Vol.2 ― ヤン・ヒョンソク「『K-POPスター』でパク・ジニョン、BoAと結んだ密約」

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SBSで行っているオーディション番組「K-POPスター」の人気が高い。このオーディションに来る歌手志望者が、あらゆるオーディション番組の中で一番歌がうまいという話もある。確かに“見込みのある良い芽をよく見つける”という韓国の3大プロダクションであるSM、YG、JYPの代表が審査員であるおかげというのが大きい。最近ではイ・ミシェルなどの女性4人が出た「秀Pearls」が高い歌唱力で話題になった。

ヤン・ヒョンソク代表(以下ヤン代表)は「秀Pearlsが初めて出た時、私を含む多くの人々が彼女たちの存在に感動させられたに違いない。見ただけで良いと分かるものに、惚れないわけがなかった。秀Pearlsだけではなく、実力のある子たちがこんなに多いとは思わなかった。韓国コンテンツの未来は明るい」と語った。

影響力のある音楽企画会社の代表が審査する「K-POPスター」のアイデアは、3年前、ヤン代表が初めて出した。番組開始当時は先延ばしにされていたアイデアだったが、今のようにSBSとヤン代表、パク・ジニョン、BoAの考えがぴったり一致して、採用することになった。ヤン代表は「放送作家が望むとおり一方的に行ったら、今のようにはならなかった」と明かし「今までのような慣習に則った番組ではなかった。初めは反応が微妙だったが、ずっと方向性を維持し続けたら、番組が生き返った。3月からの生放送は、とても面白くなりそう」と自信を見せた。

また彼は、3人で合意した密約も公開した。それは、利権が介入してはいけないということだった。公正に行わなければいけない、また3大プロダクションが育てて、お金儲けをしようという考えはだめだということ。「この番組が最後の段階になったら、1~3位が舞台から下り、我々が舞台に上がって、彼らにプロダクションを選ばせようと思っている」1位だけそうするか、2位、3位もするかは、まだ決定していない。

「K-POPスター」の番組を共に作りながら、時には対立し、また手を取り合うパク・ジニョンとBoAはどのような存在だろうか。ヤン代表は「パク・ジニョンは本当に純粋なアーティストだ。音楽について本当にたくさんのことを知っている。私は受け入れるべきことを受け入れ、整理だけすればいい」と語った。また「BoAは日本、アメリカと経験が豊富なので、参加者たちに舞台の上での実体験をよく話してくれる」と話し「お互いに足りない部分を補い合うことが多いから、3人とも相性がいい」と語った。

ヤン代表は後輩のパク・ジニョンを特に気に入っている。YG所属のSE7ENの音楽にパク・ジニョンが参加したのも、2人が親密な仲だったからだ。そんなパク・ジニョンについて「我々2人は同じようにヒップホップが好きで、馬がよく合った。SE7ENも交え3人で酒を飲み、アイデアを出し合ったりもした。ジニョンは10代後半から私を知っているので、とても仲が良い。好きな音楽もほとんど一緒なので気持ちが通じ合う部分が多い。外国の音楽をいち早く取り入れたのも我々2人のような気がする。競争相手というよりは仲の良い後輩であり、友達であるため、パク・ジニョンには成功してもらいたい」と語ってくれた。少し前までパク・ジニョンが作詞、作曲したSE7ENの「When I Can't Sing」は音楽チャートを独占し、YG、JYPが上位を勝ち取ったところであった。

写真=パク・ジニョン、BoA、ヤン・ヒョンソク(左から)

記者 : イ・ジュニョン、翻訳:橋本真由美