リュ・スンリョン&ハン・ヒョジュ&チョ・インソンら、ドラマ「ムービング」制作費55億円の超大作に期待(総合)

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20部作ドラマ「ムービング」が各登場人物の物語で、最後まで視聴者を引き付けることはできるのだろうか。

Disney+オリジナルシリーズ「ムービング」(原作・脚本:カン・プル、監督:パク・インジェ、パク・ユンソ)の制作発表会が3日、ソウル江南(カンナム)区のグランドインターコンチネンタル・ソウル・パルナスで開かれた。この日の制作発表会には、パク・インジェ監督、脚本家のカン・プルをはじめ、リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソン、チャ・テヒョン、キム・ソンギュン、キム・ヒウォン、イ・ジョンハ、コ・ユンジョン、キム・ドフンが出席した。

「ムービング」は超能力を隠したまま現代を生きている子供たちと、過去の傷を隠したまま生きてきた親たちの物語を描いたヒューマンアクションシリーズだ。

最近、ミッドフォームドラマが主流となっている中、20部作で制作した理由について、脚本家カン・プルは「本来は12か16部作だったが、僕が20部作の方が良さそうだと話した。僕が考えたのは漫画を描いてみると、物語というのは事件も重要だが、人物も重要だと思った。見所の多いドラマなので全ての登場人物の物語を描きたいと思い、20部作で書いた。20部作の中に3つのシリーズがあると考えた」と語った。

パク・インジェ監督は「演出する側として本当に大変だった。脚本家が細かく構想して下さったので、制作側としてはそれを全部活かさなければならなかった。20部作という長いシリーズで、集中力を保てるように努力した」と打ち明けた。

多くの人物が登場するだけに、各キャラクターに対する関心も高まっている。秘密要員3人組の中で、無限の再生能力を持つチャン・ジュウォン役のリュ・スンリョンは、「無限の再生能力を持っているが、痛みはそのまま感じる人物だ。目的も方向性もなく生きてきたが、妻と娘ができ、人生の目的と方向性がはっきりとしてきた人物だ」と紹介した。ハン・ヒョジュは、「イ・ミヒョンは優れた五感能力の持ち主であり、最年少の安全企画部要員だ。私が担当した任務は夫のキム・ドゥシクを監視することだったが、キム・ドゥシクと恋に落ち、息子を産むことになる。イ・ミヒョンというキャラクターは息子の母としての姿、恋をする20代の要員としての姿など様々な物語を見せなければならない人物であり、私にとっては大きな挑戦であり、素晴らしい方々と共演できて嬉しかった」と語った。チョ・インソンは「安全企画部最高のブラック要員だ。『ムービング』で、過去のミヒョンの物語に登場するが、どのように出会ったのか、そしてその過程で起こったこと、2人の恋愛などを見ることができると思う」と言い、期待を高めた。

チャ・テヒョンは、原作にはない新しい人物チョン・ゲドを演じる。彼は「電気の能力を持っている。僕には大きな能力は与えられず、静電気程度の能力しかない。その代わり、バッテリーや電池を持っていると電気が出る人物だ。劇中で稲妻マンというキャラクターを演じたし、全体的に見て僕が登場する部分はあまり重くないので、一風変わった魅力があると思う。脚本家が最初から僕のことを念頭においていたようだ。僕の出身校、学科を背景に書いてくれた。役をすぐにイメージできるように上手に書いて下さったので、想像する部分はあまりなかった。書いてある通りに頑張った。稲妻マンの役のために公演の一部を学ばなければならなかったし、バスの運転手役なので運転免許を取得しなければならなかった。おかげで良い経験になり、楽しく撮影できた」と満足感を示した。

怪力と速いスピードの持ち主イ・ジェマンを演じたキム・ソンギュンは、「普段はとても従順で無口だが、家族が危険にさらされると怪力を発揮する。特に息子への愛情が強い。ガンフンが危険にさらされると、さらに怪力を発揮するキャラクターだ」と紹介した。

彼らの子供たちにも注目だ。キム・ドゥシクとイ・ミヒョンの間に生まれたキム・ボンソク役のイ・ジョンハは「母親から受け継いだ五感能力、父親から受け継いだ飛行能力がある。緊張を緩めず、慎重に生きてきたが、ヒスに会ってからは能力を隠さないようになる。楽しみにしてほしい」と呼びかけた。

チャン・ジュウォン(リュ・スンリョン)の娘ヒス役のコ・ユンジョンは「父親から再生能力を受け継いだ人物だ。あるきっかけにより、特別な能力を持っていることに気付き、傷付きながらも他人を慰めてあげたり、堂々としていられるように助ける凛々しいキャラクターだ」とし、イ・ガンフン役のキム・ドフンは、「父親イ・ジェマン(キム・ソンギュン)から怪力と超人的なスピードを受け継いだ。見た目は大人っぽい人物だが、家族に対する責任感のため、仕方なくそのような姿を見せているだけで、実は心弱くて純粋な人だと思った」と伝え、各人物の物語を期待させた。

先立って「ムービング」は、500億ウォン(約55億円)の制作費が投入されたという点で話題を集めた。パク・インジェ監督は「僕は作る立場なので、制作費はよく分からない。資本にがんじがらめになって制作したら、創造的にはなれないと思う。正確な制作費はよく分からない」とし、リュ・スンリョンは、「ランニングタイムを見れば、普通の映画の10本程度だが、制作費も映画のように使われた。制作費のことよりも、“アベンジャーズ”のような俳優やスタッフが良い作品を撮ったので、それを知らせようと思った。楽しく、激しく撮影した」と話した。キム・ソンギュンも、「このような方々と一緒に一つの役を演じることができて光栄だったし、誇りに思った。何の疑いもなく、それぞれの場で素晴らしいシーンを作り上げるという確信があった」と付け加えた。

「ムービング」は8月9日にDisney+を通じて全世界で配信され、7話が一挙公開された後、毎週2話ずつ公開される予定だ。

記者 : パク・スイン、ユ・ヨンジュ