Kakao、イ・スマンのSM持ち株を約1000億円で買収?報道にコメント

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写真=SMエンターテインメント
Kakaoが、SMエンターテインメント(以下、SM)の企業合併・買収(M&A)説についてコメントした。

Kakaoは本日(11日)、Newsenとの取材で「グローバルコンテンツ事業の競争力の強化に向けて事業提携と株式投資など、さまざまな方法を継続的に検討してきたが、現在、具体的に決定した事項はない」と話した。

同日、韓国経済TVはKakaoがSMの筆頭株主であるイ・スマン統括プロデューサーの持ち株(18.7%)全体を買収することで合意したと報じた。業界関係者によると、Kakaoが現在の株価比2~3倍以上に達する金額を支払い、Kakaoの買収額が最大1兆ウォン(約1千億円)に迫ると推定されていると付け加えた。

SMは、イ・スマンが1989年2月、自身の名前の頭文字を取って設立したSM企画を母体とするエンターテインメント会社だ。公式創立時期は1995年である。SMはグローバルミュージシャンの育成、マネジメント事業だけでなく、世界初のオンライン専用コンサート「Beyond LIVE」、グローバルモバイルサービスプラットフォーム「DearU bubble」など、さまざまな事業も運営している。

イ・スマンが買収の決断を下したきっかけとしては、企業価値の再評価などが挙げられている。経営権の世襲のためには贈与税がかかるため、継承より売却の方向で決定したという。

彼が持分を手放すという意思を表明した後、KakaoだけでなくCJ ENMにもSM買収説が浮上した。これについてSMは昨年10月、Newsenとの取材で「複数の企業と多角的で議論している」とし、CJ ENMによる買収確定の報道を否定した。

当時、CJ ENMもNewsenとの取材で「音楽事業の成長に向けた様々な方法を検討しているが、確定したことはない」と説明した。

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記者 : ファン・ヘジン