OMEGA X、事務所との初公判で意見が対立…暴言・暴行は認めるもセクハラ疑惑は否定

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写真=SPIREエンターテインメント
OMEGA Xと事務所が専属契約をめぐる初公判で激しく対立した。

本日(7日)、ソウル東部地裁第21民事部で、OMEGA Xのメンバーたちが所属事務所のSPIREエンターテインメントを相手に提起した、専属契約効力停止仮処分訴訟の初尋問期日が行われた。

OMEGA Xと事務所の対立は10月に報じられた。メンバーたちが米・ロサンゼルスでの公演を終え、所属事務所の元代表から暴言や暴行を受けたという主張と共に、音声ファイルが公開された。

事務所はメンバーたちとの会話を通じて誤解を解いたと釈明したが、以前からもメンバーに対する暴行や暴言が絶えなかったという事実が明らかになり、波紋が起きた。

メンバーたちは資料を通じて、事務所が暴行や暴言などで自分たちの人格を保護せず、信頼関係が破綻したと主張。事務所は「ワールドツアーを開催するのが難しい状況の中で事務所が費用をかけてツアーを行い、この過程で事務所の代表の感情が爆発した」と加害事実を認めながらも「暴言を吐いたとしても、(代表から暴言・暴行被害に遭った)ジェハンを除いた他のメンバーの専属契約解除の理由にはならない」と主張した。

また、この日の裁判を通じてOMEGA Xがデビュー後、事務所から精算された金額が0ウォンだったという事実も明らかになった。

これに対し、事務所はOMEGA Xの場合、従来のアルバム活動を通じて発生した収益がなく、精算できる状況ではないと反論。ツアー関連の精算はまだなされていない状態で、各メンバーには事前に契約金を支給した経緯があると説明した。ジェハンが受け取った契約金は税込みで300万ウォン(約30万円)だった。

裁判所は「契約を締結した後、債務者(事務所)が相当な費用を投資したことは事実だが、精算する時まで債権者(OMEGA X)にいかなる費用も支給しなければ債権者の不満が生じると思われる」と話した。

この他にもOMEGA Xと事務所の双方は、10月にアメリカから帰国する過程で起きた抑留の疑い、元代表によるメンバーへのセクハラ疑惑についても意見が対立した。事務所の弁護士は「私たちが把握したものによると、セクハラ疑惑は事実無根」と主張。OMEGA Xのメンバーたちは専属契約効力停止仮処分関連の紛争が終わった後、セクハラ疑惑関連で追加訴訟を行うと伝えた。

OMEGA Xは昨年6月にデビューした11人組のアイドルグループだ。全員がデビューを経験したり、JTBC「MIX NINE」、Mnet「プロデュース101」シーズン2、KBS 2TV「The Unit」などオーディション番組に出演した経歴のあるメンバーで構成された。

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記者 : ファン・ヘジン