ハン・イェリからキム・ジソクまで、ドラマ「私たち、家族です」放送終了を控え感想を語る“最後まで見逃せない”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=tvN
「(知っていることはあまりないけれど)家族です」が、最後まで心温まるストーリーで視聴者たちの共感を呼ぶ。

最終話まで残り2話となっているtvN月火ドラマ「(知っていることはあまりないけれど)家族です」は20日、俳優たちが明かす視聴ポイントと放送終了の感想を公開した。

「私たち、家族です」は最後まで予測できない展開を見せている。それぞれの方法で心の傷を癒し、安定を取り戻しかけた家族に、もう一度嵐が訪れた。過去の後悔を振り切って前を向いていた父親のキム・サンシク(チョン・ジニョン)は、手術後に心停止になり、生死の分かれ道に立たされた。末っ子のキム・ジウ(シン・ジェハ)は、家族に黙って外国行きを選択した。

また、キム・ウニ(ハン・イェリ)に対するパク・チャンヒョク(キム・ジソク)の告白で、15年来の友人関係にも変化がやってきた。お互いの秘密と心の傷を見せながら成長してきた2人が、果たしてどんな選択をすることになるか、その結末に関心が高まっている。

そんな中、ハン・イェリ、キム・ジソク、チュ・ジャヒョン、チョン・ジニョン、ウォン・ミギョン、シン・ジェハが語る最終話の視聴ポイントと放送終了の感想が公開された。

家族の間で奮闘しながら、最終的には家族を通じて“自分”を発見するキム・ウニの成長を、繊細かつ現実的に表現したハン・イェリは、視聴者から大きな支持を得ている。ハン・イェリは、スタッフや視聴者に感謝の気持ちを伝え、「ウニとして生きながら、たっぷり愛されたような気分だ。サンシク、ジンスク、ウンジュ、ウニ、ジウが、最後まで元気で幸せで愛されてほしい」とコメント。

彼女が語る最終話の視聴ポイントは「結局、重要なのは家族の一部である自分自身だ。登場人物それぞれの話と選択に集中して見ていただけたら、幸せな最後の放送となるでしょう」と話した。

キム・ジソクは“家族のような他人”であるパク・チャンヒョクを通じて、家族の問題を客観的に考える役割を果たした。思いやりが深く優しいウニの親友であるチャンヒョクを描いたキム・ジソクは、「撮影している間、とても幸せだった。キャラクターと作品以上に、俳優として多くのことを気づかせてくれたありがたい作品になった。ドラマを見ながら家族のことを沢山思い出し、簡単に言えなかった『愛してる』という言葉も、たくさん表現できた」と明かした。また「これからもずっとこの気持ちを保ちながら、我々の家族、皆さんの家族を沢山思いやって、心から愛していると伝えてほしい」と話した。

最終話まで残り2話となったことに対し、彼は「僕も本当に気になる。知っていることはあまりないこの家族が、最終的にはお互いを知ることになるか、知ったらどのように変化するか、そしてチャンヒョクとウニの愛の行方はどうなるか、気になる。一緒に最終回を楽しんでほしい」とコメントした。

大きな秘密の中心に立たされたキム・ウンジュ役はチュ・ジャヒョンが演じた。ウンジュの複雑な感情の変化を深く表現したチュ・ジャヒョンの演技に、好評が相次いでいる。彼女は「目を背けていた家族の話を前面に打ち出した作品だ。良い作品に出会えたことに感謝する気持ちで撮影に臨んできたけれど、最終話を控えて寂しい気持ちだ。思った以上に沢山共感してくださって、熱烈に応援してくださったおかげで、現場で大きな力になった。大切な作品として長く記憶に残ると思う。すべての方々に感謝を伝えたい」と感想を語った。

家族から抜け出したかったが、家族を通じて一段と成長したウンジュは、最後にどんな選択をすることになるだろうか。チュ・ジャヒョンは「一家の数十年間の出来事を圧縮してお見せした。結局は家族なので、お互いをもう少し深く見て、目を背けなければ、今よりも幸せになれるんじゃないかなと。そこにポイントを置いて、最後までドラマを楽しんでいただければと思う」と話した。

印象的な演技で視聴者の涙腺を刺激しているキム・サンシク役のチョン・ジニョンは、「普通、1つの作品が終わったら清々しい気持ちと寂しい気持ちが同時にあるけれど、今回の作品は名残惜しさのほうが多い。この作品の脚本家、監督、役者たちのおかげで、忘れられない思い出となった。このドラマが家族の大切さを思い出させる癒やしの作品になったら嬉しい。たくさん応援してくださってありがとう」と感謝を述べた。

無愛想で無神経な大黒柱として生きてきたサンシクの秘密と事情が明るみになるにつれて、家族と遠くなってしまった彼の人生が、視聴者に残念さを与えたが、サンシクが心の中に秘めてきた家族への愛は、切なさと感動を誘った。過去を乗り越えて、妻のイ・ジンスク(ウォン・ミギョン)と平凡な明日を生きて行くことを決心したサンシクは、脳腫瘍の手術の後、心停止になり衝撃を与えたが、再び笑顔の彼を望む視聴者が多く、サンシクの行方は最後まで見逃せない視聴ポイントになるだろう。

母親のイ・ジンスク役を演じたウォン・ミギョンは、家族のために献身してきた母の人知れない痛みをリアルに描いた。ため息にすらもジンスクの苦しい人生を表現したウォン・ミギョンの演技は、涙腺を刺激した。彼女は「撮影現場でお互いに配慮し合って応援する姿が良かった。大変な状況だったけれど、本当に幸せだった」と語り、「このドラマを通じて、家族について色々なことを考えさせられた。生涯を家族と共に過ごしながら、母親として、妻として十分やってきたと思ったけれど、このドラマを通じて『思い違いではないか?』と自分を振り返って反省するようになった」と明かした。

また「家族は、自身だけの痛みを心の中に持っているように思う。1人だけの痛みを我々が解決することはできないけれど、理解して関心を持ってあげなければならないと思う。私たちの家族、そして周りの家族とも関心と愛を分け合いたい。最後まで見守ってくださった皆さんに感謝を言いたい」と心温まる感想を語った。

末っ子のキム・ジウ役を演じたシン・ジェハは、そうそうたる先輩俳優たちの中でも、自身だけの魅力で熱演した。シン・ジェハは「いつも作品が終わるたびに複雑な気分になって、清々しい気持ちや残念な気持ちが同時にある。しかし、今回は心がとても痛い。すぐに会いたくなると思うし、恋しくなると思う」と感想を明かした。

騒ぎが絶えない家族の間で、無法地帯のようだったキム・ジウも変化を迎えた。彼は「最後まで騒動が後を絶たない。その騒動の中で、それぞれのキャラクターがどんな痛みを経験して、どのように立ち直るか、僕の家族がどのような結末を迎えるか楽しみにしてほしい」とし、「ぜひ自分の家族に『愛してる』と沢山伝えてほしい。いくら家族でも表現しなければ分からない」と話した。

記者 : キム・ミョンミ