ユン・サンヒョン「シュルプ」や「ドクタースランプ」で大活躍!“大学に復学して勉強中…活動も並行する”

OSEN |

写真=HODU&Uエンターテインメント
「ドクタースランプ」で、無職のナム・バダを演じたユン・サンヒョンが、放送終了の感想を語った。

最近、OSENの社屋ではJTBC土日ドラマ「ドクタースランプ」でナム・バダ役を務めた俳優ユン・サンヒョンのインタビューが行われた。「ドクタースランプ」は、それぞれの理由で人生最大のスランプに陥ったナム・ハヌル(パク・シネ)とヨ・ジョンウ(パク・ヒョンシク)の“ダメな人生”に対する心肺蘇生記を描いたラブコメディだ。劇中彼は、ナム・ハヌルの弟ナム・バダ役を演じた。

ドラマを終えてユン・サンヒョンは「ドラマが無事に終わって嬉しいですし、現場の雰囲気もとても良かったです。そのような現場にまた出会えるだろうかと思うと、残念な気持ちもあります」と複雑な感情を伝えた。

自分と似ている部分が多いキャラクターであり、一発でオーディションに合格したという彼は、「僕と家庭環境が似ています。僕にも姉がいて、姉は勉強ができる人です。釜山(プサン)の人間ですが、ソウルに来て住んでいるところも似ていました。僕も学生時代をほぼ釜山で過ごし、高2の時に家族がソウルに来ました」と共通点を語った。

劇中でバダとハヌルが喧嘩するように、実際に幼い頃は姉とたくさん喧嘩をしたという。ただ、毎日お母さん(チャン・ヘジン)に叱られるバダとは違って、「両親の話によると、僕が両親を心配させたことはなかったそうです。自分で考えてもそうだったと思います。両親を心配させたことはありませんでした」とバダとの違いを語った。

彼は前作である「シュルプ」でも、浮気者の王子ムアン大君役で視聴者の血圧を上昇させた。もう一度問題児を演じることになった彼は、「僕はそう思っていませんが、周りから可愛く見てくれているようです。だから、そのような役を任されるのだと思います」と伝えた。続いて「バダは幼い頃に父親が亡くなって、お母さんと友達のように過ごしている役だと思いました。だから、口喧嘩をするシーンがよく生かされていると思います。演じやすくて楽しかったです」と語った。

ユン・サンヒョンは、今回の作品で気を配った部分として「外見的な部分に気を使いました。バダは無職なので、頭もボサボサな感じにしたかったんです。我を忘れようと思いました」と答えた。実際彼は今作で酔っ払った演技から、母親に殴られて鼻血が出る姿まで、体を張ったコミカルな演技で笑いを届けた。彼は「ヒョン・ボンシク先輩(コン・テソン役)、チャン・ヘジン先輩がすごく楽しくしてくださって、そのようなシーンがより生かされていたと思います。シットコム(シチュエーションコメディ:一話完結で連続放映されるコメディドラマ)のようなコミカルな演技が好きなので、楽しく撮影しました」と明かした。

終始、ねちっこい演技も圧巻だった。ユン・サンヒョンは「バダはこの作品でスパイス役を果たすと思いました。皆が真面目でも、自分は自分の道を進むという心構えでした」としながらも、「僕が解釈したバダは、家族への愛が一番溢れています。だから雰囲気を盛り上げて、冗談もたくさん言うのだと思いました。姉に対しても劣等感はなく、応援する気持ちの方がずっと大きいと思います。表現するのが下手なだけで、姉を応援する気持ちは誰よりも大きいと思います」と説明した。

釜山出身として、方言で演技をした感想も明かした。彼は「面白かったです。普段の話し方とバダの話し方が似ているので演じやすかったですし、自由な部分がありました。方言を使っても、それぞれのアクセントは違うと考えて、僕はそれなりにバダのキャラクターを解釈して演じてみたんですけど、残念な部分もありました。標準語の演技よりも方言の方が難しいと思います。視聴者全員を満足させるのが難しかった部分だと思います」と語った。

「シュルプ」以来約1年ぶりに「ドクタースランプ」の撮影をしたという彼は、「久しぶりの撮影で緊張もしましたし、わくわくしました」とし、撮影当時を振り返った。続けて「現場で僕が末っ子なので可愛がってくれて、緊張した部分もありましたが、楽な気持ちで撮影ができました」とし、先輩たちへの感謝の気持ちを伝えた。

「ドクタースランプ」は、ユン・サンヒョンにとって2作目のドラマだった。彼は「僕は先輩方と撮影することが多かったんです。『シュルプ』でもキム・ヘス先輩、キム・ヘスク先輩など大先輩たちが多かったです。お陰で良い経験をたくさん積みながら、少しずつ成長しているように思います」とし、これまでの経験を振り返った。

続けて、「『シュルプ』では初めてカメラの前に立ったので、現場での経験、『ドラマの現場はこういう場所なんだ』というのが分かる時間でした。『ドクタースランプ』ではもう少し先輩の方々の演技を見ることができました。『先輩たちはこうしているんだ』とノウハウをたくさん学びました」と説明した。

俳優としての第一歩を踏み出してから2年だが、その時間は彼にとって確信を与えるきっかけとなった。ユン・サンヒョンは「徐々に俳優が僕の天職だと思うようになりました。僕がやりたいのも演技ですし、僕によく合うのも演技だと思うので、演技をすることが今はとても楽しくて幸せです。たまに僕も疑問に思う時があります。自分自身の未熟さを感じる時や、客観的に見ても未熟な部分があったと感じた時は疑問を抱きますが、それでも僕とよく合っているように思います」と、俳優という職業に対する愛情を示した。

彼は今後の目標について「人々が僕のキャスティングのニュースを聞いた時、その作品が気になるような俳優になりたいです。様々なキャラクターをお見せしたいですし、好奇心を刺激するような俳優になりたいです」と語った。そして、「今はフィルモグラフィーをたくさん積める俳優になりたいです。長く忘れられない俳優になることが夢です」と願いを語った。

「シュルプ」と「ドクタースランプ」を終えたユン・サンヒョンは現在、大学に復学し、しばらく中断していた勉強を続けている。彼は「学校に通うこと自体が貴重な経験だと思いました。団体生活をしたかったですし、学校で専攻の他にも色々な授業を受けたかったので復学しました」と説明した。しかし、学校生活をしながらも、俳優としての活動は並行していく予定だ。彼は「学校に通いながらオーディションもたくさん受けています」とし、「今年、もっと作品に出演することができれば、それが一番良いことだと思います。作品で様々な姿を見せられたら嬉しいです」と次回作に対する情熱を表した。

記者 : キム・ナヨン