「最愛の敵~王たる宿命~」ハ・ドグォン、王の強い味方を演じる“大事な思い出となる作品”

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写真=GnGプロダクション
俳優のハ・ドグォンが、KBS 2TV月火ドラマ「最愛の敵~王たる宿命~」の撮影を終え、名俳優としての真面目さを証明した。

彼は「最愛の敵~王たる宿命~」で、朝鮮の王イ・テ(イ・ジュン扮)の傍を守る、正4品の内官であるチョン・ウィギュン役に扮し、圧倒的な存在感を実感させた。

恐ろしい計略が乱舞する宮の中で、王の味方として抜群の知略と武術を兼ね備えつつ、思いやりのあるチョン・ウィギュンを繊細な演技力で描き出し、ハ・ドグォンだけのチョン・ウィギュンを完成させた。

しっかりとした演技力で圧倒的な存在感を発揮した彼が、作品とチョン・ウィギュンに関するビハインドストーリーを伝えた。

――「最愛の敵~王たる宿命~」の放送終了の感想を教えてください。

ハ・ドグォン:この作品は準備が大変だったので、終わったらすっきりすると思っていたのに、逆に寂しく、未練が残っています。寒い冬から暑い夏にかけて、すべてのスタッフ、俳優と共に作ったので、大事な思い出として長く記憶に残りそうです。

――最も印象的だったシーンまたはセリフは何ですか? その理由も教えてください。

ハ・ドグォン:宮で対面したユジョン(カン・ハンナ)に言った「内侍府は殿下の心を調べる人ですが、殿下の行く手を遮る者は、殿下の心中に関係なく殺します」というセリフが最も印象的でした。チョン・ウィギュンという人物と、彼の人生を完璧に表現したセリフだと思います。

――チョン・ウィギュンを演じる際、どこに最も重点を置きましたか?

ハ・ドグォン:チョン・ウィギュンは、先王と王后へのありがたい気持ちと忠誠心で、イ・テを息子よりも大事にし、愛し、イ・テの安全が大義名分である、もっぱらイ・テのため存在する人です。イ・テへの忠直の理由を、視聴者の方々が納得できるように伝えることと、忠臣ではない人間チョン・ウィギュンとして、心の中の葛藤を繊細に表現することに気を使いました。また、内官でありながらも武人という設定が相反するイメージなので、それをうまく調和させるのが課題でした。

――ビハインド映像の中の撮影現場の雰囲気がすごくよかったのですが、出演陣の関係性はどうでしたか?

ハ・ドグォン:厳しい撮影現場での冗談や笑顔は、疲れている人々を癒してくれる大きな力を持っています。共に作成しているスタッフや俳優たちと冗談を言ったり、みんなで笑える雰囲気を作っていくことが、私にできること、私がやらないといけないことだと思いました。みんな愉快でいい人だったので、お互いにポジティブなエネルギーを交換することができた現場でした。映像をご覧になった皆さんに、その雰囲気が伝わったようで嬉しいです。

――チョン・ウィギュンに最もかけてあげたい言葉は何ですか?

ハ・ドグォン:彼には「頑張ったよ。もうゆっくり休んで、お前の人生を生きて」と言ってあげたいです。チョン・ウィギュンは外見はもの静かそうに見えますが、すごく激しい人生を生きてきたので、休息をあげたいです。

――印象的だった視聴者の意見や知人の反応はありますか?

ハ・ドグォン:最初にチョン・ウィギュン役を務めることになったとき、役だけ見て「君が内官?」という反応を見せた知人たちが、武術アクションを見てからは「あ、なるほど!」という反応を見せたのが記憶に残っています。心の中では痛快で嬉しかったです。

――この作品を愛してくださった視聴者の方々に一言お願いします。

ハ・ドグォン:皆さんの応援と愛のおかげで、最後まで元気に撮影を終えることができました。いくら努力した作品でも、皆さんの反応が悪いと寂しく感じられます。しかし、毎話、そして最終回まで一緒に泣き笑いしながら愛情を送ってくださった皆さんのおかげで、幸せながらに終えることができました。心より感謝申し上げます。

記者 : チョン・ジヒョン