シン・ミナ「アラン使道伝」のアクションシーン?むしろ揉み合いに近い

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写真=MBC
MBCの新水木ドラマ「アラン使道伝」(脚本:チョン・ユンジョン、演出:キム・サンホ)で2年ぶりにお茶の間にカムバックする女優のシン・ミナが、記憶喪失の幽霊アラン役を演じる感想と覚悟を語った。

シン・ミナは20日、MBCを通じて「アランは典型的な幽霊キャラクターから脱した、元気で勇敢な人物」だと紹介し、楽しみにしていてほしいと話した。

「アラン使道伝」は慶尚南道(キョンサンナムド)密陽(ミリャン)のアラン伝説をモチーフにしたドラマで、自分の死の真実を知りたがる、おてんばで記憶喪失の幽霊アラン(シン・ミナ)と、幽霊を見ることができる能力を持っているツンツンとした性格の使道ウノ(イ・ジュンギ)が出会い、繰り広げられる冒険ファンタジー恋愛時代劇だ。

ドラマ「私の心が聞こえる?」「ファンタスティック・カップル」のキム・サンホ監督と「別巡検」シリーズ1、2を執筆したチョン・ユンジョン脚本家が出会い、豪華キャストまで揃えたMBC水木ドラマ「アラン使道伝」は韓国で7月末に放送される予定である。

◆シン・ミナとの一問一答

Q.「アラン使道伝」で時代劇に初めてチャレンジすると聞いたが、撮影の感想は?

A.撮影現場に行く日が楽しみになるくらい、嬉しくてドキドキしている。2年ぶりの復帰作であることもあるが、台本も面白くて俳優やスタッフのみなさんがすごく頑張っているのでドラマに対する期待が大きい。なので私ももっと頑張らなきゃという気持ちが生まれている。現場でその瞬間ごとを楽しみながら元気に撮影している。

Q.演じるキャラクターを紹介するとしたら?

A.アランは典型的な幽霊キャラクターから脱した、元気で勇敢な人物だ。シニカルでタフな女の子であるうえにおてんばで自分勝手だけど、そんな姿さえラブリーなキャラクターでもある。死ぬ前に自分に対する記憶を喪失し、現世で自分が死に関する真実を明かそうと努力する訳ありの人物だ。アランはどんな人物なのか、死んだ理由は何かなど彼女の失われた記憶を一緒に探すつもりでドラマを観ればさらに面白いと思う。

Q.劇中にはアクションシーンもあると聞いた。今回のキャラクターのために特別に準備したことがあるとしたら?

A.アランは現世で生きていくため、体でぶつかりながら戦っていくキャラクターだ。他の幽霊と古びた車の争奪戦を繰り広げたり、走ったり、空を飛ぶシーンもよく登場する。でも華やかなアクションシーンだと表現するより、「揉み合い」と表現する方が相応しいと思う。そのため、アクションシーンを準備するよりはアランが置かれている状況と感情に集中しようと努力した。

Q.衣装など、時代劇ならではの問題はなかったのか?

A.真夏の撮影となるので、確かに韓服(韓国の伝統衣装)を着ると暑いし動きにくい。韓服は見かけは綺麗だけど、現代の服よりは着るものが多くて……先輩たちが時代劇の撮影は大変だと言った理由を今になって実感している。特に揉み合うシーンではさらに息苦しいが、大らかなアランの性格に合わせてチマ(韓服の下衣)の下を上げて着たり、中にショーツを着るなどして撮影に少しずつ適応している。キャラクターに相応しい解決策を見つけたような気がする。

Q.イ・ジュンギはシン・ミナの初対面の印象について「芸能人に会った気持ち」だと表現した。パートナーであるイ・ジュンギの初対面の印象は?

A.私もそうだった。私もイ・ジュンギさんに初めて会った時、芸能人に会ったような気がした。彼の長所は現場でいつも明るくて積極的だということだ。いつもポジティブで情熱が溢れていて、私をはじめとする全ての俳優とスタッフを楽しませてくれたり、元気を与えてくれる。とてもいいパートナーだと思う。イ・ジュンギさんからポジティブなエネルギーをたくさん与えていただき、私もより元気に撮影している。

Q.すでに撮影を終えていたり、これから撮影を控えているシーンの中でもっとも楽しみなシーンを選ぶとしたら?

A.突然消えてしまったアランが、ある日ウノの前に現れるシーンがある。台本を読んだ時、このシーンの状況がとても面白くてびっくりした。これ以上話すとネタバレしてしまうので、直接ドラマで確認していただきたい。今後の展開に期待を持たせる印象深いシーンだ。

Q.撮影現場の雰囲気がすごく和気藹々だと聞いたが、その秘訣は?

A.最高のムードメーカーはイ・ジュンギさんと照明監督だ。イ・ジュンギさんの明るくてポジティブなエネルギーは撮影現場に大きな活力を吹き込んでくれる。照明監督も、一緒にいると良くなかったコンディションも良くなるような、妙な魅力の持ち主だ。実際、俳優やスタッフ全員がムードメーカーだと言っても過言ではない。いつも現場を楽しみながら撮影しているので、常に和気藹々とした雰囲気だ。これがうちのドラマの一番の強みだと思う。ドラマでもそのような姿が見れたらいいなと思う。

Q.放送を待ち望んでいる視聴者のみなさんに一言。

A.「アラン使道伝」はコミック要素が加わったファンタジー恋愛時代劇だ。明るくて元気な雰囲気だけど、各キャラクターの状況と感情を考えながら見ると、また違う面白さと感動が感じられると思う。アランも以前の作品で演じたキャラクターと比べればはるかに立体的なキャラクターなので、楽しみにしてほしい。

記者 : チョン・ソンハ