TVINGオリジナルシリーズ「運の悪い日」（演出：ピル・ガムソン、脚本：キム・ミンソン、ソン・ハンナ、企画：スタジオドラゴン、制作：THE GREAT SHOW、STUDIO N、提供：TVING）のポスターと予告編第1弾が公開された。

韓国で11月に公開される同作は、平凡なタクシー運転手のオ・テク（イ・ソンミン）が高額を提示する木浦（モクポ）行きの客（ユン・ユンソク）を乗せていく途中、彼が連続殺人犯であることを知り、恐怖の走行を始める物語を描く。

今回公開されたポスターと予告編第1弾では、真っ暗な道路の上にぽつんと置かれた1台のタクシーが目を引く。不気味な雰囲気を醸し出すこのタクシーが、さらに危なっかしく見える理由は、赤く光る防犯灯のせい。ここに「僕は殺人鬼を乗せた」というフレーズは、想像もできなかった“運の悪い”1日を予感させる。サイドミラーに映ったオ・テクの恐怖に満ちた眼差し、背筋が凍るような笑顔のクム・ヒョクス（ユン・ユンソク）、毒気を帯びたファン・スンギュ（イ・ジョンウン）の交差が、息が詰まるような緊張感を与える。

予告編は、運の良い日が運の悪い日に一気に変わるオ・テクの危険な走行が収められている。豚の夢を見て運の良い日を予感するタクシー運転手のオ・テク。店が開くやいなや、宝くじを買った彼は、天気まで完璧な“あの日”の走行を気持ちよく始める。そこに「僕と木浦に行きませんか？ お金は上乗せするので」と気前のいい長距離客クム・ヒョクスからの提案は、その日の吉夢が実現するようだ。

しかし、これはすぐに抜け出せない悪夢に変わる。クム・ヒョクスが「人を殺すのは難しくないんですね」とし、隠していた悪人の笑顔を見せた。彼の偽善は、見る人々までゾッとさせる。

ハンドルを握ったタクシー運転手のオ・テクと、彼の命を狙った連続殺人犯のクム・ヒョクス、そして2人を追い始めた謎の女性ファン・スンギュまで。この危険なドライブの中で、果たしてオ・テクは遠い目的地まで無事にたどり着けるのか注目が集まる。

劇中、イ・ソンミンは豚の夢を見た日、100万ウォン（約10万円）で木浦に行こうという提案を受けたタクシー運転手のオ・テク役を務める。毎回、圧倒的な演技力で人々の絶対的な支持を得ているイ・ソンミンは、壊れてしまった日常、抜け出せない命の脅威から、極限の感情を行き来するオ・テクの内面を緻密に描く。ユ・ヨンソクは、殺人を隠すために密航を決意した連続殺人犯のクム・ヒョクスに扮する。狂気に満ちた完全な悪人そのものを演じるユ・ヨンソクの激しい変身に注目が集まっている。息子を殺した人物を必死に追うファン・スンギュは、イ・ジョンウンが演じる。クム・ヒョクスを追う執拗ながら孤独な戦いを通じて、ドラマの緊張感を高める彼女の活躍が期待される。

制作陣は「それぞれの目的のためにどんどんスピードを上げていくオ・テク、クム・ヒョクス、ファン・スンギュの戦いはそれ自体が興味深い。特にイ・ソンミン、ユ・ヨンソク、イ・ジョンウンという“演技の職人”たちが繰り広げるビッグマッチが、ジャンル的な快感を最大化に引き上げるだろう」とし「スリルと恐怖、ミステリーとどんでん返しまで、スリラーの醍醐味を感じることができる作品を期待してほしい」と伝えた。