俳優チョン・テスさん（34）が姉ハ・ジウォンと家族の中で永眠した。

23日10時、ソウルのある総合病院でチョン・テスさんの出棺式が行われた。遺族側の要請に従って非公開で静かに行われた。ハ・ジウォンをはじめとした家族たちは涙の中で彼の最後を見送った。

チョン・テスさんは21日、享年34歳の若さで亡くなった。彼は普段から、うつ病で着実に治療を受けていたと伝えられた。2014年に出演したMBC「帝王の娘 スベクヒャン」以来作品活動がなかった彼は、最近状態が好転し、最近まで俳優としての復帰を具体的に論議してきた。そのため、彼の訃報はより衝撃を与え、人々を悲しませた。

故人の姉ハ・ジウォンは悲しみながら3日間喪屋を見守った。22日から出演映画「マンハント」のPRスケジュールが予定されているが、ハ・ジウォンは悲しむ中でも直接所属事務所側に訃報を伝え、了解を求めた。

チョン・テスさんは1男3女の末っ子で、2番目の姉ハ・ジウォンは俳優の先輩として弟を愛し、アドバイスを惜しまなかったと伝えられた。しかし弟の作品活動に対してはどんな助けも与えなかった。ハ・ジウォンは「私よりもっとかっこいい俳優に成長してほしい」という気持ちを伝えながらチョン・テスさんを応援した。

チョン・テスさんはハ・ジウォンの助言に従って、除隊後の2007年に「愛するのに良い日」でデビューした。その後、SBS「王と私」、KBS 2TV「トキメキ☆成均館スキャンダル」、JTBC「宮中残酷史－花の戦争」、MBC「まるごとマイ・ラブ」「帝王の娘 スベクヒャン」などに出演して愛された。彼は優れたルックスとカリスマ性溢れる演技で視線を集めたが、“ハ・ジウォンの弟”というレッテルを外すことはできなかった。チョン・テスさんはこれに対する心理的なプレッシャーを感じていたと伝えられた。

チョン・テスさんの死亡にネットユーザーの哀悼が続いた。同僚たちもSNSを通じて哀悼を示した。チョン・テスさんと親しかったJewelry出身のチョ・ミナは「テス…私が思ってたより、私に愚痴をこぼしたことより、もっと痛かったのね」と痛みを分かってあげられなかったことを謝罪した。しかしこのコメントはネットユーザーからの非難で削除された状態だ。また、歌手兼女優のハリスは「故人のご冥福を祈ります」と哀悼した。

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