「有益な詐欺」チョン・ウヒ、親が殺された理由を告白【ネタバレあり】

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=tvN月火ドラマ「有益な詐欺」放送画面キャプチャー
チョン・ウヒと英才発掘集団であるチョクモク財団の悪縁が明らかになった。

韓国で19日に放送されたtvN月火ドラマ「有益な詐欺」第7話では、チョクモクキッズがチャン・ギョンジャ(イ・テラン)の秘密金庫を盗むための作戦に突入して痛快かつ華やかな詐欺劇を予告し、戦慄と快感の月曜日の夜をプレゼントした。

ハン・ムヨン(キム・ドンウク)がチョクモクキッドによって倒産した被害者の息子であるという事実を知ったイ・ロウム(チョン・ウヒ)は、そのような事実も知らず復讐に加わるという彼の手を握ってしまった。莫大な影響が予想される状況の中、イ・ロウムが10年前、自身の親が殺された理由を告白し、チョクモク財団とのひどい悪縁が明らかになった。

当時、チョクモク財団から抜け出すため会長が取引に応じる武器を探していたイ・ロウムは、ちょうど逃走しようとした理事長から、チョクモク財団と関連した政界や財界関の人々の不正を記録した秘密の書庫を見ることになった。その中でも致命的な事実が記録された赤い手帳は別途の金庫に保管されていたが、彼女はそれらが会長と取引できる武器になると思った。

手帳を持って逃走する計画だった理事長にあえて従う必要はないと判断した彼女は、理事長の妻チャン・ギョンジャに手帳が入ったカバンをこっそり渡すことを提案。これはチャン・ギョンジャが警護室長のジェイ(キム・テフン)と内縁関係であることを知っているため、夫に素直に従わないだろうという計算があったからだ。

イ・ロウムの提案はチャン・ギョンジャにとってかなりもっともらしいものだった。しかし、提案が合理的だからといって、結果もそうであるとは限らない。チャン・ギョンジャは彼女を裏切り、イ・ロウムは会長を相手に取引しようとした代価として、親が殺される惨憺たる姿を見守らなければならなかった。チョクモクキッドがどのように育てられてきたのかについて聞いたハン・ムヨンは、彼女がなぜチョクモクを撲滅しようとしているのか十分理解できた。

イ・ロウムは、赤い手帳の中でも会長の正体が記録された手帳が必要だった。これはきっとチャン・ギョンジャが保管しているはずだった。チョクモクキッドはチャン・ギョンジャの秘密金庫を盗む野心的な計画を立て、それぞれの位置から接近。イ・ロウムは公務員に偽装して金庫と連結された換気システムの補修工事を受注し、残りのチーム員もそれぞれの位置で事前準備をしていった。水が流れるように順調に進む詐欺劇が、興味津々な緊張感を与えた。

最も核心的な作業である金庫内部のOTP解除の作業は、ハン・ムヨンが引き受けた。チャン・ギョンジャと近くで会話している間、チョン・ダジョン(イ・ヨン)がくれた装置で彼女の携帯電話をコピーすることだった。ハン・ムヨンは作戦上「イ・ロウムのせいで停職処分を受けた弁護士」と言い、チャン・ギョンジャに会ったが、話し合うほど嘘つきで無責任な彼女に反感を抱くようになった。特にチョクモクキッドという名目で、1人の人生を踏みにじった財団の行動を知っていながらも気にしない態度を見せることに幻滅を感じて一喝。彼らの会話を聞いていたイ・ロウムの眼差しが一瞬空しく見えた。

チャン・ギョンジャの悪口を聞いた後、砂漠の冬のように冷たく乾いたイ・ロウムの感情はハン・ムヨンが作ってくれたラーメン一杯で温かくなった。ハン・ムヨンは「10年前のその日、イ・ロウムにも良い大人がいたらどうだっただろうか」「周りのせいではなく、自分のせいにしているのではないか」など、彼女の罪悪感について考えた。また、会長への復讐も「安全で公開的に法の審判を受けさせたい」と自身の考えを淡々と伝えた。一緒に破滅するよりは、イ・ロウムが自身の人生を守ることを望んだのだ。このような理由でハン・ムヨンは「リボルバーを返さない」と言った。

ハン・ムヨンの話をじっくり聞いていたイ・ロウムは「確かに病気だね」と話題を変えたが、持ち前のシニカルな表情と共に感情の変化が見えた。2人はお互いを徹底して利用しながらも、一方では慰められていた。しかし、彼女はハン・ムヨンが隠したリボルバーをこっそり探し出し、縮まるようで簡単に縮まらない彼らの距離を再び確認させた。

金庫を盗む作戦を控え、保護観察官のコ・ヨハン(ユン・バク)が予想外の妨害をした中、彼の視線をそらすためハン・ムヨンがコ・ヨハンと単独面談を要請。果たしてハン・ムヨンはどのようにコ・ヨハンを止めるのか、イ・ロウムの作戦は計画通り実行できるのか、本日(20日)放送される第8話の展開が関心を高めている。

記者 : パク・ソヨン