“警察署に自首”Sik-K、6月に麻薬類管理法違反の疑いで書類送検

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写真=OSEN DB
麻薬投薬を自首したラッパーのSik-Kが裁判にかけられた。

昨日(22日)、法曹界によると、ソウル西部地検は6月17日にSik-Kを麻薬類管理法違反の疑いで書類送検した。

今年4月、「30代の有名ラッパーA氏が警察官に麻薬を投薬したと自首した」というニュースが報じられ、波紋を呼んだ。A氏は1月、ソウル龍山(ヨンサン)区のソウル地方報勲庁の付近で拠点勤務中の警察官に「ここは警察署か? 麻薬を投薬したことを自首したい」と話したという。

警察によると、当時、A氏はしどろもどろで話し、警察は彼の状態が深刻だと判断し、近くの地区隊で保護措置を取った。その後A氏はソウル龍山警察署に引き渡され、龍山警察署はA氏を麻薬類管理法違反の容疑でソウル西部地方検察庁に書類送検した。

その後、ラッパーA氏がSik-Kであることが明らかになり、彼の法律代理人である法務法人セダムは「Sik-Kは軍服務中に負傷した肩の腱板損傷の治療のため、2024年1月15日から18日まで入院し、全身麻酔を伴う手術を受けた。手術の過程で麻酔のためにプロポフォールとリドカインなどの向精神薬、その他の全身麻酔薬を投薬し、手術後から退院するまでは痛みの緩和のためのトラマドールなどの成分を含む鎮痛剤、睡眠障害による睡眠剤を処方されていた」と説明した。

しかし、睡眠剤を服用後も睡眠障害が続き、退院後も介護のために家族と一緒にいたところ、1月19日の朝頃にせん妄症状が現れ、家を出てしまったという。これによりSik-Kは、ソウル地方報勲庁の近くに勤務中の警察官に「麻薬を投薬したことがある」と自首し、地区隊を経てソウル龍山警察署で任意同行の状態で調査を受け、釈放されて帰宅したという。

法務法人は「1月18日の午後に退院し、19日午前に警察に出頭するまでは、物理的に麻薬を投薬することができない状況だった」とし、「実際にソウル龍山警察署で採取した尿サンプルからは、現在マスコミで言及されている覚醒剤などの麻薬成分が検出されなかった。Sik-Kは警察への出頭当時、種類を問わず、麻薬を投薬した状況ではなかった。19日に警察に出頭する過程で行った行動は、麻薬類投薬によるものではなく、手術後に発生したせん妄症状によるものだった」と強調した。

続けて「Sik-Kは、ソウル龍山警察署で麻薬類管理に関する法律違反(大麻)で捜査を受け、上記事件はソウル西部地方検察庁に送致された。依頼者は大麻の単純所持、喫煙の容疑に対して自首し、当該容疑に対して認めている。ただ、大麻を所持して喫煙した時期は、ソウル龍山警察署に出頭した時ではなく、先ほど申し上げた肩の腱板手術の前だ」と伝えた。

記者 : チ・ミンギョン