映画「道～白磁の人～」の試写会が23日、東京・新宿の韓国文化院で開催され、高橋伴明監督や主演の吉沢悠、ペ・スビンが舞台あいさつを行った。

企画から完成まで7年掛かったという同作品は、日本統治時代の朝鮮の林業試験所で勤務した日本人、故浅川巧氏が朝鮮半島の自然と文化を守るために尽力したという実話に基づいて制作された。ペ・スビンは林業試験所の職員イ・チョンリムを演じた。

ペ・スビンは「巧とチョンリムの深い友情を描くために、演技する前に吉沢と釣りをしたり、俳優としての悩みを分かち合うなど率直に話し合ったりして、本当に親しくなった」と話した。吉沢悠はペ・スビンと英語でコミュニケーションをとったと明かし、「互いに心を開けば国籍も関係ない。一緒にサウナにも行く友達」と話した。

試写会後の記者会見で高橋監督は「この映画を通じて逆境を乗り越える強い人間になってほしい」と話した。

映画「道～白磁の人～」は6月9日に日本で公開される。