャンスを逃したくなかった。素敵な先輩たちと良い公演にしてみたい。

日本でたくさん接した公演は演劇で、繊細な面が多い。あらゆることを準備した状態で一歩一歩合わせていく。今度の「ハイファイブ」の演出者は、俳優がその感情に入り込めるように配慮する傾向が目立つ。

ジヨン:ジョンフンのように演技は初めてだったが、俳優としての夢はあった。歌手だけでなく、ミュージカルのような他の分野でも僕の情熱をお見せするために作業に参加した。ミュージカルは俳優の感情だけでなく、劇中の俳優の感情で歌と演技、台詞で感情を伝えなければならない作業だ。

感情伝達の作業、感情移入の作業が個人的には大変だった。キャラクターにどのくらい入り込めるかが、演技が上手かどうかを判断すると思う。最初に練習した時とは違い、今はある程度その感情に入り込むことが出来る。ミュージカルを準備していく上でゾッとする戦慄を感じながら、同時にやりがいを満喫している。

ソンファン:「行進!ワイキキプラザーズ」というミュージカルに出演したことがある。一度ミュージカルに出演し、その魅力に目覚めミュージカル俳優を夢見るほどだった。今はミュージカルの練習をしながら「もっと頑張らなければならない」と切実に思う。

A:歌手として活動する前に、ドラマのイメージモデルとして活動したことがある。この時から演技に興味を持ち始めた。「後で演技をすることになれば、演技で感動を与えたい」と思っていた。

―「ハイファイブ」で初めて舞台に立つジョンフンとジヨン、Aとは違い、チャンウとソンファンは「ロリポリ」でミュージカルの舞台に立ったことがある。昨年に比べ変わった部分があるとすれば?

ソンファン:以前の公演より、今回が舞台の練習量がはるかに多い。“テン・ツー・テン”(朝の10時から夜10時まで、12時間練習することを指すミュージカル用語)で練習しているが、前回の作品に出演する時よりたくさん練習しているにもかかわらずプレッシャーに感じる。最初はミュージカルについて1、2しか知らない状態だったが、2度目のミュージカルに出演することになってミュージカルの4、5も知り、難しいということを初めての出演の時より感じている。

チャンウ:ミュージカルの舞台に立つ時は「僕にも出来る」という余裕が多かった。何も知らなかったのでそう考えていたと思う。しかし2度目のミュージカルを準備しながら「このように準備してはいけないな」という、昨年とは反対の思いがした。昨年よりもの足りず、難しい部分を感じたためだ。プレッシャーとなるのは事実だが、プレッシャーを振り切れるほど、絶えず努力しなければならないと思う。

―記憶に残る日本のファンは?

ジョンフン:文化の差かもしれないが、とても繊細だ。例えば風邪を引くと薬をくれるファンがいれば、週に1回髪を手入れするが、たくさんでもなく0.5~1cmほど切っただけなのに、このような髪型の変化に気づいてくれるファンもいる。そのように繊細な部分まで気づくということは、些細な変化も注意深く見守っているという関心だと思う。この場をお借りしてたくさんの日本のファンに感謝の気持ちを伝えたい。

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記者 : パク・ジョンファン