「愛と、利と」ユ・ヨンソク“キャラクターの感情を理解してありのままを伝えようとした”

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写真=キングコング by STARSHIP
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
俳優のユ・ヨンソクが、ドラマ「愛と、利と」の中のもどかしい関係に対する反応に共感すると明かした。

2月、韓国で総合編成チャンネルJTBC水木ドラマ「愛と、利と」の放送が終了した。同名の小説を原作とした同作は、それぞれ利害が異なる人々が出会い、真の“愛”の意味を理解していくストーリーを描く恋愛ドラマだ。

ユ・ヨンソクが演じたハ・サンスは、アン・スヨン(ムン・ガヨン)への感情が深まったにもかかわらず、現実という壁の前で少しの迷いにより関係を終わらせることができず、後悔しながら、引き続き彼女に近づく人物だ。極めて現実的で共感を得たが、理解しにくい行動により、もどかしさを感じさせた。

最近、ソウル江南(カンナム)区駅三洞(ヨクサムドン)のあるカフェで、マイデイリーと会ったユ・ヨンソクは「そのような反応があるのが当然のドラマです。主人公の立場から感情についていくことになるので、もどかしくて理解できないと思います。実際に恋愛をしながら見てはならない瞬間と感情まで、主人公のナレーションとセリフを通じて見ることになるのではないでしょうか。隠さなければならない感情まで完全に視聴者が感じてしまうので、大変な気持ちになると思います」と視聴者の反応を理解した。

特にハ・サンスというキャラクターについては「行動が理解できないというより、サンスの感情を完全に理解しようと努力しました。そうしてこそ僕がサンスの感情をありのまま視聴者に伝えることができるからです」と話した。

また「サンスの行動を皆が理解できるとは思いませんでした。しかし、僕がこのような行動をして、このような選択をする時、どんな感情でこのような選択をすることになるのか、完全に伝えたいという気持ちでした。(視聴者に)これらの行動をすべて理解させ、説得しようとはしませんでした。俳優として、自分の感情がうまく伝われば良いことで、理解していだだければと思いました」と付け加えた。

ハ・サンスは、アン・スヨンが銀行警備員のチョン・ジョンヒョン(チョン・ガラム)と付き合い、友人のソ・ギョンピル(ムン・テユ)と恋愛が噂されても、彼女への気持ちを断ち切ることができなかった。その理由は何だろうか。

「自分の迷いがばれてしまって、ズレ始めたんじゃないでしょうか。結局、自分の気持ちに忠実にならず、多くのことを考えすぎて、結末まで考えたことにより、迷いが生じました。それが自分のせいだという、自分の間違った迷いから始まったという思いから、ずっと気になって、断ち切ろうと努力しても、ずっと心に残ってしまったんだと思います」

ユ・ヨンソクは放送が終了したにも関わらず、依然として愛が理解できないという。「いくら理解しようとしても理解できなかったです。視聴者の方々から『愛のNo理解』と言われますが、僕も共感します。このドラマに出演しましたが、制作発表会の際に『愛をどのように定義するのか』と聞かれた時も『よく分からない』と答えました。それが正しいと思います。ドラマを観ながらも、観れば観るほど分からなくなり、理解することは簡単ではなかったです」と明かした。

記者 : パク・ソヨン