Wanna One出身カン・ダニエル、相次ぐ誹謗中傷でインターネット掲示板の閉鎖を要請するも…裁判で敗訴
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Wanna One出身のカン・ダニエルが自身の名誉を毀損する悪質な書き込みで苦しんでいるとし、インターネットコミュニティ「DCインサイド」を閉鎖することを要請した訴訟で、敗訴した。ソウル中央地裁第16民事部は先月28日、カン・ダニエルが「DCインサイド」を相手取って提起した、インターネット掲示板の閉鎖を求める訴訟で、原告敗訴の判決を下した。
カン・ダニエルは2019年、「DCインサイド」が運営している「プロデュース101」シーズン2ギャラリー(掲示板)に、自身のプライバシーを侵害したり、名誉を毀損するような書き込みが数千件も掲載され、そのまま削除されずに放置されていると訴えた。また、該当掲示板の閉鎖の要請、および閉鎖に応じない場合、原告に1日当たり100万ウォン(約10万円)を支払うことを求める訴訟を提起した。
裁判所は「インターネットに掲載されている文章に対する過度な干渉は、表現の自由を奪う可能性がある」と請求を棄却した。
続けて「『DCインサイド』がコメント欄を適切に管理する注意義務があったとは言え、コメント欄に掲載される文章により発生する名誉毀損や損害賠償を懸念し、投稿された文章に対して過度な干渉をすると、表現の自由が奪われることになる」と判断した。
また、「『DCインサイド』は、特定の芸能人を侮辱したり、名誉毀損するなどの書き込みがあった場合、書き込みを削除するために努力をしており、この件のコメント欄に投稿された書き込みのほとんどが、カン・ダニエルを誹謗したり、侮辱する書き込みだと判断できる証拠はない」とし、「コメント欄を閉鎖することだけが、カン・ダニエルに対する妨害を予防するための唯一の方法とは認められず、これを認めるだけの証拠がない」とし、カン・ダニエル側の主張を受け入れなかった。
カン・ダニエルの「ギャラリー閉鎖要請」訴訟が知られた後、「DCインサイド」は「表現の自由がある国が、憲法に反する要請をしたという事実は、嘆かわしい」とし「ギャラリーの閉鎖要請は法的根拠がない主張だ。特定のギャラリーを閉鎖したからと言って、悪質なネットユーザーが消えるわけではなく、ギャラリー閉鎖の要請よりもネットユーザーの意見をもう少し受け入れる寛容な態度が必要だと思う」と伝えた。
記者 : パク・パンソク