「最愛の敵~王たる宿命~」カン・ハンナ、放送終了の感想を語る“ずっと涙を流していたシーンも”

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写真=キーイースト、GnGプロダクション
カン・ハンナが「最愛の敵~王たる宿命~」を通じてもう一つの女優人生に残るキャラクターを誕生させた。

彼女は最近韓国で放送が終了となったKBS 2TV月火ドラマ「最愛の敵~王たる宿命~」で、生き残るために王妃にならなければならないユ・ジョン役を務め、波瀾万丈な人生を生きることになったキャラクターの様々な叙事を完璧に表現し、実力派女優であることを証明した。

イ・テ(イ・ジュン)への恋心と忠誠心から、パク・ゲウォン(チャン・ヒョク)との対立と同調、政敵に対する緻密な智略などで、ユ・ジョンの人間味溢れる性格と複雑な感情の変化を細かく表現したカン・ハンナは、ヒロインとして抜群の演技力で劇の重心をしっかりとっただけでなく、韓服(ハンボク)姿で美しいビジュアルを誇りながら様々な衣装を着こなし、視聴者を虜にした。

――長い間、「最愛の敵~王たる宿命~」の撮影に参加されましたが、最後の撮影が終わった後の気持ちと、放送終了を迎えた感想を教えてください。

カン・ハンナ:昨年11月から7ヶ月間、ユ・ジョンとして生きてきました。いろんな感情が湧いてきます。最初から最後の撮影まで、しっかり集中してうまく締めくくれたので胸がいっぱいですし、事故なく全ての皆さんと一緒に終了を迎えることができてありがたいと思いました。

――ユ・ジョンは劇中一番波乱万丈な人生を生きたと言っても過言ではありません。演じる上で、それぞれの状況に合わせて演技にどんな変化を与えましたか?

カン・ハンナ:宮殿に入る前はユ・ジョンが彩箱匠の人々と商売をしていた設定なので、宮殿では使わない気楽な言葉を使いましたし、声色も大きく変化させました。宮殿に入った後は自身の感情を人々に表してはいけなかったので、冷たい声色で簡単に他人には左右されない、内面の強さを見せようとしました。それでも、周りの人々に対しては従来のユ・ジョンの品性が感じられる温かい声色をキープしようと努力しました。

――ラブストーリーから政敵になるまで、一番たくさん息を合わせてきたイ・ジュンさんとの撮影はどうでしたか?

カン・ハンナ:最も難しい感情の変化を一緒に演じたので、それぞれが担当した人物に対する悩みも多かったと思います。一緒に苦労しながら仕上げたことも多かったです。全てのシーンにおいて、簡単に、気楽に撮影したシーンはないです。最後まで緊張感を維持して、作中でのテンションも最後までうまくキープできたと思います。

――登場するたびに息詰まる空気を披露したパク・ゲウォンさんとの演技はいかがでしたか。

カン・ハンナ:表面的に見えることよりも、お互いに対して内面に流れる緊張感が多いシーンを撮影したので、ものすごく集中しながら撮影をしました。おかげで密度のあるシーンが作られたような気がします。

――完全にユ・ジョンの味方だったトングム(ユン・ソア)とチェ尙宮(パク・ソンヨン)とのシーンは、視聴者を泣かせたり、心温まる雰囲気を届けました。その中で、記憶に残っている撮影エピソードはありますか?

カン・ハンナ:チェ尙宮は、放送期間中に現場で私に「ユ・ジョンがとてもよくやっている」と言ってくださいました。とても感謝して、泣きそうになった記憶があります。トングムの最後のシーンを撮る前に、メイク室でトングムに会った時から涙が出そうでしたが、そのシーンを撮影している間、ずっと涙を流していた記憶があります。ユ・ジョンの周りの人々のおかげで現場でも温もりを感じながら撮影することができました。

――カン・ハンナさんにとって 「最愛の敵~王たる宿命~」 はどんな作品ですか?また、ユ・ジョンはどんな役柄でしたか?

カン・ハンナ:私はユ・ジョンに出会ってかなり成長しましたし、「最愛の敵~王たる宿命~」は、大切な経験を得たありがたい作品です。演技面でも新しいイメージを皆さんにお見せできたような気がして、私にとってはとても意味深い作品として記憶に残ると思います。皆さんにとっても 「最愛の敵~王たる宿命~」とユ・ジョンが美しく記憶に残ると良いです。

――最後に 「最愛の敵~王たる宿命~」を愛してくれた視聴者に一言お願いします。

カン・ハンナ:今まで 「最愛の敵~王たる宿命~」を愛してくれた視聴者の皆様に感謝します。この作品を一生懸命に作り上げた真心が、視聴者の方々にも届いた気がして、とても幸せでした。おかげさまで、私もやりがいを感じて、ありがたい思い出として記憶に残ると思います。いつも健康でお幸せに過ごしてください。

記者 : イ・ヘミ