今月の少女(LOONA) チュウ、ウェブドラマ「必需恋愛教養」で演技に初挑戦“大好きなチキンを思い浮かべて…”

OSEN |


今月の少女(LOONA)のチュウが、初めて演技に挑戦したtvN Dウェブドラマ「必需恋愛教養」は、“恋愛学概論”という実際の大学の講義からモチーフを得た作品である。“恋愛の美学”という大学の授業を聞く“Some”(Somethingの略、男女がお互いに好感を持っている段階)はいいけど恋愛は嫌な大学生、恋愛センスも恋愛経験もない独り身、大学生になって倦怠期を迎えたカップルまで、様々なキャラクターたちの話を描いた。

20歳の初々しい青春男女が繰り広げるSomeとロマンスが、ピンク色のときめきを与える「必需恋愛教養」。第1話からハン・ウンソル(チュウ)は、優しいイム・ハジュン(キム・ミンチョル)に“クムサッパ”(すぐ恋に落ちるという意味)して、その期待に応えた。

チュウは「必需恋愛教養」の始まりを飾った。イム・ハジュンにすっかりハマって、バカバカしい恋愛をしている親友カン・ジヨン(fromis_9 チャン・ギュリ)に授業を勧めることからストーリーが始まる。チュウが「必需恋愛教養」の扉を開けたと言っても過言ではない。

チュウが務めたハン・ウンソルは、視聴者たちに代わってときめきを与えるキャラクターだ。すぐに恋に落ちる“クムサッパ”なので、そのような一面を説得力ある形で、よりドキドキするように表現しなければならないという負担があった。

「演技する時、ハン・ウンソルというキャラクターを見て、視聴者をドキドキさせなければいけないと思いました。だから元気で明るい一面と、ドキドキする様子を表現する時は、私が好きなチキンを思い浮かべました。逆に、暗い一面を表現する時は、怖い路地を歩いているという気分で演技しました。2つの感情に差をつけようと思いました。その差が大きく出る必要があると思ったので」

「チキン」や「怖い路地」を思い浮かべたという点が新鮮だ。自身が感情を入れやすい対象を設定して、入り込みやすくしたためだ。一風変わっているけど可愛い、そして斬新なチュウの考えを垣間見ることができる部分だ。

“恋愛の美学”で学生たちは授業を聞きながら、3人のパートナーに会う。ハン・ウンソルはイム・ハジュン(キム・ミンチョル)、チョン・スロク(THE MAN BLK チェ・チャニ)、チャ・ジュウォン(オ・セヨン)に会う。イム・ハジュンとチョン・スロクには“クムサッパ”になるが、目から鱗が落ちるにはあまり時間がかからない。特にチュウは、同じ“クムサッパ”だが、最初のパートナーと2人目のパートナーを差別化した。

「最初のパートナーは、ものすごくドキドキする感情を表さなければならないので、私が一番好きなブランドのチキンメニューを思い浮かべました。2人目のパートナーは、最初のパートナーよりは少し弱めに表現する必要があったので、普通のフライドチキンを思い浮かべました。実はどっちも好きではあるんですけどね」

何よりも劇的なのは、2人目のパートナー チョン・スロクとのエピソードだ。2人の話は恋人だけでなく、友人などの人間関係においてもメッセージを与える。お互いの行動を誤解して、大きく傷つける話であるためだ。

その過程で、以前同じようなことで傷ついて、トラウマが生じたハン・ウンソルの過去も明らかになる。ハン・ウンソルが誰よりも明るかった理由は、トラウマを隠すための、一種の自己防衛だったのだ。

「ハン・ウンソルというキャラクターに傷があったことも、トラウマがあったからもっと明るくて行動していることも、最初は知りませんでした。思っていたよりどんでん返しがあったので、面白かったです。明るいばかりの子だと思っていましたが、魅力も感じてその気持ちが分かりました。傷があったからこそ、人々にもっと近付こうとしたんじゃないかと思います」

ギャップのあるキャラクター ハン・ウンソルを演じるチュウに、好評が相次いだ。正式に演技を習ったことはないが、自身だけの方法でキャラクターにアプローチして、表現のために入り込みやすい対象を設定するなど、努力が通じたのだ。

「元々、記事のコメントや反応をあまり読む方ではありません。流されやすいからです。初めて演技をしたので好奇心で読んでみたんですが、キャラクターがピッタリだと言ってくださったり、他の演技が楽しみだという反応などがあって感動しました。感じたことも、勉強になったことも多いです」

「必需恋愛教養」の16エピソードを通じて、間接的に授業を聞いたチュウは、自身がもしこの授業を講義にすることになったら、どんなことを教えたいかも明かした。これと共に、自身の講義を聞かなければならない学生についても話した。

「理解すること、謝ることに対して話すと思います。人によって考えや感じること、傷つくポイントは違いますよね。お互いを理解し合わなければならないことや、謝り方について教えたいです」

記者 : チャン・ウヨン