「五月の青春」イ・ドヒョン、コ・ミンシと2度目の共演“同い年なので…”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=イヤギサニャンクン
イ・ドヒョンが「五月の青春」を通じて“ホットな俳優”として跳躍した。

最近、KBS 2TV月火ドラマ「五月の青春」(脚本:イ・ガン、演出:ソン・ミンヨプ、制作:イヤギサニャンクン)が好評を得ながら有終の美を飾った。

同作でイ・ドヒョンは1980年、現実を全身で受け止めるしかなかったヒテ役に扮した。また、結局結ばれなかった、ある女性への一途な純愛を切実に描いて、自身初のメロ演技への挑戦を成功裏に終えた。眩しい存在感を見せつけ、正統派メロ演技の第一歩を快く踏み出した彼の一問一答が公開された。

――「五月の青春」の幕が閉じました。視聴者を1980年代に招き、切ないロマンスで好評を得ましたね。

イ・ドヒョン:まず、無事撮影を終えて良かったです。準備しながら撮影する時、終わった時まで深く濃く作品や役作りに集中できるようにサポートしてくれた監督、脚本家、撮影のスタッフ、同僚の俳優のみなさんに心より感謝します。一緒に仕事ができ、とても光栄でした。

――イ・ドヒョンさんにとって「五月の青春」は初の地上波主演であり、正統派メロの挑戦作だったので、放送開始前に責任感を持ってより努力した作品と言っていましたね。今回の作品で最も嬉しかったこと、大変だったこと、新しく手にすることができたことはありますか?

イ・ドヒョン:最も嬉しくて、また大変だったことは、1980年代に実際に存在していたかのような1人の少年を演じるというのが期待が一杯でもあって、また難しかったです。それで、作品を準備して撮影する時、何かを思う時に「果たして1980年代にはどうしたのかな?」と、まず思いました。

新しく手にしたものも、同じです。「恋心を表現することは、今も昔も同じだった」「時代や環境が違うからと、全部違うわけではない」と思えました。

――「五月の青春」のヒテは、残酷な現実の中でも愛と信念を守るために努力する一途なキャラクターでしたね。役作りのために最も重点を置いた部分と、記憶に残っているシーンを教えてください。

イ・ドヒョン:最も重点を置いた部分は、ミョンヒ(コ・ミンシ)に対しての態度と他の人に対しての態度を、どうすればもっと差があるように見せられるかというところでした。

記憶に残っているシーンは、全部記憶に残っていますが、1つ挙げるとしたら最後にミョンヒとの別れ道で離れる時です。その手を離さなかったらどうなったんだろうと気になりますし、とても切なくて残念なシーンなので、記憶に残っています。

――「五月の青春」では様々な人物との共演が多かったですが、コ・ミンシさんと恋人役を演じてどうでしたか? また、父親役のオ・マンソクさんとの親子としての共演についても聞かせてください。

イ・ドヒョン:コ・ミンシさんのおかげで、現場で楽に演技ができたと思います。同い年ですし、以前に1回共演したので、シーンについて話す時により深く会話できました。

オ・マンソク先輩との共演はとても光栄でした。普段からとても尊敬し、好きな先輩なので一緒に演技ができるだけでとても嬉しかったです。先輩は、現場を圧倒する方だと思います。撮影の時は本当に怖くて鋭く演じますが、カットのサインが出ると、また雰囲気を面白く和気藹々にしてくださるので、僕が特に何かをする必要もなく、先輩だけ信じてついていけばいいという感じでした。

――“メロキング”や“蜂蜜のような眼差しの男”など、今回の作品で修飾語も増えましたね。今後、聞きたい修飾語はありますか?

イ・ドヒョン:イ・ドヒョンという人を応援し、覚えてくださるだけでありがたいのに、こんなに素晴らしい修飾語もつけてくださって嬉しい限りです。一度は是非聞きたい修飾語があります。「信頼できる俳優」です。「イ・ドヒョンという人が作品に出るなら観たい」と言われるように、もっと努力して頑張る俳優になりたいです。

イ・ドヒョンにとって、「五月の青春」そして“ヒテ”はどのように覚えられると思いますか?

イ・ドヒョン:「五月の青春」は「青春には年齢がない」と思わせてくれた作品です。「若くても若くなくても、みんなには今この瞬間が青春だ」と思わせた作品です。

ヒテは、僕が辛い度に思い出すと思います。「君は今よくやっているし、よく生きている。そしてもっとよくできる」というメッセージを伝えてくれた役です。

――最近、「第57回百想(ペクサン)芸術大賞」で新人賞を受賞しましたが、授賞式では全部言えなかった受賞の感想、今後どのような俳優になりたいか教えてください。

イ・ドヒョン:それがより意味深かったのは、僕は中央大学演劇学科の第57期ですが、「第57回百想芸術大賞」で受賞したというのがとても幸せでした。

信頼できる俳優になりたいですし、僕の演技と作品がみなさんの力になる俳優に成長したいです。

――最後にドラマの視聴者、ファンのみなさんに一言をお願いします。また、今後の計画も聞かせてください。

イ・ドヒョン:「五月の青春」を応援してくださったみなさんに心より感謝いたします。一緒に劇に溶け込み、応援して、時には批判もし、悲しんでくださることを知って本当に力になりました。疲れる度に、みなさんのことを思って撮影し、さらに集中しようと努力しました。

視聴者のみなさんも色々大変で試練があると思います。その度に「五月の青春」を思って、ミョンヒのお父様の言葉のように翼を広げて高く飛んでほしいです。

今後、より成長してもっと上手に役作りできる演技力を持つ人、素敵な俳優イ・ドヒョンになってまた挨拶します。「五月の青春」への声援に改めて感謝します。

記者 : ペ・ヒョジュ