“現役高校生ラッパー”BIG Naughty「勉強と音楽活動の両立…2つの人生を生きる気分」(動画あり)
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ありきたりな表現だが、“彗星のごとく登場した”という言葉が一番よく似合う。ヒップホップシーンではもちろん、同年代のラッパーたちにもよく知られていなかったが、初めて出演したオーディション番組で3位になった。2003年生まれ、テウォン外国語高校1年生のラッパーBIG Naughty(ソ・ドンヒョン)の話だ。Mnet「SHOW ME THE MONEY8」に出演し、若いにもかかわらず、ウィットに富んだシンギングラップでセミファイナルまで一気に進んだBIG Naughtyは決勝戦で惜しくも敗れたが、その可能性を認められH1GHR MUSICの新しい末っ子になった。より高いところへ向かうスタートラインに立ったBIG Naughtyの可能性が期待される。
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BIG Naughty:実感しています。街を歩いている最中に、人々に気付かれることが一番不思議です。親と一緒にいる時、気付かれたらありがたいし、胸がいっぱいです。
――「SHOW ME THE MONEY」放送後、H1GHR MUSICにも入りましたし、忙しかったと思います。
BIG Naughty:その通りです。「SHOW ME THE MONEY8」が終わって、中間テストが終わってからすぐH1GHR MUSICに入ることになって、休む暇もありませんでした。会社の兄さんたちと仲良くなる時間も持ったし、準備していた楽曲の作業も終えて1ヶ月ほどは時間を忘れるほど忙しかったです。
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BIG Naughty:本当に優しくしてくれます。もちろん、今も仲良くなっている過程なのですが、それでも最初の時よりはずいぶん気が楽になりました。日常の話もたくさんするし、この前修学旅行に行って来ましたが、楽しかったかと聞かれました。ハハ。
――H1GHR MUSICの末っ子だったHAON(キム・ハオン)が、末っ子の座を譲って喜んでいるのではないですか?
BIG Naughty:それでハオン兄さんと結構親しくなりました。合流を祝うプレゼントもくれました。ハオン兄さんが一番歓迎してくれたようで感謝しています。まだH1GHR MUSICの家族になったことをそれほど実感できません。兄さんたちとたくさん公演したわけでもないので、まだ実感が湧いてきません。
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BIG Naughty:これほど音楽を本格的にするようになるとは思いませんでした。中学1年生の時から音楽を本当にたくさん聴きました。中学2年生の冬に、僕も一度歌を歌ってみたいと思って趣味で音楽を作ってみました。スマホで録音してアップロードしたところ、友達の反応が良かったんです。その時まではただの良い趣味だと思って、普段と変わらない生活をしていました。3年生の冬にもうひとつ楽曲をアップロードしましたが、それも反応がよかったです。でも、正式に音楽をやろうと思ったわけではありません。
――では、「SHOW ME THE MONEY8」はどうして応募したのですか?
BIG Naughty:普段からオーディション番組をよく見ていました。「僕もあの番組に出たらどうだろう」と時々思いました。でも、音楽をきちんとやる気になれなくて、いつもただ考えるだけでした。高校に入学して、本格的に高校生活を始めたら一度だけ試してみたいと思いました。勉強に集中しなければならない時期だから、音楽に時間を使える余裕がほとんどないでしょう。最初は「SHOW ME THE MONEY8」に出て実力が足りないことに気付いて、未練を捨てるために挑戦したわけです。母親と「SHOW ME THE MONEY8」について話した時も、一度挑戦してみて(ダメだったら)高校での生活に集中して、大学に進学した時に、またきちんと音楽をしようと妥協しました。なので、応募のために提出した映像が合格したという話を聞いた時、皆当惑しました。やっと決めたのに逆に合格しちゃったわけです。その時からは躍起になって、毎ラウンドごとに集中していたと思います。ここで落ちたら僕はまた日常に戻って勉強しなければならないから、少しでもやりたいことをやりたいと思いました。
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BIG Naughty: 父は、ただ喜んでいるわけではなさそうでした。子育てをしながら親として望んでいることがあるじゃないですか。音楽の方は、一度も考えたことがなかったそうです。それで戸惑って心配していました。1次合格と言われた時は、良い経験だと思ってまた勉強しなさいと言ってましたから。2回目もお祝いはしましたが、ほぼ同じ反応でした。3次に合格する時まで諦めなかったのですが、16人が残っていた時はトップ8に入ったら認めるとおっしゃいました。でも、トップ4にランクインしてからは、本当に喜んで番組を見に来たりしました。徐々に変わったと思います。母もそれほど反対しませんでした。母は僕と同じくらいヒップホップが好きです。ヒップホップに詳しいです。ヒップホップレーベルも、海外の歌手たちについてもよく知ってます。ヒップホップを初めて聞かせてくれたのが母です。なので「『どうしてあの時、ヒップホップを聞かせたんだろう』と後悔してる」と言っていました。ハハ。
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BIG Naughty:ラップの歌手なら誰でもそうでしょうが、どんなラップネームをつけるかたくさん悩みます。最近では「Little」の略語である「Lil」をよく使いますが、僕は逆にその反対の「Big」から始まるラップネームを作ったらどうかなと思いました。普段から「Lil Yachty」が好きで、似たような感じでラップネームを作りたいと思いました。それで、ステージの上で走り回る、すごく大きないたずらっ子になりたいという意味を込めて「BIG Naughty」という名前をつけました。
―― BIG Naughtyと言えば、外国語高校に通うラッパーという説明が一番最初に頭に浮かびます。
BIG Naughty:実は少しプレッシャーです。僕がどんな大学に進学するのか、皆期待してるような気がしますので。ハハ。それで音楽をしながら勉強を諦めないところがあります。ハハ。僕にはよい影響でしょう。
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BIG Naughty:最近ではとても面白くていいです。普段はできないことでしょう? なので、それほど辛くはありません。学校が終わったら変わるのがとても面白いです。スーパーマンやスパイダーマンのように、2つの人生を生きている気分です。
――曲を作るとき、どこからインスピレーションを受けますか?
BIG Naughty:珍しいですが、勉強に関連したことからインスピレーションをたくさん受けると思います。決勝曲「Astronaut」の歌詞の中にある関数に関する話やその時々に感じること、あるいは僕が読んだ本など、たくさんのものからインスピレーションを受けます。母がなんとなく言ったことからインスピレーションを受けることもあります。本当に歌詞が思いつかない時は、1週間以上曲を作っている時もあります。インスピレーションを受けたら、5分で歌詞を書くこともあります。
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BIG Naughty:決勝曲も母からインスピレーションを受けたんです。僕が歌詞を口ずさんでいたのですが、母が聴いてみたところ「星の王子さまになった視点から話をしてみたらどう?」と言われました。
――他のラッパーに比べ、BIG Naughtyだけの長所があるとしたら何でしょうか?
BIG Naughty: 様々なジャンルができるのが一番大きい長所だと思います。シンギングラップの他にできるジャンルが多いです。それを一つずつお見せして人々を驚かせたいです。まだ世の中に公開していないものがたくさんあります。そして僕と同じ年齢のラッパーと比べてみたら、音楽に接する態度が真剣だと思います。もちろんこれは僕だけの考えですが。ハハハ。アルバムを作る時の完成度を重視しますが、それが僕の強みになるのではないかと思います。
――音楽への欲が強いだけに、やりたい音楽も色々あると思いますが?
BIG Naughty:とても多いです。R&Bやジャズ風、バンドサウンドもやってみたいです。どんなジャンルをしても僕の音楽で人々を励ますことが出来たらいいですね。
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記者 : パク・スンヒョン