大ヒットドラマ「賢い医師生活」スピンオフ作品、放送延期も…5月に撮影終了か

Newsen |

写真=tvN
tvNの新ドラマ「いつかは賢くなる専攻医生活」に、悪材料が重なっている。韓国で5月から下半期に編成が延期されたことに続き、脚本の修正と追加撮影、再撮影が増え、俳優、スタッフの労働強度が悪化しているためだ。

当初、「涙の女王」の後番組として韓国で5月に放送される予定だった「いつかは賢くなる専攻医生活」は、一旦8月に仮編成されたが、それよりも放送が遅くなる可能性もある。白衣を着た産婦人科1年目の専攻医コ・ユンジョンとシン・シアの姿を待っているファンにとっては、残念さを感じさせる。

同作の編成が遅れているのは、韓国で医学部の入学定員の増員をめぐる専攻医(研修医)の集団辞職騒動が原因だ。専攻医たちは医学部の入学定員増員の白紙化と勤務条件の改善を求めているが、医療の空白による国民の不安や不便が生じ、批判の声が上がっているのも事実だ。4月4日、韓国の大統領と専攻医協議会の非常対策委員長が初めて会い、非公開で対談をしたが、特に成果はなく、意見の隔たりを確認しただけだったと伝えられた。

「いつかは賢くなる専攻医生活」は、医師のストライキに対する韓国国民の反感のため、広報スケジュールが全面中止となっている状態だ。ある関係者は「現場の写真と予告映像など、準備していた広報やマーケティング計画がすべて中断された。問題はOTT(動画配信サービス)との契約のため、ローンチをいつまでも延期することはできないということだ」と話した。

この関係者は「医療ストライキの後、脚本が一部修正され、2つのバージョンで撮影するなど、現場は厳しい状況だ」とし、「再撮影分も多く、俳優やスタッフが苦労しているが、お互いに励まし合いながら頑張っている。撮影は5月に終了する予定だ」と伝えた。2つの病院を借りて撮影しているが、主なロケ地は京畿(キョンギ)道龍仁(ヨンイン)のセブランス病院だ。

あるスタッフは「週に1回、病院の協力を得て一階を借りて撮影しているが、コ・ユンジョンが現れると、遠くからでも(彼女を)見ようとお見舞いに来ていた方や入院患者が集まってくることもある」と話した。龍仁地域のママカフェ(子育て中の母親同士の情報交換サイト)では、「実際にコ・ユンジュンを見たけれど、人形かと思った」「顔を見て一目惚れした」「お見舞いに行った病院の駐車場でコ・ユンジュンに遭遇した」などの目撃談が上がっている。

「いつかは賢くなる専攻医生活」は、「賢い医師生活」のスピンオフドラマだ。シン・ウォンホ監督と脚本家のイ・ウジョンがクリエイターとして参加し、「賢い医師生活」「応答せよ」のアシスタント脚本家キム・ソンヒの脚本デビュー作だ。産婦人科の専攻医たちの友情と愛、成長の物語を描く。何より「還魂」「ムービング」「もうすぐ死にます」を相次いで成功させたコ・ユンジュンの新作としても注目されている。

記者 : キム・ボムソク