放送審議委員会、Mnet「PRODUCE」シリーズに意見陳述の聴取を決定…“メディアの信頼性を低下させた責任を問う”

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写真=Mnet
国民が番組に参加することをスローガンに掲げたが、複数のシーズンに渡って、視聴者の投票結果を操作して物議を醸したオーディション番組、Mnet「プロデュース101」「プロデュース101」シーズン2、「PRODUCE 48」に対して“意見陳述”の聴取が決定した。

放送通信審議委員会の放送審議小委員会(委員長:ホ・ミスク)は7月1日、ソウル木洞(モクトン)放送会館で会議を開き、「検察調査の過程や第1審の判決で、投票操作の事実が明らかになったので、当該放送局に対する意見陳述が避けられない。国民プロデューサーを標ぼうし、公正な審査を前面に打ち出したが、視聴者投票の結果を操作するという前代未聞の事態を招き、公的なメディアとして放送の信頼性を低下させた責任を問わざるを得ない」と判断の理由を明らかにした。

「プロデュース」シリーズの他にも、ドラマで登場人物の自殺方法や現場などを具体的に見せるなど、青少年視聴保護時間帯を含めて循環編成したOCN、OCN Movies、OCN Thrillsの「ルガール」と、心中のニュースを伝えながら自殺の場所や手段、方法などを具体的に描写して報道した木浦(モクポ)MBC TVの「MBCニュースデスク」、出演者たちがお酒を勧めるなど、露骨な飲酒放送を配信したり、当該酒類の商品名や価格などを具体的に言及するシーンを、青少年視聴保護時間帯に循環編成したRTVの「水曜飲酒会」、青少年視聴保護時間帯に青少年有害媒体物として決定・告示された曲を放送したSBS AM「ナルシャのアブラカダブラ」に対しては、それぞれの行政指導である“勧告”を決定した。

また、遺体の金歯を盗んだ葬儀指導士のニュースを伝えながら、遺体の顔や頭部が露出した防犯カメラの映像を、ぼかし処理をして放送したJTBC「ニュースルーム」に対しては、行政指導である“意見提示”を決定した。

一方で、当事者が認知していないにも関わらず、録音した内容を代役を通じて再現しながら、演出の事実を同意なしに放送したSBS TV「気になる話 Y 第2部」に対しては、“意見陳述”を聴取した後、審議することを決定した。

“勧告”または“意見提示”は、放送審議に関する規定違反の程度が軽微な場合に下される“行政指導”であり、審議委員5人で構成される小委員会が最終議決して、当該放送局に対する法的不利益は与えられない。

放送審議に関する規定違反の程度が重大な場合に下される“課徴金”または“法定制裁”は、小委員会の意見に従って審議委員全員(9人)で構成されている全体会議で最終的な議決され、地上波、報道、総合編成チャンネル、通販PP(チャンネル使用事業者)などが、課徴金又は法定制裁を受ける場合、放送通信委員会が毎年実施する放送評価における減点を受けることになる。

記者 : キム・ミョンミ