「社内お見合い」キム・ミンギュ、話題のキスシーンのビハインドを語る“眼鏡を外すのは僕のアイデアだった”

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=HAPPY TRIBEエンターテインメント
俳優キム・ミンギュが、デビュー初期から「社内お見合い」の“眼鏡キス”のビハインドまで、さまざまな話を公開した。

俳優キム・ミンギュは、最近ソウル龍山(ヨンサン)区梨泰院(イテウォン)のあるカフェで行われたOSENとのインタビューで、SBS「社内お見合い」放送終了の感想やビハインドを話した。

5日に放送が終了したSBS月火ドラマ「社内お見合い」は、イケメンCEOと正体を隠したお見合い相手のスリル満点“退社防止”オフィスロマンスだ。同作はKakao Pageで連載された同名のウェブ小説が原作で、ウェブ漫画としても制作されて人気を博した作品だ。最高視聴率11.6%(ニールセン・コリア全国)を記録して、有終の美を飾った。

特にキム・ミンギュ&ソル・イナは、アン・ヒョソプ&元gugudanのキム・セジョンに負けないほどの人気を得た。アン・ヒョソプ&キム・セジョンカップルとは一味違う、“大人の恋愛”のときめきを与えた。

キム・ミンギュは、デビュー前に“千戸洞(チョンホドン)のイケメン”として有名になり、2017年には音楽バラエティ「君の声が見える4」に出演。驚きの歌唱力を披露してギャップのある魅力をアピールした。学生時代には水泳選手を目指していたほど、さまざまな才能を持っている。

「社内お見合い」では、カン・テム(アン・ヒョソプ)の秘書室長チャ・ソンフンを熱演した。相手役のソル・イナと抜群の相性を見せたキム・ミンギュは、「同年代ですごく良かったしです、演技をする時に気兼ねなく意見を出しました。キスシーンの姿勢もお互いに意見を出し合って相談しながらたくさん悩みました」とし、「サバサバした性格で、僕と好みが似ていて仲良くなりました。そのおかげでケミ(ケミストリー、相手との相性)が一段と輝いたと思います」と明らかにした。

続いて「僕たちのカップルだけの差別化が必要だと思いました。テム&ハリは初々しくて、僕たちは大人の恋愛のセクシーさで差別化しようと思いました。そういった点がちゃんと見えたようで満足しています」と述べた。

劇中でキム・ミンギュとソル・イナの“眼鏡キス”が話題を集めたが、キスの途中で眼鏡を外す行動は、キム・ミンギュのアドリブだったという。

キム・ミンギュは、「SNSのフィードで『“眼鏡キャラクター”の歴史を築いた』と言われていました(笑)。リハーサルの時、監督に一度見てほしいと言って眼鏡を外したのですが、監督が気に入ってくれました。現場では毎回状況が違うけれど、眼鏡をかけてキスシーンは無理だと思ったんです。だから眼鏡を外しました」とビハインドを打ち明けた。

キム・ミンギュは熱い反響に対して、「実は、僕がこのドラマで狙っていたところは話題にならず、予想もしなかったことで反響を得ました。キスすることより眼鏡を外したり、トイレのドアを壊してイナさんを中に入れるシーンなど、予想とは違っていました。すべて意図せず、自然に出てきた行動です」とし、全く期待していなかったと明らかにした。

「社内お見合い」のために15kg増量したキム・ミンギュは、「カン・テムと似ていてはならないので、ソンフンについては体を作ることに集中して運動を一生懸命にしました」とし、「ソンフンのキャラクターは男性的な部分を見せるので、『セクシーさも見せられるだろうか?』と思いました。バルクアップで15kg増やし、『スノードロップ』の時より5kg増やしました。個人的にはもうすぐ30歳になるので、イメージチェンジしたかったんです」と話した。

キム・ミンギュは体脂肪を7~8%にして筋肉量を増やし、食事も並行して着実に運動をした。大変だった体の管理について、「早く終わってほしかったです(笑)。寝る時間を減らして運動し、食事も鶏の胸肉中心にしました。食事の調整が大変すぎて、早く終わってほしかったです」と当時を振り返った。

「社内お見合い」は、Netflixでも公開され、韓国だけでなく全世界の視聴者も魅了した。Netflixの非英語圏ドラマ部門で2週連続で視聴時間1位を記録した。

キム・ミンギュは、「最近はコロナ禍で外にも出られないですし、外ではマスクをつけているので、ほとんど気づかれません。でも人気を実感したのは、SNSのフォロワー数です。見て一番驚きました。『社内お見合い』の後、330万人を突破したんです」とし、毎日フォロワーが増えていると伝えた。

彼は前作のJTBC「スノードロップ」を通じても多くの海外ファンができ、この作品で会ったチョン・ヘインとは友情を築いている。

彼は「チョンヘイン先輩が『社内お見合い』をとても楽しく見たと言ってくださって、“眼鏡男”と言ってくれました(笑)。良い言葉をたくさんいただいて、ソル・イナさんとのケミも良いと言ってくれました。好きな先輩ですので、すべてのフィードバックが嬉しかったです」と話した。

チョン・ヘインをロールモデルとして挙げたキム・ミンギュは、「学ぶところが本当に多い先輩ですし、男性が見てもカッコいいです。僕が今後先輩の年齢になった時、『あのような俳優になりたい』と思いました。演技もさまざまな役をやり遂げますし、現場ですべての俳優たちを引っ張ってくれました。精神的に力になってくれる先輩であり、悩みも聞いてくれます。アドバイスもたくさんしてくれるんです。その人が何を必要としているか知っている感じがします」とし、感謝の気持ちを示した。

キム・ミンギュは、「昨年よりも成長しよう」が目標だとし、「遅いといえば遅いですし、早いといえば早いですが、20代の時間があったからこそ、『社内お見合い』のチャ・ソンフンに出会うことができました。十分に意味のある時間だと思います。これからもさまざまなジャンル、どんなキャラクターでもやってみたいです。誰かに似ているよりは、ただ“俳優キム・ミンギュ”でありたいです」とし、笑顔を浮かべた。

記者 : ハ・スジョン