パク・チャヌク監督「次回作は西部劇と日本統治時代を背景にした時代劇」

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写真=CGV
パク・チャヌク監督が次回作について明かした。

12日、パク・チャヌク監督はソウル汝矣島(ヨイド)CGVで行われたトークプラス(CGV多様性映画ブランドであるムービーコラージュがCGV汝矣島オープンを記念し、新しく企画したプログラム)に参加し、次回作に関する質問に答えた。

彼は「僕が米国人と一緒に仕事しようとする理由の一つは、いつかは西部劇を作りたいと思っていたからだ。現在良い作品があるので、色々検討している」と答えた。

続いて彼は「他にも検討中の作品がいくつかあるが、どの作品が先に撮影開始になるかは分からないし、どれも撮影できなくなるかもしれない。韓国で作る映画も企画しており、今は休んでいるけれど、韓国映画の脚本を書いている。まだ初期段階だが、日本統治時代を背景に日本の貴族と朝鮮の下女とのラブストーリーを描いた作品を書いている」と明かした。

パク・チャヌク監督は彼の初ハリウッド進出作「イノセント・ガーデン」の撮影及び後半作業をすべて終え帰国し、休暇を取っている。映画「イノセント・ガーデン」は2013年3月に北米地域で公開される。彼は「『イノセント・ガーデン』の制作過程で、ハリウッドでは一般化したと聞いていた現場編集とストーリーボードシステムがなかったことに気づいた。ハリウッドの長編映画には現場編集自体がないし、ストーリーボードは普通一部のシーケンスで使っていた」と述べた。むしろパク・チャヌク監督の作品全体をストーリーボードで作成することに驚いていたという。

さらにパク・チャヌク監督は、8日(現地時刻)に第69回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したキム・ギドク監督の映画「嘆きのピエタ」について語った。彼は「キム・ギドク監督が金獅子賞を受賞したと聞いて、いつか彼は受賞すると思っていたので、あまり驚かなかった。欧州で彼をどのように評価しているかを知っていたので、今回の受賞は遅きに失した感があると思う」と語った。

また彼は「韓国の映画監督として、また同じ京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市のヘイリ芸術村の住民として本当にめでたいことだ。ヘイリ芸術村の入り口には垂れ幕もかかっている」と笑った。彼は韓国で最初に国際映画祭の最高賞を受賞できなくて残念に思わないのかという質問に「僕も受賞すればいい」と笑いながら答えた。

そして「色んな批判的な意見のうち、最も聞きたくないのが欧州の映画祭で受賞するために作った作品、またその目的であのシーンを加えたということだ。数十億の制作費を投じて作る映画を自身の名誉のために作るということはあり得ない。本当に悔しい」と、自身が映画祭を狙って映画を作るという誤解に対する悔しい気持ちを語った。

記者 : ペ・ソニョン