SM、EXOメンバーの主張に反論「奴隷契約という表現は事実と異なる」

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写真=Newsen DB
EXOのベクヒョン、シウミン、チェンがSMエンターテインメント(以下、SM)を公正取引委員会(公取委)に提訴した中で、SMが公式コメントを発表した。

SMは本日(5日)、公式報道資料を通じて「アーティスト側の報道資料は多くの部分が事実と異なる。今回の事態を触発したアーティスト側の意図が新規専属契約効力を否定するための目的の行為であることが明らかになった」と主張した。

SMは「アーティスト側が公正取引委員会に問題があると主張する専属契約期間は、すでに当社が2018年に最高裁判所から正当なものと認められた契約条件」とし「アーティスト側は上記最高裁判所の判決を無視したまま、専属契約期間を問題視したり『奴隷契約』という表現で事実とは異なる主張をしている」と主張した。

「SMは依然として公正取引委員会の是正措置に従っていない」という3人の主張には「既存の専属契約と新規の専属契約は別だ。アーティスト3人は自発的に新規専属契約を締結した。しかし、その後アーティスト側は突然立場を覆し、新規専属契約の効力を否定できるように望んだ。これに対し会社に再協議を要請した後、繰り返し精算資料のコピーを提供しなければ直ちに専属契約を解約し、公正取引委員会に申告して、マスコミに暴露するなどの圧迫を続けてきた。会社がこれに対して誠実に協議してきたが、外部組織の介入に対する確認を要請すると『奴隷契約』を云々し事実と異なる主張をしている」と反論した。

またSMは「EXOの活動を維持するための努力をする」とし「適法に締結された契約を揺るがそうとする不当な試みや客観的事実を歪曲する行為に対しては、積極的に対応する」と付け加えた。

一方、ベクヒョン、シウミン、チェン側の弁護士は、公正取引委員会にSMの取引上の地位を不当に利用して相手方と取引する行為に対して提訴したと明らかにした。3人は「SMは2007年、2011年の2回にわたってSMに下された公取委の禁止議決にもかかわらず、これを是正しなかった」と指摘した。

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【SMエンターテインメント 公式コメント全文】

こんにちは。SMエンターテインメントです。

本日、ピョン・ベクヒョン、キム・ジョンデ(チェン)、キム・ミンソク(シウミン)が発表した公正取引委員会への申告関連報道資料に対して、当社の立場を申し上げたいと思います。

アーティスト側の報道資料は、多くの部分が事実と異なります。そして今回の事態を触発したアーティスト側の意図が新規専属契約の効力を否定するための目的の行為であることが明らかになりました。

- 最高裁判所から正当に認められた専属契約期間

まず、アーティスト側が公正取引委員会に問題があると主張する専属契約期間は、すでに当社が2018年に最高裁から正当なものと認められた契約条件です。

最高裁判所は新人アーティストのキャスティングおよびトレーニング、プロデューシングの過程で、企画会社の全面的な支援と努力が必要であり、実際に多くの投資費用が支出される特殊性があるため、当社の専属契約期間を過度に長い期間とは見られないと判断しました。

実際、アーティストの練習生期間中にはいかなる収益も発生しませんが、当社はその期間にかかる多くの投資費用を全面的に負担しており、アーティストデビューと同時に費用還収なしで直ちに収益を精算しています。

アーティスト側は上記の最高裁の判決を無視したまま、専属契約期間を問題視したり「奴隷契約」という表現で事実と異なる主張をしています。

- 新規専属契約は自発的に締結

アーティスト3人を含むEXOのメンバーたちは、既存専属契約の終了を控えて再契約が全く強制されない状況の下で、大型法律事務所の弁護士の助力を得て当社と十分な協議を経た後に新規専属契約を締結しました。EXOのメンバーたちが提示する様々な条件に対する当社の検討、逆提案がなされ、交渉の最後の1ヶ月間はお互いに修正案をやりとりしながら細かい単語まで全て協議しました。

また、アルバムの発売量による契約期間の自動延長条件もお互いに十分協議して反映した事項であり、アーティストの立場では会社が決められた数だけのアルバムを発売をしてくれることが期待でき、会社側としてはそれに伴うアルバム活動を期待するようになることで、相互信頼をもとに積極的な芸能活動を継続するために定めた条項です。そして、そのアルバムの数も合理的な水準で決めたのは当然です。

EXOのメンバーたちの要請で契約金の金額が調整され、これを新規専属契約の開始時点に支給することで合意しました。EXOのメンバーの一部は既存の専属契約が終了し、新規専属契約に基づいて契約金を支給され、芸能活動を開始した状況です。

現在EXOメンバーの1人はまだ再契約をしておらず、依然として当社と議論し続けていることが、自発的な契約締結だということを証明しています。

- 新規専属契約の効力を否定するための絶え間ない圧力の試み

既存専属契約と新規専属契約は別です。アーティスト3人は自発的に新規専属契約を締結しました。

しかし、その後アーティスト側は突然立場を覆し、新規専属契約の効力を否定できるよう望みました。これに対し会社に再協議を要請した後、繰り返し精算資料のコピーを提供しなければ直ちに専属契約を解約し、公正取引委員会に申告して、マスコミに暴露するなどの圧迫を続けてきました。会社がこれに対して誠実に協議してきたが、外部組織の介入に対する確認を要請すると「奴隷契約」を云々しながら事実とは異なる主張をしています。

- EXOの活動を維持するための努力

当社は外部組織の介入に対する疑惑が全く解消されていない状況でも、アーティスト3人に対して精算資料のコピーを提供することを決めるなど、EXOの活動を維持するための努力をします。

虚偽または歪曲された事実に基づいて、最近の最高裁の判決に対する検討もなく、公正取引委員会に申告したアーティスト側の行動は非常に残念です。公正取引委員会への申告の件についても客観的な事実関係および当社の明確な立場を毅然として丁重に疎明したいと思います。しかし、当社は、当社に所属する堅実なアーティストおよび当社を変わらず応援してくださる大切なファンのためにも、適法に締結された契約を揺るがそうとする不当な試みや客観的事実を歪曲する行為に対しては積極的に対応します。

ありがとうございます。

記者 : パク・スイン