Vol.1 ― P1Harmony、世界のK-POPファンが注目!グループの魅力とは?好きな日本の曲も「いつかみなさんの前で歌えたら」

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日本出身のソウル、カナダ出身のギホ、韓国出身のテオ、ジウン、インタク、ジョンソプの6人で構成されたFNCエンターテインメントの多国籍新人グループ「P1Harmony」(ピーワンハーモニー)が、2ndミニアルバム「DISHARMONY:BREAK OUT」をリリース。タイトル曲の「Scared」は、強烈なドラムビートと、恐れずに勇気を持って突き進もうという歌詞、フットボールを使ったパフォーマンスが話題を集めている。

Kstyleでは今回、音楽番組への出演を終えた直後の彼らに直撃! インタビュー前半では、ニューアルバム「DISHARMONY:BREAK OUT」での活動秘話やファンへの想い、グループの強みについてたっぷりと語ってもらった。

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――デビューして2度目の活動になりますが、どんな気持ちで準備をしましたか?

ジウン:まず、パフォーマンスや音楽的なサウンドやメッセージなど、すべての面でもっと成長した姿をお見せしようとたくさん努力しました。成熟した姿をお見せしたかったです。

テオ:そのおかげで前回の活動よりは余裕ができて、ステージの上でも楽しめるようになりました。僕のパートではないんですが、後ろに倒れるジョンソプを支えているところでは、いつもジョンソプと目が合うんですよね(笑)。そんな感じで、目と目で挨拶できるくらい余裕が生まれました。

ジョンソプ:(テオの言葉に吹き出しながら)たしかに! デビューしたばかりの頃はステージの上での動作もぎこちなかったですし、自分でも「今日はイマイチだった」と思うこともあったのですが、今回はそういうことがなく、ステージの上でカッコよくパフォーマンスできていると思います。

ギホ:今回のカムバックの時に立てた目標が「ステージの上で余裕を持とう」だったんですよ。デビュー当時は緊張してばかりだったので。今回も緊張はしましたが、よりステージを楽しめるようになったし、少しずつステージを楽しむ力を育てていきたいと思ってます。


フットボールでのパフォーマンスに困惑!?裏話を公開

――タイトル曲「Scared」のMVは、大掛かりなセットで見ごたえがありましたが、撮影時のエピソードを聞かせてください。

ジョンソプ:MV撮影は2箇所くらいでやったんですけど……。

テオ:いや、もっと多かったよ。

ジョンソプ:3箇所だっけ? ビルの屋上で撮ったり、路地裏風のセットで撮ったりして、「Scared」という曲を印象的に見せてくれる効果があったと思います。

ソウル:「SIREN」の時よりもカッコよくなって、ダンサーさんも今回の方が多かったです。車もたくさんあったりして、なんというか……映画の撮影みたいな雰囲気で撮りました。ガラスの下で撮ったりもしました。

インタク:セット場にボールとか自転車があったので、空いた時間にボール遊びをしたり、自転車に乗ったりしたのも楽しかったです。

――ボールを使ったパフォーマンスも見ものですが、練習秘話はありますか?

ジウン:フットボールがまん丸ではないので、落とすとあちこちに飛んでいってしまうんです。最初はたくさん落としたり、飛ばしちゃったり、ぶつけたりしましたね。ミスしたらもう拾うことができないから、ステージで失敗しないかと心配しました。でも、その心配を吹き飛ばすくらい練習したおかげで、より魅力的なパフォーマンスになったと思います。

――インタクさんは、前に出てきてボールをつかむパートがありましたが、緊張するのでは?

インタク:ジャンプをするタイミングと、メンバーがボールをつないでいくタイミングを全部計算していかなくてはいけないので、最初は難しかったです。でもジウンが言ったように、その分カッコいいパフォ―マンスに仕上がったので、努力した甲斐がありました。

テオ:ボールの扱いは僕が一番うまかったですね! 僕はイントロとアウトロで2回ボールを使っているので、その分みんなより上達したんじゃないかと思います。だけどボールを後ろの方に投げるのは思っていたより難しかったです。受け取ったボールを僕がスライディングしながら地面に置いて、そのボールをジョンソプが取っていくというシーンも難しかったけど、僕はノーミスだったので、やっぱりメンバーの中では僕が一番うまかったです(笑)。

ギホ:ボールを使ってのMV撮影は最初はとても大変でした。テオがボールを強く投げてしまって受け止められなかったり、突発的な出来事が多くて何度も撮影しました。でも撮影前に何度も練習をしていたし、お互いにどうすればいいかを話し合いながら、素早く解決することができました。

――2ndミニアルバム「DISHARMONY:BREAK OUT」の収録曲の中で、一番お気に入りの曲は?

ソウル:僕は「Pyramid」です。僕が一番だ! って感じの曲なので、その気持ちを持ちながらダンスをするのが好きなんです。

ジョンソプ:僕も「Pyramid」が好きです。個人的にパフォーマンスがすごくカッコいいと思うし、踊っていても楽しいです。曲自体もすごくいいんですよ。

ジウン:僕は「End It」が一番気に入っています。アルバム「Break Out」のメッセージを一番よく伝えている曲じゃないかと思うからです。

テオ:「AYAYA」が1番お気に入りです。僕たちの曲は楽しくてちょっと強めな曲が多いけど、この「AYAYA」は唯一、みんなではしゃげる曲なので好きです。

インタク:う~ん、悩むけど僕は「If You Call Me」かな。僕ら全員で作詞した曲でもあるし、今回のミニアルバムの曲は迫力があって強烈な印象の曲が多いですが、この曲は柔らかくて穏やかな曲なので、魅力的に感じます。

ギホ:僕も「If You Call Me」です。個人的に好きなジャンルの曲だし、作曲する過程がすごく面白かったんですよね。メンバー全員でメロディーラインを作って、作詞にも参加したので、曲作りに時間はかかったけど楽しかったし、初めて挑戦したジャンルの曲でもあるので、僕にとってはすごく大事な曲です。自分で育てた子どもみたいな感覚ですね。インストゥルメンタルの時は赤ちゃんだったのが、メロディーができて、ハーモニーが生まれて、そこに歌詞がついて、すごくビッグに育ちました(笑)!


メンバーに猛アプローチ!?ユニット決定秘話

――1月に行った初のオンラインファンミーティング「P1uspace H:Get Together」では、ソロやユニットステージも披露されましたが、ユニットはどう決めましたか?

ギホ:自分たちで決めました!

テオ:やりたいメンバーと組みました。

ギホ:これは初めて言うことなんですけど、実は僕はテオと一緒にやりたかったんですよ! でもテオがジョンソプとやりたいって……。2人が歌った「P1H:新しい世界の始まり」のOST(挿入歌)の「Alone」はそれまで一度もファンの前でやったことがない曲だから、今回のファンミーティングで見せたいんだと言われて、僕はひとりでやることになりました。他の3人はダンスが好きだからダンスをやったんですよね。僕はずっとテオに一緒にやろうって言ってたんですけどね。でも今考えたら、ひとりのほうがよかったかなって!(爆笑)

テオ:僕はとにかく早く「Alone」を披露したかったんですよ! だって今までみんなに見せられないのがすごく残念で、このままにしておくのはもったいない、僕にとって人生で初めての曲なのに! という思いがあって、今回やることにしました。

ギホ:僕もその気持ちを汲んで、最終的にはひとりでやることにしました(笑)。

ジョンソプ:でも、そもそも僕がテオ兄さんを誘ったんですよね。

ギホ:えっ、そうだったの!? 初めて知った!

ジョンソプ:ファンミーティングでユニットステージを披露することになって、何をしようかなって考えていた時、「Alone」のステージを思いついたんです。「P1H:新しい世界の始まり」では僕のラップの部分は出てこないので、テオ兄さんと一緒にフルバージョンを披露したらいいんじゃないかと思って誘いました。もともとはラップパートもすごく短かったんですけど、ファンミーティング用にすこしラップの部分を増やしました。ファンのみなさんの反応もよかったですね。

――今後やってみたいユニットステージは?

ジウン:僕は個人的に、本当にカッコいいラップパフォーマンスをお見せできたらいいなと思います。

インタク:僕も同じことを考えていました。みんなでエネルギーを全開にして、叫びながら一体になるようなステージをやってみたいです。

ジョンソプ:僕もジウン兄さんとインタク兄さんと、ラップだけのパフォーマンスをしてみたいです。

ソウル:僕はソロでやりたいです。フリーダンスが好きなんですけど、今回のファンミーティングでは短くしかできなかったので、1曲3分くらいのフリーダンスをしたいですね。

ギホ:僕は次もひとりでやりたいです。

テオ:じゃあ僕もひとりでやります! 次はギホとやろうと思ってたけど!

ギホ:今、ちょっと拗ねたでしょ(笑)。

テオ:(無視して)ひとりでやります!

ギホ:テオと一緒にやるのも面白そうだし、ソウルともやってみたいです。


サイン会でファンと対面!デビューを実感するも…?

――オフラインで実際にファンミーティングができるようになったら、ファンとどんなことをやりたいですか?

ジョンソプ:僕はアンコールの気分を味わってみたいです。コンサートの最後って大体楽しい曲をやるじゃないですか。まるでコンサートが終わったかのように見せて、再びステージに出てくるというのをやりたいんです(笑)。「AYAYA」がそういう場面にぴったりなんじゃないかなと思います。

ギホ:僕たちまだ「アンコール! アンコール!」というファンのみなさんの声を聞いたことがないんですよ。だから早く聞きたいですね。

――P1Harmonyのファンの名前がP1ece(ピース)に決まりました。オンラインサイン会などもされていますが、P1eceの印象は?

ソウル:オンラインサイン会では、日本や海外のファンの方々が本当に多いんです! 日本のP1eceと日本語で話すと気持ちがよく伝わるし、日本でも応援してくれているんだとうれしくなります。

インタク:僕らのありのままを好きになってくださるようで、うれしい言葉をたくさん言ってくださって、僕らにパワーを与えようと最大限の表現をしてくださるのを感じます。楽しいイベントを準備したり、ケーキを作ってくれたり、おにぎりを作ってくださる方もいて……。そんなふうに僕らに力を与えようとしてくださることがとてもうれしいですね。

ジョンソプ:P1eceのみなさんとはオンラインサイン会を通じてお会いすることがほとんどだったんですけど、少しだけ対面でのサイン会もできて、お会いする機会があったんです。目の前のサインもしたいけど、みなさんともっとお話しもしたいしで、時間がいくらあっても足りなかったです。

ギホ:対面でのサイン会ではしっかり目を合わせて、声を聞いてお話できるということがすごく特別に感じました。やっぱりオンラインよりもみなさんの気持ちが伝わりやすい気がしましたし、僕たちの気持ちも伝えやすいなと思いました。今までそういう機会があまりなくて、デビューした実感も正直そんなにわかなかったんですよね。ステージに立ってもファンの方はいないので。でも実際にファンの方にお会いして、ようやくデビューした実感がわいてきました。

テオ:僕は人見知りなので、直接みなさんとお会いするのはドキドキしちゃうんですけど、次にまたそういう機会ができるまでには人見知りを直したいです(苦笑)。

――アメリカのファッション誌「VOGUE」の「7 New K-Pop Stars to Listen to Now(今聴いてほしい、新人K-Popスター7選)」に選ばれましたが、世界のファンの注目を感じることはありますか?

ジウン:今の状況が状況なので、僕らが海外に行ったりすることができないじゃないですか。だから反応もオンラインでしかわからないので、正直にいうと、僕らが注目を集めているという感覚はそんなにまだ感じたことがないですね。

インタク:僕もあまり実感はないですが、オンラインサイン会などでファンの方々が「今アメリカで人気があるよ」とか「日本でも有名だよ」と教えてくださるので「そうなんだ~」って。

ギホ:僕は「VOGUE」という世界的に有名な雑誌で僕たちのことを紹介していただいたということにものすごく驚きましたし、光栄に思っています。僕たちの音楽がたくさんの人に届いてるということを実感してジーンとしましたし、それだけ責任感とプレッシャーも感じました。世界中の人が僕たちの音楽を聞いて、ステージを観てくれているんだということを知って、僕たちももっとがんばっていいステージを作っていかないといけないなと改めて思いました。

――では、P1Harmonyだけの魅力はどこにあると思いますか?

ギホ:僕が思うには、アルバム制作にメンバーが参加していることがP1Harmonyの魅力につながっているんじゃないかと思います。6人全員が作詞・作曲に参加して、ラップメイキングをしたり、作詞をしたりしています。今回のアルバムでは「If You Call Me」でメンバー全員が曲作りに参加していますし、アルバム1枚につき最低1曲はメンバー全員が関わった曲が生まれているのも魅力なんじゃないかと思います。僕たちが伝えたいメッセージ、そして音楽を愛する気持ちがみなさんに届いて、魅力として感じてもらえているんじゃないかと思いますね。

テオ:全員が10代で平均年齢が低いので、若いパワーがあるのが魅力だと思います。

ジョンソプ:僕たちが歌っている曲のテーマが社会的な問題を掲げていることが多いので、そういうところも聴いている方の共感を呼び起こし、理解してもらえるんじゃないかと思います。

インタク:僕が思うには、いつも変化を生み出していこうという野心や情熱ですね。音楽に関しても、常に特別な、他とは違う雰囲気を出せないかといつも悩みながら探求しているのが僕らの魅力だと思います。ジェスチャーひとつにしても、常に研究して、より新鮮な姿を見せようという欲を持っています。


好きな日本の曲は?「眠れない時はジブリの挿入歌を…」

――ヒップホップをベースに、これから多様なジャンルの音楽に挑戦していくとのことですが、個人的に好きな音楽は? 日本の曲も聴きますか?

ジョンソプ:普段はヒップホップとジャズが好きです。でもその2つのジャンルの曲だけを聴いているわけではなくて、いろんな曲をジャンルにこだわらず聴くようにしています。ヒップホップを学ぶために日本の曲もたくさん聴いていて、最近はJP THE WAVYさんの曲を聴いています。日本の曲だと、ギターサウンドが使われている曲が好きですね。

ギホ:僕もヒップホップとジャズが好きだし、R&Bとソウルも好きだし、最近はヒップホップから派生したトラップも好きですね。あとはベッドルーム・ポップというジャンルが少し前からトレンドなので、そういう曲も聴いています。

テオ:僕もジャンルにこだわらず何でも聴くタイプですね。でも普段、好んで聴くのはバラードです。

インタク:僕はヒップホップもよく聴きますし、オールドポップも聴きます。好きなアーティストはマイケル・ジャクソン、クリス・ブラウン、ジャスティン・ティンバーレイク、ヒップホップではエイサップ・ロッキーが好きです。日本の曲は、特にこの曲というのではないのですが、ジブリの挿入歌が本当に好きです。時々ひとりでゆっくりしたい時とか、眠れない時に聴くのに最高です。

ジウン:僕はヒップホップも好きだけど、いろいろなジャンルを聴くほうです。でも洋楽を聴くことが多いですね。ジャスティン・ビーバーやポスト・マーロンとか。韓国のアコースティック曲もよく聴きます。日本の曲だとDISH//の「猫」という曲をファンの方がおすすめしてくださって、あと「Lemon(米津玄師)」とか。日本には日本だけの、独特の雰囲気をもつ曲がたくさんあるというので、いろいろと探して聴いています。シティポップも聴いています。いつか日本のファンのみなさんの前で歌えたら、すごくいいでしょうね。

ソウル:僕は普段、海外の曲を聴いています。アメリカとかフランスとかのラップ系で、歌詞は何を言ってるのかはよくわからないんですが(笑)、フリーダンスをするためにダンスに合う曲を聴いているって感じですね。日本の曲では、映画「君の名は。」の挿入歌の「スパークル(RADWIMPS)」が好きです。日本の曲の中では、語りかけてるような感じの曲が好きですね。

取材:安部裕子 / 尹秀姫

■リリース情報
2ndミニアルバム「DISHARMONY : BREAK OUT」
好評リリース中

【収録曲】
01. Scared
02. Reset
03. Pyramid
04. AYAYA
05. End It
06. If You Call Me

■関連サイト
P1Harmony日本公式Twitter:https://twitter.com/P1H_official_jp
P1Harmony LINE公式アカウント:https://page.line.me/723qwmqk

記者 : Kstyle編集部