LIMITLESS チャン・ムンボク、元恋人との騒動後久しぶりに番組出演…「プロデュース101」シーズン2や母親への思い語る

OSEN |

写真=「進撃のおばあちゃん」
LIMITLESSのチャン・ムンボクが、これまで言えなかった悩みを打ち明けた。

最近韓国で放送されたチャンネルSのバラエティ番組「進撃のおばあちゃん」には、“ヒップ統領(ヒップホップ大統領)”と呼ばれる歌手のチャン・ムンボクが出演した。

これに先立ちチャン・ムンボクは、2010年にMnet「SUPER STAR K2」と2017年にMnet「プロデュース101」シーズン2に出演し、顔を知らせた。その後、2019年7月にLIMITLESSのメンバーとして正式にデビューした。特に16歳の時、オーディション番組を通じて“ヒップ統領”と呼ばれ、抜群の存在感を誇った。

スペシャルMCとして出演したイ・ジヘは「オーディション番組でホットだった人だ」と歓迎し、彼の悩みを聞いた。チャン・ムンボクは「音楽をする歌手」とし「『ヒップ統領』というイメージが悩みだ。12年間人々に無視されながら生きてきた」と話し、これからどうすれば無視されずに生きていけるだろうか、悩みを打ち明けた。

イ・ジヘは「チャン・ムンボクさんが初めてオーディション番組に出演した時に披露したラップを聞いた人々がたくさん笑ってからかった」と当時の状況を振り返った。続けてその時と同じ姿を見せてほしいと要請したら、彼は当時披露した特有のラップを聞かせた。しかし、聞き取れないラップだと非難されたという。彼は「ヒップホップマニアは僕を人間扱いしないし、ラッパーとして認めない雰囲気だった」と長い間無視され、からかわれたと明かした。

チャン・ムンボクは当時16歳だったとし「11歳の時からヒップホップに興味を持ち始めた」と伝え、歌手の夢を育ててきたと話した。しかし、家庭の事情が良くなかったためラップを勉強することは難しかったという。それでラップを独学で学び、初めて磨き上げたラップを披露したオーディションだったという。

また彼は「オーディションの後、新学期が始まった日、教室に入った瞬間騒がしかったクラスが突然静かになり、ショックだった。僕という人間を人間として扱わないんだと感じた」とし「僕を遠ざけたり親しくなろうとしなかった雰囲気だった。僕の周りに来ようとしなかった」と一瞬にして独りぼっちになったと話した。

続けてチャン・ムンボクは「率直に後悔した。初めて人生で純粋に音楽が好きで決めたことだが、その瞬間音楽がしたくなくなった」とし「実は母親も傷ついた」と話した。それから「どのように番号を知ったのか分からないが、家に電話がかかってきて、突然ひどい悪口を言われた。それだけ僕が甘く見られたことで、電話を受けた母親が音楽をやめられないかと初めて聞いてきた」とし、息子が傷つくことを心配し、そのまま勉強することを願っていたと話した。

続けて彼はしばらく言葉を続けることができず「だけど、母親はずっと応援してくれると思う。実は3年前に母親が(長い闘病の末に)亡くなった。母親は僕の人生の全てで、生きていく理由でもあった」と明かし、自身が25歳の時に卵巣癌で亡くなったと話した。それと共に「亡くなる直前まで母親は僕の心配だけだった。母親から称賛されたことがないと思ったが、後で知ってみると周りに僕の自慢をたくさんしていた」とし、我慢していた涙を流した。

チャン・ムンボクは「過去を振り返ってみると誇らしい息子になりたかったが、そうできなかったようで申し訳ない。一緒にいる時にもっと思い出をつくることができなくて残念で申し訳ない」と話すと、キム・ヨンオクは「待ってくれないし、自身の思い通りにいかないのが人生だ」と慰めた。

イ・ジヘも「母親のためにも必ず成功しなければならない」とし、イメージを変えるために努力したことについて質問した。チャン・ムンボクは「アイドル番組に出演してまだ音楽をしているし、本気で音楽をしていることを見せた」とし「プロデュース101」に言及した。「特に180度変わったロングヘアで出て行ったら、男なのになぜ髪が長いのかと非難された。僕のせいで音楽のクオリティが低くなったと無視する人も多かったというコメントもあった」とし、再び悪質な書き込みに苦しめられたと話した。

その後、アイドルグループとしてデビューしたが、相変わらず嫌いだという悪質な書き込みが多かったと伝え「最近でもポータルサイトに否定的な記事が増えた」とし、否定的な視線について悩みを明かした。

これに対し、イ・ジヘは「アンチファンにあまり振り回されないで。私は悪質な書き込みを全部見て全て直せばいいと思う。人々の視線が気になればうつ病になってしまうので、単純に考えようと思う」とアドバイスし、他のおばあさんたちも「度が過ぎれば我慢せず告訴しなさい。対抗する必要もある」とし「今のイメージがとても良いから、誤解が解けてほしい。まともに認められるためにもっと頑張ってほしい。逆に自身を愛してくれる人を考えよう」と慰めた。

最後にチャン・ムンボクは「視聴者の皆さんにお願いがある。“ヒップ統領”というイメージで知られたが、悪質な書き込みと偏った視線で見られると消極的でたくさん傷つく。悪質な書き込みよりは応援をお願いしたい」と頼んだ。

チャン・ムンボクは2020年の2月、元恋人の暴露により事実上活動を中断した。当時、彼は「しばらく苦しさも残るだろうが、好きだという理由でお互いの線を超えてはいけない」と悔しさを表わし、「君と僕の縁はここまでだと思う、ハルマンハアン(言いたいことは多いが言わない)」とコメントを残した。

所属事務所のO&Oエンターテインメントも当時、OSENに「詳細はプライベートな事なので確認できない」とし「恋愛する過程で起きたことなので個人的なことを詳しく確認することはできない。プライベートなことで法的対応をとる計画もない」と話した。

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記者 : キム・スヒョン