チョン・スンファン、EPアルバム「Five Words Left Unsaid」でカムバック!IUにプレゼントされた楽曲も

Newsen |

写真=アンテナ
歌手のチョン・スンファンが、訴えるような声の力を見せる新曲で帰ってきた。

最近、各音楽配信サイトで新しいEPアルバム「Five Words Left Unsaid」が発売された。このアルバムは昨年「いつでもどこでも」と「Winter Again」を通じて、幅広い音楽を聴かせた彼が久しぶりに披露する作品で、2019年4月にリリースした「こんにちは、僕の宇宙」以来、約2年ぶりに発表したフィジカルアルバムだ。

チョン・スンファンはカムバックを迎え、最近Newsenとインタビューを行った。彼は「2年ぶりにアルバムを出すことになりました。ファンの皆さんに長く待って頂いて申し訳ない気持ちもありますし、ありがたい気持ちもあります」とし「アルバムを構想したのは昨年からですが、作業に入ったのは今年1月でした。途中で修正した部分も多くて、思ったより(発売の時期が)延期されました」と説明した。

彼は作業する時から、春に似合うバラードを作るのが目標だったという。チョン・スンファンは「バラードは主に秋や冬に聴きますが、だからといって春や夏に聴かないわけではありません。春と夏に自信があるというよりは、少し頑張ってみようと思いました」とし「できるだけ頑張って出た結果ですし、歌もうまくできたと思います。聴いてくださる方々に喜んでもらえることだけが残っているのではないでしょうか」と感想を語った。

「Five Words Left Unsaid」というタイトルは単に5曲が収録されたアルバムという意味もあるが、「言えなかった一言」から出た意味もある。そんな「一言」が集まって「Five Words」になった。彼は「このアルバムは正統派バラードで構成されました。『THE FOOL』『If It Is You』が好きだったという方なら、これがチョン・スンファンだと思われるのではないでしょうか」と語った。

タイトル曲「友達、その長い時間」は、ある瞬間気づいた古くからの友人への特別な思いが込められた告白ソングだ。ユ・ヒヨルとキム・イナ、チョン・スンファンが作詞、ソ・ドンファンとチョン・スンファンが作曲を手がけた。

アルバムの収録曲の中で、タイトル曲の作業に最も時間がかかったというチョン・スンファンは「悲しい情緒を溶かすためどんなテーマを持っていくべきか悩んだ末、片思いを思い出して、ユ・ヒヨル先輩がピリオドを打ってくださりました。実際の性格は長い間、くよくよするよりは積極的に近付く方です。それで話し手がもっと悲しかったんです」とし「この曲を聴いて、迷った気持ちがあればもっと勇気を出してもいいと思います」と強調した。

続けて「主人公が過ごしてきた時間を思い出し、悲しみの中に苛立ち、切実さを込めるために努力しました。気持ちについて訴えることそのものが告白になれると思いながら歌いました」と説明した。

レコーディングする度、比較的に時間がかかるという彼は「友達、その長い時間」には、なんと12時間もかかったという。チョン・スンファンは「午後4~5時から録音を始めたんですが、朝が明けていました。まだ若いんだなと思って、自分が驚異的でした」と語った。

収録曲のうち、最後のトラック「Love Letter」はIUにプレゼントされた曲だ。この曲は彼女が昨年KBS 2TV「ユ・ヒヨルのスケッチブック」で公開した未発表曲。チョン・スンファンは「その番組を見たら、曲がとても良くてSNSにカバー映像をアップしたんです。先輩がそれを聴いて『一緒にしても良い』と快くプレゼントしてくださり、アルバムに入れることになりました。本当に不思議な状況です。最初にSNSにアップしたときは、いつかIUさんのアルバムに入るだろうと思っていたんですが、僕のアルバムに入るとは思いませんでした」と打ち明けた。

同曲のレコーディング過程も公開した彼は、編曲やギターの演奏に参加したクァク・ジンオンにも感謝の気持ちを伝えた。チョン・スンファンは「『Love Letter』は本当にたくさん録音したんです。ギターが僕の好きなミュージシャンのクァク・ジンオン兄さんが弾いてくださりました。できるだけ、前の時代に録音したようなサウンドを作りたいと思い、同時録音のように同じスタジオで一緒に録音してみました」とし「この曲は唯一決まったテンポがなかったんです。ギターが声よりもっと重要な曲なので、ジンオン兄さんが何度も録音室に来て録音し、僕も色々なバージョンで歌を歌って、クオリティに力を入れました」と伝えた。

チョン・スンファンは、今回のニューアルバムで表面的な成績や修飾語よりはロングランしてほしいと語った。彼は「このアルバムが末永くプレイリストにあってほしいです。思い出す度に聴ける、長く聴けるアルバムになったら嬉しいです」と語った。

記者 : イ・ハナ