「車輪」パク・ヒスン、隠された素顔が明らかに【ネタバレあり】

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
「車輪」でパク・ヒスンの意外な正体が視聴者に衝撃を与えた。

韓国で1月16日に放送されたSBS月火ドラマ「車輪」第9話では国会議員ナム・ジュンド(パク・ヒスン)の隠された素顔が明らかになった。

刑法改正案を発議するため、被害者ナムグン・ソルを通じて世論を動かす準備をしていたところ、違法撮影の被害者が売春女性だったことが暴露され、ナム・ジュンドは危機を迎えた。さらに、ナム・ジュンドが加害者である医大生の母親の見舞いに行った際、チ・スンギュの父親に暴行された映像が相次いで公開され、状況は逆転した。これはナム・ジュンドとチャン・ウジェ(キム・ムヨル)が計画していたものだった。

キム・ヘジュ(キム・ヒョンジュ)は、ナム・ジフン(チョン・テクヒョン)の携帯電話とメールを発見した直後、キム・スビン(チョン・スビン)が家を出たことを知った。ヒョン・ヨジン(ソ・ジョンヨン)はキム・スビンの言葉は信じられないとし、最初から探さない方がいいと言ったが、キム・ヘジュは疑いより「心配」が先だった。

ナム・ジュンドにこれを知らせる途中、衝撃で倒れたキム・ヘジュは病院に運ばれた。ナム・ジュンドは「ごめん。君は知らない方がいいと思った」とし、息子のジフンが事故ではなく、自殺したことを知らせなかったと告白した。過去の事件の加害者であるチン・スンホ(イ・ミンジェ)と名門大学の医大生チ・スンギュに続き、ナム・ジフンの死まで「なぜこのようなことがずっと起きているのか」と悲しんだ。ナム・ジュンドは「ジフンは違う」とし、彼らと同じことだと思わないでほしいと慰めた。

キム・ヘジュとナム・ジュンドの家から出てきたキム・スビンが向かったところは実母の職場だった。親がいないという言葉は嘘だった。しかし、10年ぶりに訪ねて妊娠の事実を知らせた時から母親は冷遇し、結局彼女はチムジルバン(韓国式サウナ)を転々としながら過ごすしかなかった。

そうするうちに携帯電話を置いてきたキム・スビンは、自身が「彼氏だ」と名乗る人からかかってきた電話に出た母親が、その一行に携帯電話を渡したという話を聞き、不安を感じた。もし妊娠した事実を言ったかと聞くと「言ってない」と言ったが、実は全て電話で話していた。キム・スビンはこれを知らないまま自身の番号に電話をかけた。

意味深長な笑顔でキム・スビンの電話に出たのは、ナム・ジフンと一緒に撮った写真の中にいた謎の人物だった。そして、彼はカン・スンホン(チャン・グァン)の首席補佐官であるシン・ヒョンテ(ソ・ソンジョン)がオフィステル(事務所としても住居としても使える施設)で売春した事実を知り、キム・スビンと一緒にお金をだまし取った一行だったことも捉えられ、好奇心を刺激した。

一方、チン・スンヒ(リュ・ヒョンギョン)はキム・ヘジュに復讐するため、しばらく機会を待っていた。再び適当な機会を狙っていた彼は、SNSを通じて公開された、デジタル性暴行の加害者である医大生チ・スンギュの親が運営する食堂を訪ねた。そして彼は「僕たち、同じ被害者同士で何かしましょう」とキム・ヘジュ、ナム・ジュンド夫婦に報復するため団結することを提案した。

しかし、彼らは断った。息子が違法撮影した事件の被害者が、売春女性だったという事実を知った彼らは、これ以上この問題が拡大することを願わなかったためだ。それから、ネットではただの被害者と見なされていたナムグン・ソルが売春女性だったという非難の書き込みが広がった。チ・スンギュの親は、チン・スンヒが暴露したと疑ったが、実は売春の前科があったシン・ヒョンテがすべてを知って行ったことだった。彼が狙ったのはナム・ジュンドの危機だった。

案の定、ナム・ジュンドは「刑法改正案を発議するにはナムグン・ソルが必須じゃないか? どうしてこれを知らなかったのか?」と怒ったが、彼がチ・スンギュの父親に暴行される姿が盛り込まれた映像がネットコミュニティを通じて広がり、世論はまた変わった。これはチャン・ウジェが秘密裏に撮っておいた映像だった。しかし、ジレンマは終わらなかった。

今度は、被害者の女子大生の祖母チョ・グィスン(ウォン・ミウォン)が訪れ、ナム・ジュンドが加害者の親の見舞いに行ったことについて「裏切られた」と非難した。やっとナム・ジュンドも自分と同じ気持ちだということに気づいたキム・ヘジュは、夫が一人で経験しなければならなかったことに申し訳ない気持ちを表わした。「愛してる。疑わないで」というナム・ジュンドと「疑わない。あなたの本心を」と答えるキム・ヘジュは互いの切ない感情を確認した。

この日の放送の最後にはどんでん返しが隠れていた。チャン・ウジェがナム・ジュンドの映像を撮影したのはすでに2人が企んだことで、まさにその日病院から出てチャン・ウジェに「念のためよく保管しておいて」と指示するナム・ジュンドのまた別の顔が視聴者を混乱させた。キム・ヘジュに愛と信頼を与えた完璧な夫で透明な政治家、ナム・ジュンドの「愛してる、疑うな」という一言の中に込められた彼の真心が気になる。

同日の視聴率は首都圏4.9%、全国4.4%(ニールセン・コリア)、20~49歳の視聴率は1.5%を記録した。さらに、最高視聴率は6.0%まで上がり、月火ドラマの中で1位になった。

記者 : パク・アルム