「離婚弁護士シン・ソンハン」でチェ・ジュン役を演じた俳優のハン・ウンソンが、作品で出会ったチョ・スンウ、キム・ソンギュン、チョン・ムンソンに感謝を伝えた。

JTBCドラマ「離婚弁護士シン・ソンハン」（脚本：ユ・ヨンア、演出：イ・ジェフン）はめまいがするほど敏感なアーティスト出身の離婚専門弁護士シン・ソンハンが向き合う想像を絶する離婚の依頼と、息ぴったりの3人の友達を描いたヒューマンドラマだ。

チョ・スンウ、キム・ソンギュン、チョン・ムンソンなど、演技に定評のある俳優が多数いるだけに、撮影現場では俳優たちのアドリブが続いた。ハン・ウンソンは「アドリブが本当に多かったです。監督も『あなたがやりたいようにやって』というふうに、俳優を信じてくれました。調停室のシーンで相手側の依頼人とケンカをする時もアドリブでした。なので、相手の弁護士役の方が困惑することも多かったです」とし、「チョ・スンウ先輩が持っていたマッサージ器具も先輩のアドリブだったんです。正体を明かして殴られるシーンが先輩と初めて撮るシーンだったのですが、即興で自然にやり取りしました。その日はちょうど誕生日だったのですが、しっかり誕生日パン（誕生日にイタズラで殴られること）になりました（笑）」と振り返った。

続いて「酔ってポッピンを踊る場面もアドリブでした。台本に酔っ払って踊ると書いてあったので、悩んだ末にあのように踊りましたが、先輩方もみんな驚いていました。僕をテントの外に連れて行ったシーンも、チョ・スンウ先輩が足で握手をしたシーンもアドリブでした。僕も思わず『足？』と言ったら、キム・ソンギュン先輩がドイツではこんな風に挨拶したと、自然につなげました。それだけ相性が本当に良かったんです」とつけ加えた。

「離婚弁護士シン・ソンハン」を輝かせた見どころの一つは、シン・ソンハン（チョ・スンウ）、チャン・ヒョングン（キム・ソンギュン）、チョ・ジョンシク（チョン・ムンソン）の3人のケミストリーだ。ハン・ウンソンもドラマで3人の友情を見ながら、共感する瞬間が多かったという。

ハン・ウンソンは「カンジャンゲジャン（ワタリガニの醬油漬け）、キムチを分け合って、焼酎を飲むシーンなど、僕も友達に会う時は同じです。電話中に声だけ聴いて『泣いたか？』と聞くシーンを見ながら、ぐっと来るものがありました。男女関係なく、周りの友達が思い出されて共感するしかないと思います」とし、「実際、僕の友達がこのドラマを見てワイングラスで焼酎を飲んでみたそうです（笑）。シン・ソンハンと友達を見ながら、僕と友達の姿をたくさん思い出しました」と説明した。

ドラマでシン・ソンハンに憧れていたチェ・ジュンのように、ハン・ウンソンもこの作品を通じてチョ・スンウに対する尊敬の気持ちが大きくなった。彼は「本当にカッコいいです。スンウ先輩を見て、確かに違うと思いました。目を見て台詞を話しながら、その台詞を僕の心の中に入れてくれる感じでした。若い頃、先輩が出演した『タチャ イカサマ師』のゴニを見て俳優を夢見たのですが、対面して演技ができるなんて実感できませんでした」とし、「大学の同期たちもチョ・スンウ先輩と同じ作品に出演するなんて成功したと、羨ましいと言いました。先輩に殴られる最初のシーンを撮る時、先輩がカット別にすべて違う殴り方をしました。それに一生懸命に反応していたら、3秒間じっと見た後、『全部見てたね？』と言われました。その後、僕をもっと信じてくれました」と説明した。

ハン・ウンソンは温かく接してくれたチョ・スンウに感謝を伝えた。彼は「先に兄さんと呼んでといいと言ってくれて、温かく接してくれました。撮影が終わってから、『邪魔にならない程度に、時々ご連絡します』と連絡しました。これから先輩に執着しようと思います（笑）」と冗談を言った。

キム・ソンギュンとチョン・ムンソンは、ハン・ウンソンが撮影現場で思いっきり力を発揮できるように頼れる兄貴の役割をしてくれたという。ハン・ウンソンは「ソンギュン兄さんに感謝したいことが多かったです。親戚のお兄さんに会ったように、話をすべて聞いてくれました。作品の中のヒョングンと似ています。作品が終わった後、兄さんのおかげで現場で幸せだったと伝えました」とし、「ムンソン兄さんも同じです。多くの才能がある人です。みんなこれで大丈夫なのかと思うほどリラックスしていて、お互いをサポートしていました。通常12部作を撮るのにかかる時間より、ずっと早く撮影が終わりました。こんなに何のトラブルもなく終わることができたのは、先輩方のケミストリーと、本当に良かった現場の雰囲気のおかげだと思います」と説明した。