Ciipher ケイタ「BOYS PLANET」を通じて得たものとは?練習生への感謝と今後の活動計画を語る

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写真=RAIN COMPANY
Mnet「BOYS PLANET」に出演した日本人練習生のケイタが、番組を終えて今の心境を語った。

彼は韓国で4月20日に放送終了した「BOYS PLANET」に出演し、惜しくもデビューを逃したが、大きな注目を集めた。5月3日、Newsenと出会ったケイタは、番組終了後の近況について「放送が終わった後、これまでできなかった分、たくさん寝ました。元々睡眠時間は長い方なんです」と話して微笑んだ。

そして「所属グループCiipherに戻って、今後どのようにしていくかを考えたりして、ヒーリングの時間を過ごしました。今後はCiipherのメンバーと共にグループ活動をする予定です。今はグループであれソロであれ、できることは全部やりたいという気持ちです」と今後について語った。

ケイタはグループZEROBASEONE(ZB1)としてのデビューは叶わなかったが、18人が選ばれたファイナルの生放送まで進出し、世界的な人気を証明した。彼は最初の評価であるスターレベルテストでBlock BのユニットBASTARZの「品行ZERO」を披露し、序盤から強烈な存在感を見せた。そしてファイナルまですべてのラウンドで自身の役目を忠実に果たしてきた。順位の上昇は、さらに拡張したケイタのグローバルなファンダム(特定のファンの集まり)のパワーを立証した。

ケイタは「『BOYS PLANET』に取り組んでいる間、最善を尽くしました。もちろんデビューができなかったことは残念でしたが、学んだことが多かったと思います。一つやり遂げたという、そんな心地の良い気持ちになりました」と話した。出演前の予想順位は何位だったのかという質問には、「上手な人は多いと思いましたが、一度はデビュー組に入りたいと考えて挑戦しました。一生懸命に頑張って良い結果を得たようで、思ったよりもよくやったと思います」と答えた。

ファイナル進出者のケイタは、計4回の順位発表式を経験した。ケイタは「やはり最初の発表式の時は正直に言って、大きな期待はしていませんでした。どんな結果になっても、やるべきことだけきちんとやろうと思うだけで、結果に対する期待はあまりしていませんでした。思っていたより良い結果が出て、回が進むごとにプレッシャーは少し感じました。『今回は落ちるだろう』という不安は少しありました。順位を維持したい気持ちもあって、ずっと欲はあったと思います」と回想した。

また「正直に言って、順位がさらに上がるとは思いませんでした。一度順位がすごく上がった時がありましたが、実はその時がとても大変だった時期でした。自信がなくなっていた時期で、自分はちゃんとやれているのだろうかと思っていた時でしたが、順位が上がったのですごく驚きました。それだけ良い姿をたくさんお見せしたいという思いが強くなりました」と告白した。

スタークリエイターたちは着実にオンライン投票を続け、ケイタのデビューを祈った。ファンの関心と愛を最も大きく実感した瞬間はいつだったかという質問にケイタは「やはり競演のステージを披露する日、ステージに上がった時でした。カメラを見てステージを披露しますが、すぐ目の前に応援してくれる方々が見えるので、ラップと歌、ダンスをする時に一番力が出ました。応援してくれるとより楽しくできたんです」と話した。

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ファンだけでなく家族、友達の応援も心強い支えになった。ケイタは「家族は僕が長くやってきたことをずっと傍で見守ってくれた存在なので、『プレッシャーを感じずに、自分がやりたい通りにだけやってほしい』という言葉を最後まで言ってくれました。友達だと、デビューしている人が多かったです。一緒に長い間練習をしていた友達なので、『お前は実力があるから、うまくできるよ』と言い続けてくれました。一緒に汗を流し、練習した友達が信じてくれたので、大きな力になりました。自分を信じられるきっかけになりました」と話した。

ケイタは「BOYS PLANET」に先立ち、2018年にボーイズグループのサバイバル番組「YG宝石箱」に出演している。その後、RAIN COMPANY所属のボーイズグループCiipherのメンバーとして2021年に正式デビューした。すでにデビューしたアイドルとして、サバイバル番組に再挑戦することは容易ではない決断だった。

これに対してケイタは「最初は本当にたくさん悩みました。初めてサバイバル番組に出た時、すごく残念だったんです。サバイバルに対するトラウマと言いましょうか、それが少し残ってはいたのですが、でももう一度挑戦したら良い影響を受けることができそうだと思いました」と明かした。

「『BOYS PLANET』に出たら、必ず得るものが一つくらいはあると思ったんです。トラウマも克服し、一度挑戦しなければと思い、出演しました。元々挑戦を楽しむタイプではありません。でも挑戦によってそこだけで得られるものがあるということをよく分かっているので、決心することができたと思います。思っていたよりもずっと多くのものを得て、出演してよかったと思っています」と続けた。

Ciipherのメンバーも、ケイタの選択を支持してくれたという。彼は「メンバーたちがステージを見続けて、モニタリングをしてくれました。ずっと『あなたが上手なのは僕たちがよく知っているから、心配はしていないけれど、辛いことがあればいつでも言って』と話してくれました。同じチームのメンバーだから僕をよく理解してくれて、いつも僕を信じてくれました」と話した。

そして「『BOYS PLANET』が終わってすぐ、メンバー一人ずつと話を交わしました。皆で話した時も本当にお疲れ様と言ってくれました。Ciipherに対して関心を持ってくださった方も増えたので、今はすごく良い機会だと思います。これから一生懸命頑張って、必ず成功したいです。メンバーともこれまで苦労した分、これからは光を見出せたらと話すようになりました。今後僕たちができることが増えたらいいなと思っています」と希望を語った。

Ciipherとメンバーたちはケイタにとってどんな意味を持つ存在かという問いには「一緒にいると一番楽で楽しいです。Ciipherというチームは辛い時も何も考えずに向かえる場所です。番組で僕の姿をたくさんお見せしましたが、まだ見せられなかった姿はたくさんあります。僕を含め、Ciipherには作曲をする人が多いので、Ciipherだけの新しい音楽をずっとお聞かせしたいです。できることはすべてやってみたいです」と答えた。

最初の評価であるスターレベルテストの「品行ZERO」を筆頭に、すべてのステージに力を入れたが、中でも圧倒的だったステージは、K VS Gグループバトルで披露したBLACKPINKの「Kill This Love」だった。ジャン・ハオ、ソク・マシュー、チェン・クァンルイ、ワン・ツーハオ、ミンを自身のチームメンバーとして選抜したケイタは、キリングパートを引き受け、素晴らしいライブパフォーマンスを披露したと評価された。スターマスターのイ・ソクフンは「ケイタはステージを楽しみながら遊んでいる」と好評し、pH-1は「ケイタは完全にベテランだ」と絶賛した。

ケイタも「Kill This Love」を最も印象深いステージに挙げた。彼は「一つだけ選ぶとしたらBLACKPINK先輩のカバーステージです。そのステージがファンの方々にお見せした初めてのステージでもあり、僕はこんな人だというのをしっかりとお見せしたいという気持ちで一生懸命に準備したステージでもありました。一緒にやりしたい練習生も僕が選びました。この子たちとやれば本当に素敵なステージを一緒に作ることができるだろうと思いました。頭の中で描いた絵をそのままかっこよくステージにできたので、すごく記憶に残っています」と明かした。

自分で一番成長したと感じる点は何かという質問には「もともと僕は、自分の好きなスタイルの曲だけ上手くできるタイプでした。今回のサバイバルでは、本当にいろんな練習生がいました。普段は関心のなかったスタイルについても『どうやったらあの子みたいに上手くできるだろうか』と悩むようになりました。練習する姿を実際に隣で見るので、学ぶことが本当に多かったです。表現できるものが多様になったと感じています。元々好きだったのは楽しく遊ぶような感じのスタイルでした。ステージの上で遊びながら表現することが元々好きでした」と答えた。

歌手イ・ソクフンとEXIDのソルジ、pH-1、チェ・ヨンジュン、ペク・グヨン、LIP Jなどスターマスターたちはケイタに愛情のこもったアドバイスと応援を惜しまなかった。ケイタは「3次の競演を準備していた時、自信がすごくなくなっている状態でした。選んだ曲ができなくなり、心も少し疲れている状態だったので、それで自信がなくなっていたようでした」と回想した。

彼は「リハーサルをしてからpH-1さんが僕の隣に来てくれました。パートが分けられている歌詞の紙を見て、『なんでこんなにパートが少ないの』と聞いてくださいました。『今回は自信がなくて、パートを望む力が出なかったんです』と言ったら、『ステージではそのような考えは絶対に捨ててほしい』と言われました。『今まで見てきたあなたは誰が見ても才能のある子だし、これからも上手くいくという信念を持っているから、ステージを上手くやってほしい』という言葉が大きな励ましになりました。おかげで普段のステージを気楽に楽しもうというマインドを取り戻すことができました」とエピソードを語った。

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「YG宝石箱」を経てグループCiipherとしてのデビューまで、多くの変化と成長を重ねてきたケイタは、2番目のサバイバル「BOYS PLANET」を通じて音楽とステージへの情熱が一層強くなったと明かした。彼は「もともとアイデアを先に考えて話す方ではなかったのに、『BOYS PLANET』の競演では才能のある子が多く、アイデアをたくさん出す子も多かったんです。隣にいたら自然とアイデアが浮かんできました。この子たちとかっこいいステージを見せたいという気持ちが次第に大きくなりました。それで自然にアイデアも思い浮かんで話しました」と明かした。

最も親しくなった練習生は誰かという質問には、「親しくない人は本当にいません。あえて挙げるなら、ジャン・ハオとソク・マシューとはすごく親しくなりました。ハオ兄さんは最初の対面式ですぐ前の席にいたので、そこで会話をしました。最初の評価で一緒にオールスターをもらった後も話をしました。その後、兄さんと必ず一緒にステージをやりたいと思いました」と答えた。

彼は「どれほど上手くてかっこいい兄さんなのか分かっていたので、『Kill This Love』のメンバーを選ぶ時に一番最初に思い浮かびました。絶対に兄さんとステージをやりたいと思いました。ハオ兄さんは本当に良いお兄さんで、友達のようなお兄さんでもあります。遊ぶ時は友達のように本当に気楽に遊ぶ仲でしたし、大変な時は気兼ねなく頼ることができる兄さんでした」と回想した。

ソク・マシューは一歳年下の弟だが、気を使うことのない友達のような関係になったという。ケイタは「合宿が始まった後、退屈でいろいろな部屋に遊びに行ったのですが、そこにちょうどマシューがいて親しくなりました。色々な話を交わしながら本物の友達のように親しくなりました」と話した。

また「どんな音楽が好きなのかについても話し、たくさんの会話を交わしました。マシューは本当に明るい子です。僕にマシューから近づいてきてくれましたし、隣にいたら辛い時もずっと明るいエネルギーをくれる子です。本当に明るくて素敵な友達です。ハオ兄さんとマシューは、僕にいつも明るいエネルギーを持った人だと話してくれましたが、実際に自分はそう感じませんでしたが、そういう話をしてくれたのでありがたかったです。互いに良い影響を与え合う関係でした」と2人に対する愛情を語った。

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歌とダンスが好きでK-POPアイドルを夢見たケイタは、日本から韓国へ渡った。「YG宝石箱」への出演、Ciipherとしてのデビューや活動、「BOYS PLANET」ファイナル進出など、自身を応援してくれる全世界のファンのために絶えず活動を続けてきた。韓国を基盤に活動を繰り広げているだけに、韓国語の勉強も怠らず、サバイバル番組や各種活動、インタビューでも優れた韓国語の実力を披露した。

韓国語の実力に関する質問にケイタは「初めに韓国語の本で1、2ヶ月ほど勉強しました。その後韓国に渡り、韓国語で会話をする機会がたくさんありました。自然に韓国語を学びました」と答えた。

「BOYS PLANET」への挑戦を終えたケイタは、今後所属グループのケイタに戻り、グループ活動を続ける見通しだ。ケイタは「Ciipherのメンバーとして、より良い音楽とステージをお見せしなければならないという責任感は当然感じています。しかし今は責任感やプレッシャーよりは期待が大きくなりました」と明かした。

そして「カムバックをしたいですし、コンサートを通じてファンの方々にお会いしたいという気持ちもさらに大きくなりました。これからカムバックをして公演をする時、どれだけ多くの方々が好きになってくれるだろうかという期待を抱いています。すべてのことにポジティブな方ではないですが、この仕事は僕が好きなことなので、好きなことで愛されるというのがより幸せに感じられるのだと思います」と語った。

正確なCiipherのカムバック、公演の計画は未定だ。ケイタは「メンバーと同様に、僕も作曲をするので、できるだけ早くファンの方々に挨拶をしたい気持ちで一生懸命に曲の制作をしています。強烈で、パフォーマンスの面で目に留まるようなステージを一度やってみたらよさそうだと考えています。これまでCiipherとして披露した姿は、明るく清涼なイメージが多かったんです。Ciipherとして新しいスタートを切ることになるだけに、新しい姿を見せたいです」と今後について語った。

最後にケイタは、応援のメッセージを送ってくれた全世界のスタークリエイターたちに「番組を通じて僕を知った方もいらっしゃいますし、前から応援してくださった方もいらっしゃると思います。言葉では絶対に表現できないほど感謝しています。『BOYS PLANET』では残念な結果となりましたが、再びCiipherというグループで輝くチャンスを掴みたいです。なるべく早くファンの皆さんに会って、良い姿をずっと見せていきたいです」と挨拶した。

記者 : ファン・ヘジン