放送開始「ボラ!デボラ~恋にはいつでも本気~」ユ・インナ&ユン・ヒョンミン、火花が散る初対面【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=ENA放送画面キャプチャー
ENA水木ドラマ「ボラ!デボラ~恋にはいつでも本気~」が、初回から没入度の高いストーリーを披露した。

韓国で4月12日より放送を開始した同作は、最強恋愛コーチのテ・ボラ(ユ・インナ)が直接見て、聴いて、しゃべって、経験した現実恋愛ストーリーで視聴者の共感を引き出した。

この日の放送は、テ・ボラの甘い日常で始まった。洗練されたビジュアルにしっかりした話術を持つテ・ボラは、みんなが憧れるセレブそのものだった。何よりも完璧なスペックに抜群のビジュアルまで兼ね備えた恋人ノ・ジュワン(2PMのチャンソン)は、テ・ボラの自慢だった。人々の前では「恋愛の目的は結婚じゃない。今、後悔のない恋愛をしているかだ」と言うテ・ボラだったが、彼女もノ・ジュワンとの結婚を内心では期待していた。知人との集まりで「年内には結婚する」と言ったノ・ジュワンの宣言を、ずっと気にしていたのだ。しかし、3周年の記念日にも、ノ・ジュワンはプロポーズをしなかった。

テ・ボラは愛の戦略を開始した。自分が進行するラジオ番組「恋愛に関するほぼすべて」で恋愛エピソードを紹介する中で、ノ・ジュワンを連想させる男性のエピソードを取り上げ「小さくてきらめく物を渡しながら『俺と結婚しよう』と言えば、絶対に成功します」と、恋愛コーチを口実にして本音を表したのだ。しかし、その話に反応を見せた人は別にいた。

図書出版チンリの企画者イ・スヒョク(ユン・ヒョンミン)が、まるで自分を描いたようなエピソードだと、テ・ボラの話に刺激を受けたのだ。実はその頃、イ・スヒョクはテ・ボラの存在を大きく意識していた。ベストセラー作家でもある彼女が、恋愛には“戦略”が必要だという考えに反感を持っていた。イ・スヒョクは「感情に素直になって、相手に真心を伝えること」が本物の愛だと考えている。


正反対の2人の初対面は、予期せぬ瞬間で実現した。テ・ボラのアドバイスを聞いた後、イ・スヒョクはずっと自分の過去の行動を気にしていた。そして、恋人のユリ(キム・ジアン)を思い出して入ったジュエリーショップで、指輪を見ていたテ・ボラに会ったのだ。

幸せな想像をしていたテ・ボラに、イ・スヒョクはわざと「元々使い道がないのが指輪なのに、目的は必要なようですね」と水を差した。テ・ボラも負けずに「何も知らないから恋愛もうまくいかないのでしょうね。明日、そのまま返品しに来るんじゃないかな」と言い返した。しかし、これに対抗するように、テ・ボラが着けていた指輪を買うと言ったイ・スヒョクの突発的な行動には何も言えなかった。

しかしすぐ友人のイ・ユジョン(Girl's Dayのソジン)から、百貨店で結婚指輪を買うノ・ジュワンを目撃したという話を聞いた。いつの間にか目前に迫ったハッピーエンドにテ・ボラが喜ぶ間、テ・ボラがはめていた指輪を買ったイ・スヒョクには、バッドエンドが待っていた。イ・スヒョクは恋人のユリに渡す指輪を、出すこともできないまま別れを告げられた。ユリは気持ちをはっきり表現しなかったイ・スヒョクに「あなたは最悪だわ。傍にいる人をつまらなくさせる」と、ずっと思っていた本音を明かした。結局イ・スヒョクは釈明もできないまま、恋人と別れた。長い恋愛の終わりに、新しいページの始まりを控えているテ・ボラとイ・スヒョクの姿は、これから展開されるストーリーへの好奇心を刺激した。

同作の現実的なカップルの姿、恋愛という一言で説明できない複雑で微妙な関係とその内密の事情は、視聴者の注目を集めるのに十分だった。その中心に立っているユ・インナは、特有のラブリーさとコメディを行き来する演技で、テ・ボラの魅力を倍増させた。悪い男の定石イ・スヒョクに変身したユン・ヒョンミンも、ときめきを刺激した。ここにハン・サンジンに変身してユン・ヒョンミンと“ティキタカ(相性が良く、ポンポンとやり取りする様子)”を披露するチュ・サンウク、ノ・ユワン役で劇に愉快さを加えるチャンソン、親友のテンションを発揮したイ・ユジョン役のソジンまで、個性溢れるキャラクターたちを自然な演技で表現した俳優たちの熱演が、没入度を高めた。

初対面で互いに強烈な第一印象を残したテ・ボラとイ・スヒョク。イ・スヒョクはつらい恋愛の最後のページを迎えたが、まだテ・ボラには最後のページが残っている。今後、二人が作り上げる新しいページに期待が高まる。

同作の第2話は本日(13日)の午後9時に放送される。

記者 : ノ・ハンビン