チュウォン、Netflix映画「カーター」で役作りのために7kg増量…アクションシーンの評価に不満も?“韓国のトム・クルーズになりたい”

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写真=Netflix
Netflix映画「カーター」でフィルモグラフィー史上最も強烈な変身に成功したチュウォン。血まみれになって熾烈に激闘する彼の姿に驚く声が続く中、チュウォンは「とても達成感を感じた作業」と胸いっぱいの感想を伝えた。

「カーター」(監督:チョン・ビョンギル)は、謎の作戦に投入された“カーター”が与えられた時間内に自身を取り戻し、ミッションを成功させなければならないリアルタイムアクション映画だ。

ドラマ「カクシタル」「グッド・ドクター」「ヨンパリ」「アリス」など、作品ごとに安定した演技力と体を張ったアクションを届けてきたチュウォンは、同作を通じてフィルモグラフィー史上最も強烈な演技の変身を披露した。

彼が演じる“カーター”は、自分の名前も年齢も分からないまま、全世界を焦土化したウイルスの唯一の治療剤である少女を連れてくる任務を全うしなければならない人物だ。目を開けたら、頭の中に得体の知れない装置が埋め込まれており、口の中には破壊用爆弾が装着され、どうにもいかない状況で、耳の中から聞こえてくる見知らぬ声だけに依存して動く様子は、張り詰めた緊張感と没入感を与える。

チュウォンは最近オンラインで行われたインタビューで「OTT(動画配信サービス)の作品は初めてで、僕の作品がグローバルに公開されたことはなかったので新しい経験です」とし「視聴率や観客数を毎日チェックするわけではないので緊張しなくていいと思いましたが、世界に向けて公開されるということで期待と心配がありました」と伝えた。

「カーター」は公開後、Netflixの非英語映画ランキングで1位を記録した。「この映画には、あらゆる大胆なアクションが詰まっています」と自信を見せた彼は「僕はアクションが下手ではないのに、シナリオを見て『本当にたくさん準備しないといけない』と思いました」とし「特に劇の序盤の浴室シーンのような大きなアクションシーンは、丸暗記しなければいけませんでした。バイクのシーンも初めてで、免許書をとって準備しました」と説明した。

7kgほど体重を増やしてまで役作りをしたチュウォン。「脂肪と筋肉を同時につける過程だった」と言った彼は、実際に体を作って挑んだアクションなのに「CGだと思った」という評価を見て少し残念だったという。また同作を通じて“韓国のトム・クルーズ”になりたいと笑顔を見せた。

シナリオのアクションを一体どう撮ればいいのか想像もできなかったと言った彼は「他のドラマや映画を撮る時は、シナリオを見ながら適当に予想をしていましたが、『カーター』はほとんど予想ができませんでした。僕の予測が合ったことが一度もなかったです」とし「撮影直前まで、『これって本当に可能?』と思っていましたが、シーンを一つ一つ完成していく度に僕を含めてすべてのスタッフが『これって可能なんだ』と思えて感激しました。『カーター』チームは挑戦して達成していくことに満足感を感じたと思います」と伝えた。

特に劇の序盤、下着姿で披露する浴室でのアクションは公開後、大きな話題となった。チュウォンは「ふんどしのような下着姿で撮りましたが、監督が描いた絵が気になって、インパクトがあると思いました」と話を始めた。

“カーター”はどうして下着姿で激しいアクションをしなければいけなかったのだろうか。彼は「起きたカーターは、何の記憶も持っていません。どんな状況なのか、自分が誰なのかもわからない。そんな中で裸なのはカーターを動かす力になったと思います。軍隊に行って初めてシャワーを浴びた時、『僕は軍隊に来たんだ』『ここに従わないといけない』と思いましたが、カーターも同じ気分だったと思います。裸になったために、耳から聞こえる唯一の声に従うしかなかったんだと思います」と説明した。

「こんな設定についてチョン・ビョンギル監督に質問したことがあるか」という質問には「僕なりの確信もあったので、監督に設定の理由は聞いていません」とし「カーターを窮地に追い込むための一つの装置だと思いました」と付け加えた。

また「浴室シーンができてから、他のシーンもできると希望が持てました」とし「一つ一つ完成されるアクションシーンにとても達成感を感じました」と今回の作品をこなした自分への誇りも伺わせた。

記者 : ペ・ヒョジュ