「イカゲーム」チョン・ホヨン、親友BLACKPINK ジェニー&恋人イ・ドンフィの反応は?“一緒に喜んで…”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=Netflix
9月17日に公開され、世界で人気を博しているNetflixシリーズ「イカゲーム」は、456億ウォン(約44億円)の賞金がかかった謎のサバイバルに参加した人々が、最後の勝者になるために命をかけて極限ゲームにチャレンジするストーリーを描いたドラマだ。

チョン・ホヨンは脱北してスリまでしながらタフに生きているセビョク役を務めた。セビョクは保育園に一人残された弟と北朝鮮にいる親を脱出させ、一緒に暮らしたいという想いだけで死ぬ気でお金を稼いだが、ブローカーの詐欺に遇い、全てを失った。家族みんなが一緒に暮らせる最後の希望として、ゲームに全てを賭けた人物だ。

2013年「挑戦!スーパーモデル・コリア4」で3位になったことで顔を知られたチョン・ホヨンは、世界を舞台にモデルとして活躍してきた。彼女は初めて演技に挑戦した「イカゲーム」を通じて安定的な演技と魅力的なキャラクターで世界から関心を集めている。

――「イカゲーム」が世界的にブームを巻き起こし、SNSのフォロワー数が急増しました。人気を実感していますか?

チョン・ホヨン:実感がすごくわいているのは今だと思います。このように多くの記者の皆さんが来てくださいました。インターネット上で起こっていることが多かったため、実際に会って物理的なフィードバックを受けているものがなく、慌ただしくて、何が起こっているの? と思っていました。今日、多くの記者の皆さんとインタビューをすることになり、緊張していますが良いことが起きたという気がします。

――チョン・ホヨンさんに対して「イカゲーム」の“最大の受益者”という言葉も出ています。

チョン・ホヨン:最初はとても驚きました。今はインタビューが多くてリアルタイムでチェックできないのですが、最初はリアルタイムでチェックしていました。見る度に(フォロワー数が)増えていて、実感がわかなかったです。でもこの増加は、「イカゲーム」に対する世界の方々の愛が、数字によって運命を共にしてくれたのだと考えています。世界中の方々が関心を持ってくださるというのがうれしいです。これから本当に頑張ります。

――海外でも「イカゲーム」に注目している理由は何だと思いますか。

チョン・ホヨン:普遍的な人間の話をするドラマだと思っています。世界中のファンの方々が理解しにくいストーリーでもないですし、ビジュアル的に韓国の方だけでなく、誰もが初めて見る感じだと思います。そのような部分に関心をたくさん持っていただいたのだと思います。また、韓国的なゲームの要素が出てきます。ゲームジャンルのものは、ゲームのルールがとても難しいですが、私たちが子供の頃やっていたゲームは簡単に真似できるところがあります。多くの方々が真似しているようで、タルゴナが高い値段で販売されているという話を聞きました。

――「イカゲーム」により世界中で愛されるようになりました。親友であるBLACKPINKのジェニーさんはどんな話をしてくれましたか?

チョン・ホヨン:おめでとうと祝ってくれました。ジェニーは「イカゲーム」にキャスティングされたと話した時から一緒にすごく喜んでくれましたし、ケータリングカーを送ってくれたり、SNSを通じて積極的に応援してくれました。「イカゲーム」での感謝すべき人のリストにはジェニーが必ず含まれています。自分のことのように喜んでくれました。こんな天使がいるだろうかと思いました。

写真=Netflix
――ゲームを素材にしているだけに、ある面では負けず嫌いな心を刺激したと思います。とりわけ殺伐とした競争を行った「挑戦!スーパーモデル・コリア」出身でもありますが、勝負欲を搔き立てられたゲームはありますか。

チョン・ホヨン:綱引きだと思います。綱引きは全身の力を出して臨まなければなりませんでした。「死んではいけない!」と思いながらやりました。表現的にも、体の緊張が勝負欲という単語に最も似合うと思います。綱引きが終わった後のキャラクターたちの感情は複雑でした。キャラクターとしては、綱引きゲームから、本格的に自分が生き残るために誰かを殺さなければならないと思いました。

私という人間は、子供の頃からモデルの仕事をしていたので、負けず嫌いなところが強かったです。「挑戦!スーパーモデル・コリア」の時も仕事をする時も、勝負欲が溢れ、競争心も燃え上がっていました。そういったものが過度になると焦って、自分を傷つけることになりました。仕事が終わった時に虚しくなったりもしました。韓国でモデルとして大変だった時、海外に行くことになりましたが、海外では仕事が多い時でも韓国よりは多くなかったですし、そうできない環境でした。明確なホリデーがあることに慣れていなかったんです。「どうして休まなければならないのか。私はずっと働きたいのに」と思ったりもしました。そんな国で生きていたら、ある瞬間からバランスをとることが競走馬のように走ることよりも大事だと思うようになりました。最近はモデル活動をしていた時よりは勝負欲が減ったような気がします。海外での生活が私の性格にも大きな変化を与えたと思います。

――人間チョン・ホヨンの実際の性格はどうですか?

チョン・ホヨン:セビョクを演じた時は、自分がセビョクに似ていて、彼女の寂しさと孤独が理解できたと思いました。なのでセビョクに似た人だと思ったけれど、最近「挑戦!スーパーモデルコリア」の時の映像や過去の映像を見ると、明るくてテンションの高い人のような気もします。私がどんな人なのかよく分からないし、自身をこんな人だと決めつけるのが嫌いなのかもしれません。他人が見てくれる自分にお任せする人ではないかと思いました。

写真=Netflix
――恋人である俳優のイ・ドンフィさんはどんな話をしてくれましたか。

チョン・ホヨン:同じ仕事をする人なので、私にとっては良い先輩で、良い友人で、良い人です。たくさん激励してくれていますし、心配もしてくれます。お父さんのような気もします(笑)。

――演技の他に関心事や趣味はありますか?

チョン・ホヨン:今は演技しかありません。どうすれば演技を成長させられるか悩んでいます。今現在は他の趣味はないです。

――「イカゲーム」はご自身にとってどんな意味を持っていますか。

チョン・ホヨン:セビョクとしては、第8話が記憶に残っています。セビョクに何と言ってあげたいかと聞かれた時、「Well done」という表現を使いました。うまくやったし、うまく生きたと言ってあげたいです。セビョクは最善を尽くして一生懸命に生きたと思います。「イカゲーム」には感謝の気持ちが一番大きいです。当たり前のことですが、本当に感謝だけだと思います。作品を作ってくれた全ての方々に対する感謝、愛してくれるファンの方々と興味を持ってくれる全ての方々に対する感謝だけです。

――今後チャレンジしたいキャラクターやジャンルはありますか? これからの挑戦にプレッシャーはありませんか?

チョン・ホヨン:全てに挑戦してみたいです。Netfixの「マルコム&マリー」という、二人の男女が出演する演劇のような映画が好きです。そのように長い息を持つ演技をしてみたいです。これからはプレッシャーを感じると思いますが、でも人生は長いです。私だってモデルとして良い日も、悪い日もありました。まだ若いですし、もっと経験しなければならないけれど、様々なことを経験しながら一日一日を一生懸命に生きることしかないと思います。長く記者の皆さんに会いたいです。

――好きな俳優やロールモデルはいますか? また、演技者としての目標は何ですか?

チョン・ホヨン:好きな俳優は多いです。フランシス・マクドーマンドさんが大好きなのですが、ロールモデルはいません。その時その時で、ある方々が残した言葉の影響を主に受けていると思います。目標もありません。毎日成長し、一生懸命にやりたいという気持ちが変わらないでほしいですね。揺れることはあるだろうけれど、熱心に努力してうまくやっていきたいです。

――最初の作品から素晴らしい興行成績を記録し、想像を超えた注目を集めました。周りから今の注目に対してどんなアドバイスをもらったのですか?

チョン・ホヨン:パク・ヘス先輩がしてくれた話の中で一番記憶に残っているのが「両足を地面にしっかりとついている」でした。混乱する度に「私の両足は地面についている」と思いながら生きています。良い日があれば、悪い日もあるでしょう。人生ってそういうものじゃないですか。そう言うにはまだ若いですが(笑)。だから毎日起きることをうまく消化しながら進んでみます。

記者 : イ・ミンジ