サッカー韓国代表のソン・フンミンが、芝生改善の必要性について発言した中、ソウル上岩（サンアム）ワールドカップ競技場の芝生保護のためIUのコンサートを中止してほしいという要請が出た。

11日、オンラインコミュニティには、ソン・フンミンのファンを名乗るネットユーザーが、ソウル市にIUのコンサートの中止を要請したという文章が掲載された。

ネットユーザーは国民申聞鼓を通じて、ソウルワールドカップ競技場で開かれる「2024 IU HEREH WORLD TOUR CONCERT ENCORE : THE WINNING」に多くの人が集まり、芝生の状態がさらに悪化することが予想されるとし、「10月15日に開催される韓国とイラクの『2026 ワールドカップ・アジア予選』まで、ワールドカップ競技場の芝生管理のためIUのコンサートを直ちに中止していただきたい」と綴った。

ネットユーザーは、「ソウル特別市立体育施設の設置および運営に関する条例-第5条の3（使用許可の制限）」を根拠に挙げ、「次の各号のいずれかに該当する場合は、体育施設の使用・利用を許可しないか、取り消すことができる。第2号『施設の管理上支障があると認められる場合』、第4号『その他、市長が必要と認める場合』とそれぞれ明示されている」と記した。

これに先立ってソン・フンミンは5日、「2026 ワールドカップ・アジア予選」B組初戦でパレスチナとの試合を終えた後、「テクニックの良い選手が多いけれど、（芝生のせいで）ボールのコントロールやドリブルで本来の力が発揮できなかった。速いテンポの試合ができず、ファンも残念だったと思う。ホームでやる時は、改善されていてほしい」と芝生の状態に不満を漏らした。

彼がこのような発言をした後、IUの公演に関心が集まった。IUは9月21日と22日の2日間に渡り、ソウルワールドカップ競技場で「2024 IU HEREH WORLD TOUR CONCERT ENCORE : THE WINNING」を開催する。全席完売を記録した同公演は、2日間で約10万人以上の観客を動員する。

ソン・フンミンの発言に先立ってIUの所属事務所EDAMエンターテインメントは「公演当日、多くの人が集まるだけに、事前に案内されたグラウンド使用マニュアルを厳格に遵守する。全スタッフを対象に熟知して守るべき注意事項と行動規範などについての事前教育を実施するなど、芝生管理にも総力を注いでいる」と明かした。

さらに、「当日の座席配置および日曜日の公演終了後、直ちに撤収作業を行う。その際、風通しがよく、水を与えることができるように穴の開いた芝生保護帯を設置して水を与えるなど、公演会場の最高のコンディションを維持するために、多数の関係者と持続的に協議し、積極的に協力している」と伝えた。

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